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アクセス解析

と言うのモノがあります。
このページがどのくらいの人数に、どのような時間帯に、どんなブラウザでご覧になって頂いているのかといったデータが分かるモノです。
データというと不安を感じさせるかもしれませんが、悪用なんかできる代物ではないですので、気にしないでください。
でね、面白いのが、OSも分かるんですよコレ。でねその内容がね。

1位、Windows XP 22

まぁ窓XPは現役バリバリですからね。当然の結果です。

2位、MacOSX 3

Mac!!誰ですかそんなお洒落さんは!!てかMacにペンティアムが載るとか載らないとかで話題でしたが、あのCMの「今まで単純作業を強いられていたペンティアムがMacで新たな可能性を云々」って謳い文句は
世の中的にいいんでしょうか?結構心配です。

3位、Windows 2000 2

これまたレアな。…鯨か?まぁ2000は使い勝手一番いいですね。
XPをわざわざ2000風にして私は使ってます。

さてそして私を驚かせた栄えあるOSランキング最後尾を飾ったのは…

Windows Me 1

Meタソ!!!!!!スゲェMeタソですよMeタソ!!!!
…すいません取り乱しました。えー私も一時期使っていたOSですね。
たしか98系からNT系を統合してXPを作ろうとしたその過渡期に作られたMeタソは、その余りの不安定っぷりに、多くのユーザーをブチキレさせる反面、しかしそのダメっぷりがかえって一部のユーザーに「ドジッ子的魅力」を覚えさせ、「Meタソ」の愛称で今も称えられる伝説のOS

凄い。今も現役とは。

まさかアクセス解析がこんな世紀の発見を齎してくれるとは思いませんでした。1名のMeユーザー様。何卒末永く使ってあげてください。彼女は彼女なりに頑張っているのですから。……彼女?

勤め先が

千葉から横浜に変わり、往復で2時間少々の時間が生まれるようになりました。というわけで、新宿に通っていた時代と同じように、車内読書の時間が取れるようになりまして、私としては大変有難いわけでございます。
で、久方ぶりにというか、数年ぶりと言ってもいいくらい、素晴らしく刺激のある本に出会いました。

「Web進化論」

です。
どういう本かと言いますと、皆さんご存知の「google」という会社を手掛かりに、今起こっているネットの革新と今後の方向性が書かれた物です。
これが面白い。今までなら空想の世界の話だったことが、本当にリアリティを持って実現可能性の高い夢として描かれています。例えば、ネットが齎す全世界的な富の再分配や、従来の「権威」を突き崩す、真の意味での「価値ある」情報整備などなど。読んでいて純粋にワクワクするような、そして同時に様々な思索の契機になるような、素晴らしい内容です。是非皆様ご一読ください。ここを読んでいる皆さんなら絶対に面白いと思えるはずです。

…さて私は今「面白いと思えるはず」という、上から見たような書き方をしました。何故か。
この本を読んでも「面白い」と思えない人間も確実に居るからです。じゃあどういう人たちがそう思えないのか。それは単にネットを利用しない人、ではなく、ネットを忌避する人々、更に言えば、既存の表現に携わる人々の中で且つ既得権益にあやかっている人々、です。

ネットの広がりにより、多くの人間が「表現」の手段を持ちました。まぁその多くは取るに足りないものですが、何せネットは参加者が無限に等しいほど莫大です。つまり面白いもの、価値あるものが1/100の割合しかなかったとしても、100万も1000万も分母があるのですから、とんでもないことになるわけです。しかも、今googleを筆頭とする検索システムの精度の向上は日進月歩ならぬ秒進分歩。途方もない速度で成長します。結果、面白いもの価値あるものが、簡単に検索でき、手に入れることができるということになります。そして、最も重要な事は、その価値ある情報がネットでは「無料」だということです。…これは既存メディアには恐怖でしょう。
ネットの情報など 素人の書く物だ、というタカのくくり方もあるでしょうが、じゃあプロの物書きの果たしてどの程度が、膨大な数居る「素人物書き全員」を凌駕できると胸を張れるでしょうか??
編集者の「価値ある情報を整理しパッケージングを行う」という作業も、それがネットの検索システムに凌駕される日はそう遠くありません。
今後、「情報の世界」に大変革が訪れます。確実に。…ワクワクしますね。
今のこのクズの様な情報が散乱する状況が、一変するかも、否、するわけですよ。既得権益や権力構造、その他有形無形、有象無象にガンジガラメにされて、本質を喪失したジャーナリズムが、メディアが、強制的に、変革を強いられるわけです。これが楽しくないわけがない。

ネットが世界的に広がったのは95年。それから10年を経た今、ようやく、漠然としていた「ネットの将来像」が見えて参りました。というわけで、これから先の10年、それが実現するか否か、我々はちょうどその過渡期を生きるわけでして。大変楽しい時代になりました。
そういうことを実感させてくれる本です。もう一度申します。是非、ご一読下さい。

…もう読んだわ(゚Д゚)ゴルァ!という方々は正直スマンカッタ。

予告

を無視してでも語りたい熱い書籍に出会ったのですが、予告無視は信義誠実の原則に悖りますので、先日の続きです。…って何の話でしたっけ(ぉ
ええっと、そうそう文章を書くのが仕事にどう役立つかというお話でしたね。

幾ら私が速攻で仕事を終わらせるとは言え、職場でここの文章を書くのに
2時間も3時間もかけるわけには流石にいきません。大抵30~40分。無論、分量や内容にもよりますが長くても1時間でしょうか。まぁ要するに、時間がありません。書き始めたら最後まで一気。文章を練り直す時間なんてサッパリないわけです。
まず上記が重要なトレーニングその1です。
また当然ですが文章を書くには、書く対象についての知識、情報が要ります。何某かの記事、或いは日々の思索、ここに書くに際して様々なネタがありますが、まぁ幅広い情報が必要になります。従って常に多くの情報に接し、且つそれに対して自分なりの考察、見解を持つということに求められますね。これが、その2。
そして最後、何が何でもとにかく読み手に伝わりやすいように書くということ。これがその3。
要約しましょう。

1、時間制約から来る、(ほぼ)リアルタイムの思考表現。
2、常時様々な情報を吸収する事と、それを整理し且つ自分なりの考えを持  つこと。
3、他者を意識する事で、独善に陥らず、客観性を保つこと。

と、ここまで整理すればその種のトレーニングが、仕事だろうがなんだろうが、色々な事に役立つ事は自明ですが具体的に役立つ実例を挙げましょう。
会議の場を思い浮かべてください。何か皆で話し合い解決しなければならない問題があるとして、私が進行役だとします。
まず「解決しなければならない問題」の、そもそも何が「問題」なのか、その要点を掴む必要があります。―難しそうに見えますがこれは決して難しくありません。そもそも問題が発生するということは即ち「目指すべき目標」と「現実」に乖離があるからです。つまり組織の「目標」と「現実」を正確に把握していれば「問題」の本質は簡単に明らかになります―
それを皆に説明します。そして全員が「何が問題か」を理解できれば…言い方を換えますと、全員が目標と現実を正確に把握できれば、次はその解決方法を、ギャップをどう埋めるかを皆で考えていくわけです。
当然、様々な意見がでます。聞くべき意見、そうでもない物、意外な盲点、トンチンカンな視点、玉石混交様々です。それを瞬時に取捨選択し、統合する。統合して、皆に示す。それに対して再度意見を請う。上がった意見から微調整を加え、再度皆に、とにかく分かりやすく示す。
全員で問題解決の方向性と方法を共有する。会議終了、あと実務。

…上記を文章作成に置き換えてみましょう。

まず「書こうとするネタ」の何がポイントか、その要点を掴み、書くために様々な情報を手に入れ、玉石混交の中から情報を取捨選択し、とにかく分かりやすいように文章を書き進める。文章を書きながら即ちリアルタイムで思索を進める。書き上がった文章に微調整を加えアップする。終了。

如何でしょうか。殆ど同じでしょう?

こーゆー議事を行う人間はあまり居ませんので組織の中で希少性を持つ事ができるのも一つの特典です。別に会議に限りません。客相手の商談やその他様々なビジネスシーンに応用できます。文章を書く力が備われば、顧客へのメール作成にも役立ちますし、文章が書けるということが組織に認められれば、対外的な公式文書の作成まで任されるようになります。
だからと言ってそれが金になるわけでは全っっくないのがタマニキズ。
継続は力なり。ピカピカの1年生もダルダルの6年生になる6年目。そーゆー特典くらいあったってバチはあたらないでしょう。
日々の文章作成が、組織の中で希少性を発揮することに繋がる。という嘘のようなお話でした。

…さて、というわけで次回は、冒頭にもあるお勧め書籍のお話です。

先日

友人と飯を食べた時「文章を書くということ」がネタになりました。
話を聞いていると、彼が言うには「短い文章は書けるが長い文章は苦手」ということです。なかなか興味深いと思いました。
長い文章とはどの程度の分量でしょうか。2000?4000?それとも20000字?昔懐かしい原稿用紙に換算すればそれぞれ5枚、10枚、50枚ということになります。原稿用紙5枚は小学生の作文レベルの量。でも10枚はかなり長いか。そんな気がしますね。

では何故「長い文章は書けない」ということになるのでしょうか。
文章を書くということは、つまり何事かについてまず説明を行いそこに自分の考えや主張を織り込むということです。自分の考えや主張が難しい内容であれば小難しい文章になりますし、笑い話なら、笑い話になります。
長い文章を書くのが難しいと言われる所以は、書いている途中で自分の論旨が不明確になり何を書いているのか自分でもよく分からなくなるからではないでしょうか。そんな文章は書く方も苦痛ですし、読む方は災難でしょう。じゃあ短い文章の方が楽なのか?
そんなこともありません。短い文章ほど、洗練が必要になります。
10も20も話したい内容があったとして、それを5にまとめきるには、内容の取捨選択、説明の簡素化、表現の適切化が不可欠です。つまり短くても深い文章を書くには相当の文章力が必要となります。
…となれば、じゃあ長い文章の方が楽なのか?
ある程度書き慣れた人間にとって、長い文章を書くことは容易な事です。10も20も話したい内容があれば、それをそのまま10や20書けばイヤでも長くなります。論旨を押さえさえすれば、長い文章を書くのは難しくも何ともありません。
しかし。ここで重要なのは「書くこと」は簡単でも「読ませること」は容易ではない、ということです。
長い文章を読む場合、当然読み手は集中力を要求されます。自分が興味有る分野に関しては集中力を持続するのは容易ですが、そうでない分野に対して集中力を持続できる奇特な人はそうそういません。
じゃあ自分が書く文章の内容は万人に対して集中力を持たせるに足る分野と内容か?んなわけはありません。それじゃあどうするか?短い文章を書く時の洗練を、長い文章でも同じレベルで行う事が必要になります。これが容易ではありません。

要約しましょう。

1、自分の考えを適切にまとめるという意味において短文は難しい。
2、自分の考えをそのまま述べるという意味において長文は容易。
3、興味の無い読者の目をも釘付けにするような長文は、至難。

私は無論のことながら1と3を心がけておりますが、しみじみ文章を書くって大変ですね。それをかれこれ6年か。暇以外の何物でもない。しかもほぼ全て職場で書いてるってどうよ?いやでも文章を書くというのは仕事にも大いに役立つわけでして、じゃあどう役立つかはまた次回。

というわけで

リュークにまんまと騙されたわけですが。

それはさておきF1ですよ皆さん。ニュルGP。
顎の完全勝利でした。完璧な勝利です。ヤバイ。これは顎の全盛期のレース運び。もうサンマリノからルノーは完全にフェラーリに翻弄されてます。まだまだ役者が違ったか。
敗因は単純にスピード不足ですね。それ故に軽くして無理矢理顎の頭を抑えた。しかし第2スティントで息が切れて、顎にまんまと出し抜かれる。そりゃそうだ。そーゆー勝負の勘所での顎の集中力は宇宙一ですから、そんな戦略で挑んでも勝てるわけがない。今回もいいものを見せていただきました。
さてマッサ。1コーナーで顎に並びつつもちゃんと退きましたね。また説教部屋かと思いましたよ。ただアロンソを追えないのがよろしくない。3位フィニッシュは今回のフェラーリのポテンシャルから考えれば、最低限の仕事としか言えません。やっぱり説教部屋ですね。
ライコネン。最速と思われていたマクラーレンがどうにも伸びない。エンジン変わって2万以上ブン回るらしいですが、どうにもダメ。もっともっと頑張りましょう。
バリチェロ。お疲れ様です。その辺が精一杯でしょう。ホンダ頑張れ死ぬほど頑張れ。
フィジコはおくとしてニコ。やるね、流石だね。いい仕事です上出来です。相変わらずコスワースエンジンが大変なようですが、よく頑張りました。来年からどこに乗るんでしょう。

というわけでヨーロッパラウンドも2戦が終わり、方向性が見えてきました。ルノーが遅いわけでは決して無いですが、今回はフェラーリが純粋に速かった。これでどうやらルノー、フェラーリの二強という図式が見え始めました。それにしてもマクラーレンがおかしい。去年のニュルなんかは(結果的にはライコネンは吹っ飛びましたが)速さはピカイチでした。しかし今年は遅い。ここから巻き返したとしても、去年同様追いつくのは至難でしょう。いやしかし面白い。去年はフェラーリがクソでしたが今年は面白い。やっぱり同じレベルのマシンで戦いあっての勝利こそが本物でしょう。
アロンソはここが正念場。今年の顎を破ってチャンプになれば、本物の本物です。
いや面白い。ますます目が離せないヨーロッパラウンド。次戦カタルニアの風はどちらに吹くか。来週も見物です。

追記
西岡の実況は、大変まともで大変結構です。今後全戦貴方がやってください。ていうか、やれ。もう竹下はいらない。本当にいらない。頼むからやめてください。ごめんなさいもう寝ます…寝る?

中東の

不安定な情勢の煽りを食らって最近の原油高、ガソリン高は非常に深刻なようです。なんだか5月から更にガソリンの値段があがるとかあがらないとか。流通業初め、数多の業種業界が大打撃でして、もう企業努力では
対応不能。値上げ止む無しの状況だと悲痛な声がニュースからは聞こえてきますが。私には不思議でならないことがあります。
というのも、何故誰一人として

1リットルあたり約54円というキチガイじみて高いガソリン税に対して文句を言わないのか?
更に、二重課税になっているガソリンへの税制に何故文句を言わないのか?
ということです。

54円ですよ皆さん。おかしいと思いませんか?そもそも原油高は国際情勢から派生している問題です。昨今の異常なまでの原油高に関して、産油国との外交戦略の方向性に、その責任の一端が無いとは絶対に言えません。にも関わらず、その責任を回避し、国民からはちゃっかり金を巻き上げる姿勢が気に入りませんし、一番腹立たしいのは何と言っても二重課税。
ガソリンを買えば分かりますが、消費税は普通に5%に掛かってます。
しかしその「税抜き価格」の内訳は「正味のガソリン価格+ガソリン税」ですので、要するにガソリン税というムナクソ悪い税金に更に消費税を重ねて払っているわけでして。
二重取りされてるんですよ。超絶ムカツク。

企業努力も勿論大切ですが、そーゆーことをちゃんと声を大きくして
何故言わない?
発泡酒、雑酒の税制改訂に関してもそうです。何故社長さんたち、ああも
簡単に増税に頷く?
マスコミもマスコミです。そういう問題を何故取り上げない?
堀江の保釈なんてどーでもいいだろう。
…そんな姿勢だから国に舐められるわけですよ。負担が国民にのみ、のしかかるわけですよ。二重課税に関してはタバコも酒もそうです。まぁタバコや酒は嗜好品ですから1000歩くらい譲って許すとしても、ガソリンや軽油は日本経済にとって死活問題です。各企業はどこも1円どころか1銭単位でコストを切り詰めているわけでして。54円の5%、つまり3円だとしても積り積れば馬鹿にできません。

と、この超従順な日本民族の特性に疑問をもちつつ、車検から帰ってきて更に調子がよくなったアルピナ号は、しかし、ガソリンの残量の少なさを示す赤ランプが点灯し始めまして、いやいやながらもガソリンを入れざるを得ない今日この頃です。あぁ諭吉タソが。

ネタバレ

大爆発なので、デスノート単行本で読むよ派はシカトで
宜しくお願いします。

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サンマリノ

GPでした。今年の趨勢を占う重要なGPだと私は連呼し、一人盛り上がっていたわけですが
実際のレースはどうだったのか。
これが凄かった。本当に凄かった。
てか、顎がついに66回目史上最多となるのポールポジションをここイモラで獲りました。無論、偉大な記録ですし、大変な功績ですが、ただ、イモラで獲られたことにちょっと、否。かなり複雑な思いを持ちましたね。
タイムを見るに明らかに軽いわけでして、おいおいそれだけを狙ったのかと。イモラでセナの記録を破るためだけにやったのかと。正直気分がよくなかったわけですが、しかし。

決勝

極めてキレイにスタートを切る顎。一気に逃げを打ちます。追うアロンソはしかし、マッサに抑えられます。マッサもようやく自分の仕事を覚え始めたようですね。さて一回目ピット作業が終わった段階で、マッサはお役ゴメン。顎、アロンソの順です。本来であれば、リードを保ち悠々行けるはずが、顎のタイムが伸びない。てか一回目の給油でたらふく入れてるハズのアロンソが速すぎる。みるみるマージンを削り、34,5周目にはテールトゥノーズです。しかしそこからが凄かった。
アロンソは約2秒遅い顎をつつきまわしますが、ここはイモラ。そうそう抜けません。
ここでルノーは考えた。ここでチンタラやってないで、先にピットに入れてしまい、フレッシュタイヤの威力でアウトラップを稼ぎ、一気に顎の前に出る、という作戦です。何故顎より燃料積んでるにも関わらずこのような勝負に出たのか?不安だったんでしょう。顎は確かにタイムが伸びませんが、ピット後にバランスを改善する可能性は十分あります。まして石橋さんとこのタイヤは換えてすぐが滅法速い。もし顎が先に入ってバランスを改善し且つ石橋パワーで追いかけてきて、更に自分達がバックマーカーにでもひっかかり、今までのペースで走れなかったりしたら……。
41周目。アロンソが顎に先んじてピットイン。
それをうけて顎、即座に自分達の作戦を変更します。旧顔文字チームなんかじゃ到底真似できない果断即決。
翌42周目にピットイン、そしてフェラーリスタッフは伝統の神業ピットワークで顎をコースに戻します。
さぁどっちが先だ!!
アロンソはアウトラップが思惑通りに伸びない。結果、顎が頭を抑えました。そしてここからあとの20周、去年の再演です。攻守は逆ですがね。アロンソが追いまくり、顎は抑える。完璧に。完全に。
どこにも全く、一切隙が無い。水も漏らさない。凄いです。自分より圧倒的に速いマシンにあれほど追い立てられて、30周も抑えきる。イモラは簡単なサーキットではありません。有数のドライバーズサーキットです。ヴィルヌーブからトサ、立ち上がりからアクアミネラリまでの加速勝負。そして
レイアウトが変わり難易度が下がったとは言えそれでもまだまだ難しいバリアンテアルタ、去年の顎がフロントロックするほどのブレーキ勝負をしかけたリヴァッツァと。一周全部に「流れ」がある。オールドコースならではの、リズムを持って走らなければ早くは走れない難サーキットです。
そこで30周以上も、完璧に走りきる。しかもバトルをしながら。凄いです顎。ありえません。
集中力が先に切れたのはアロンソでした。コーナー出口で少し膨らむ。顎との距離が開きます。これでリズムを
崩したアロンソ一気に離され沈みました。顎、優勝。ポールトゥウィンです。完全勝利。完璧です。

今回顎は証明しました。純粋なドライビング技術に関して
未だに最高であると。
またフェラーリは証明しました。勝負の駆け引きに関して
未だに最高であると。

熱い。熱かったです。サンマリノGP。去年と同様、私は夜中の1時過ぎに大騒ぎでしたよ。
ポール狙いじゃなかった。馬鹿にしてすまなかった。今回のポールは本当に価値のあるものでした。前人未到の一歩目を刻むに相応しい物でした。
素晴らしかったです。本当に熱かった。最高でした。

……さて他のチーム、ドライバーはどうだったか?色々あったみたいですが、どうでもいいです(ぉ
次のニュルで冷静に見ましょう。今回はとても冷静な判断なんかできませんでしたから。

新入社員

に対する研修という物があります。無論、うちの会社にもあります。
というかあるようになりました。……意味が伝わり難いと思いますので説
明しますと、つい2、3年前までちゃんとした新入社員研修及びOJT(実地研修)がなかったのですこの会社。
有り得ない。信じられない。それでも上場企業かよ。…と、それはさておき。じゃあ2,3年前より以前(つまり私達が新入社員の頃)はどうだったのか。完全にそこの所長任せです。ですから、教育熱心な人の下につけば、教育を受けますし、そうでない人につけば放置です。で、大概の所長は熱血馬鹿(失礼)ですんで、教育といってもその内容は蹴る殴る…までいかないまでも罵詈雑言がデフォルトになります。もともとの非人道的就業環境(超長時間労働+超極少休暇)に、そーゆー状況が重なるわけですから、そりゃもう驚くべき速度で新入社員及び2年目くらいの子が辞めていくわけですね。で、その頃は超就職氷河期でしたから元々採用人数が少ないわけです。少ない新人が物凄い勢いで辞めていくわけですから結果、2006年現在、就業年数5年前後の若くて戦力になる社員が壊滅的に少ないという事態に至る訳で、それではいかんと。もっとちゃんと教育しようと。
で、去年くらいから必死こいて研修部が頑張ってるみたいですが。ノウハウがないので悪戦苦闘、と。
馬鹿を絵に描いたような話で笑うしかないですが、笑い話ではありません。
では、例えば私の新入社員の頃はどうだったかといいますと、今だから笑い話(?)として話せますが、私はうちの会社でも有数の強烈な上司につきました。期間は配属から東京に移るまでの約1年半でしたね。
そりゃもう酷いですよ。完璧主義者なんですね。それは結構なんですが、他人に対しても完璧を求めます。それが例え新入社員に対しても。で、結果的に全否定。やることなすこと全部、何もかも怒られます。毎日。毎晩。
果てしなく。罵詈雑言どころか根性ない奴なら自殺しかねないような「教育」が夜毎繰り返されるわけです。
「知らない」ということが許せない人なんですね。例えば、そうですね。
里道や水路の明示とか、法面に対する安息角とそれによる深基礎の選択とか、採光計算とか。そんなことを普通の大卒の人間に求めるわけですよ。
分かるわけありません。でも、分からないとキレる。凄い人でした。
私が入った時に5人いたチームが半年ほどで私以外全員辞めましたしね皆殺し皆殺し(www
…私が昔ここで、ガードレールにつっこみたいとか壊れた事を書いていた頃の話です。

えっと昔話はおくとして。
私達の頃のような千尋の谷突き落とし型ではなく、最近のゆとり教育…
じゃねぇや、研修たっぷり君たちのお話。私達からすれば桃源郷のような環境なんですが、それでも結構辞めているようですね。
まだ残っている子たちも果たしてどうなるか。結果がでるのは今年いや来年頃でしょう。
これ以上ないくらい遅ればせながら始まったわが社の教育制度の成功を祈ります。

追記
新入社員時代の私を育てて頂いた大恩ある上司は今どうなっているかと申しますと、セク○ラがバレて、系列会社に島流しになりました(実話)
……えーっと。因果応報という言葉がありまして(ry

因果応報

やったことはその身に返ってくるという言葉ですが。
私は日頃、金やら定期やらカードやらを拾った場合、律儀に届ける人間なん
ですが、さて。
昨日さいたまの現場に行った際に名刺入れを落としてしまいました。
私はそこに定期やらなにやら一緒くたにしてるんですけれども、その定期
が先日買ったばかりの「津田沼←→横浜」の6ヶ月定期¥130000
でして、流石に血の気がひきました。
気付いたのは今朝だったんですが、どこ探しても無い。落とした?マジで?
と思っていると今しがた警察署から電話が入り、落し物として届いてい
ると。
素晴らしい。人間捨てたモンじゃありませんね。もうさいたまを馬鹿にす
るのはやめます。
どなたかは存じませんが、ビバさいたま県民。ありがとう埼玉県民。
というわけで皆さんもいい事をしましょう。いい事をすればいい事があり
ます。

春は

出会いと別れの季節です。というわけで毎年4月恒例大人事異動が発令
されるわけですが、私、千葉から横浜に異動になりました。
私の個人的な予定では、この春からこのクソみたいな営業職とはオサラ
バして本社の営業企画に行ってマーケティングと商品企画と管理運営を
2年くらいやってこのファックソな会社からもオサラバするという遠大かつ
深遠な計画を練っていたのですが「もう一年(営業を)やってくれ」と
いう部長の言葉。
そーだよ会社なんてそんなもんだよ。そして一年経ったら「更にもう一
年」ってなるんだよ。それがリーマンの法則なんだよ。チクショウそー
なったら本当に辞めてやる。
というわけで私は今年も誠に不本意ながら営業職を続ける羽目になりました。
とはいっても、別に悲観するばかりではありません。この春からうちの
売ってる商品がフルモデルチェンジしますし、また横浜は今一番熱い市
場ですのでそうそう悪い話ばかりではありません。がしかし。
続きを読む

不祥事

レンタルしている鯖のドメイン名が上位ドメインに止められてますた。
鯖は生きてたんだけどねヽ(;´A`)ノ
だからまぁIPを調べれば来れなくはなかったんだけど。
ぇ、そんな事知らない?ですよな'`,、('∀`)'`,、
事後報告。(旧)

NHK

不祥事を起していろいろ大変ですが、NHKが本気出して作ったドキュ
メンタリーのクオリティを否定できる人間はまずいないでしょう。
さて、先日三夜連続で放送された「ドキュメント北朝鮮」という番組がありまして、これが久々に凄かった。
第一回で金日成が独裁政権を樹立するまで、第二回がその権力を金正日
に引き継ぐ過程、第三回が核開発と瀬戸際外交という構成です。
で、何が凄いかと申しますと、情報ソースがほぼ全て東側の国々(ソ
連、東ドイツなど)の資料と証言に基づき、その信憑性が極めて高いと
いう点です。
ソ連が傀儡政権樹立を狙い金日成という「指導者」を選び、彼の権力を
正当化するための各種情報操作とプロパガンダの方法を教え込み、しか
し権力を手にした金日成が、その悪魔的に狡猾な頭脳と組織力を駆使し
て、スターリンの死の間隙をついてソ連の手を離れて自己神格化の道を
ひた走り、徹底した洗脳教育により、ついにはあのある種宗教的な狂信
を国民に植え付けることに成功し、完璧な独裁政権を樹立するに至るそ
の経緯が赤裸々に描かれています。
また共産主義国家における「世襲」という空前の大事業を見事成し遂げ
た過程も然り。
共産主義国家の独裁者の多くが、逆革命とも呼べる市民の反乱により命を落としているにも関わらず、唯一北朝鮮だけが、今もそれを続けられるという謎を解き明かす様々な答えが、見事に描かれていました。
久々に見ごたえのあるドキュメンタリーでした。サラリーマンNEOを作る片手間で作ったとは思えない(違
是非ご覧くださいといいたいのですが、再放送も終わりそうな勢いです
ので、まぁ年末とかにされる再々放送あたりで是非ご覧ください。

大荒れの

第3戦オーストラリアGPでした。全く路面温度が上がらずグリップし
ないタイヤが招くスピンの嵐でセーフティーカーが入りまくる展開。結
局はアロンソが全盛期の顎ばりの安定した異次元の速さで逃げ切り、続
いてキミ。そして混乱からタナボタを得たラルフが3位表彰台。
結局PP獲ったバトンは、SC明けのローリングスタートのたびにぶち
抜かれるという醜態を晒し、且つファイナルラップの最終コーナーに差
し掛かったところでエンジンブローで南無。
さて琢磨ですが、これがまた凄かった。第1スティントで完璧にバリチ
ェロを抑えきりこの大荒れのレースをしっかり走りぬきました。
ていうか、バリチェロ酷すぎる。ブレーキのトラブルがあろうがなかろ
うが、4年落ちの車に20数周も押さえ込まれるのは如何な物か。ここ
までの醜態を晒すとなると、もう慣れていないとかいうエクスキューズ
は通用しません。もう本気で琢磨と代われ。あと井出が完走しました。
おめでとう。お疲れ様。酷い状況だということは皆がわかってますから、
精一杯頑張りましょう。いつかいいことあるさ。たぶん。
あと顎。どうにもこうにも走らない車を、しかし120%まで走らせる
姿勢は素晴らしいです。奴をもってしても脱出でアンダー出してクラッ
シュするということは今回いかにダメだったかを何にもまして物語りま
すね。イモラでの復活を期待しましょう。
さてさて
荒れたレースは本当の力が試されます。
そのなかで、圧倒的な安定感を示したアロンソ。これはヤバイ。もう何
度書いたか忘れましたが、顎の再来です。数年後には「眉毛」の渾名で
顎扱いされること請け合い。というわけで二週間のインターバルを置い
て、ついにイモラ、ヨーロッパラウンド開始です。
逃げるアロンソ、追うマクラーレン、顎の復活はあるのか?
今後も注目していきましょう。

責任者会議

という会議があります。課長クラスが集まってあーでもないこーでもな
いと角付き合わせるわけですが、
その会議に何度か出る機会があって彼らの話を聞いていると思うのです
が何でそんなどーでもいいことをずーっと話してるんだろうと(ぉ
まぁ無駄な会議は日本の伝統文化ですからどーでもいいんですがしみじ
みうちの会社の方向性というか、幹部達の考えの方法論に疑問を感じま
す。
というのも、課長クラスということは現場営業で好成績を継続して上げ
て初めてなれるものですが、それゆえに、と言うかなんと言うか。
トップセールスゆえの弊害が露になります。
即ち、営業至上主義。
現場至上主義ではなく、「営業」至上主義です。営業が全て。売れる営
業が全て。という価値観です。これが不味い。どうしても業績の問題を
個々の営業マンの責任に求める傾向が強くなり、最悪の場合(そして
往々にして)根性論に行き着きます。

「マーケティングにより市場を見極め」
「それに合致した商品を創出選定し」
「必要十分な宣伝広告を行い」
「あがってきた顧客を漏らすことなく成約に導く」

という、本来あるべき流れをすっ飛ばし、最後の「成約に導く」のみを
ギャーギャー言うわけです。バカかと問いたい。
確かに。トップセールス、つまり「天性の営業マン」は、そーゆー理屈
をすっ飛ばして顧客の抱える問題点を動物的な嗅覚で嗅ぎ付けそれを解
決し、またNO1ホストばりの気配りで奥様の心をガッチリ捕えて離さ
ず契約に漕ぎ着けますが。
トップセールスはごく少数だからこそ「トップ」であり、その他大勢凡
百の営業は、そんなこと出来ないわけです。
じゃあ全体の成約率を上げようとすれば、やはり「本来の流れ」を「当
たり前の事」をちゃんと積み重ねるべきなのですが、それをしない。
また更にどうしようもないのは、仕事をスポーツか何かと混同している
ことです。
「(成約に至るに)難しい事案を、営業マンの営業力で克服してこそ価
値がある」
という考えです。
繰り返しになりますが、仕事はアマチュアスポーツじゃありません。
「如何に効率よく、利益を上げるか」
が最重要なはずです。要するに「如何に楽して儲けるか」が一番の問題
のハズなのに
「誰がやっても獲れるような客を獲ってもそれは営業として意味が無
い」
といった考えを彼らはします。
特定の人間しか契約が上げられないようなシステムは、システムと呼び
ません。営業力は勿論、極めて重要なファクターですが、それのみに頼
るようなシステムは、経営レベルで見れば破綻したシステムです。
個々の営業が自分の仕事上のアイデンティティ獲得の為に難題に取り組
むのは結構なことですが、そのある種ロマンチシズム的な価値観を幹部
連中が持つのは危険極まりない。
まるで銀英伝の貴族連合。

…といったどうしようもない状況を眺めていると、しみじみ疲れますね。
会社が傾くわけだ(遠い目
と疲れるだけで地面を蹴って飛び立とうとしない私は金髪の孺子にはな
れないわけです。