およそ1年半振りの車の話でしたねw
RX-8の話を書いて以来のことでした。
さて私はRX-8に限らず、これまで色々な車に乗って、それに対して偉そうにあーでもないこーでもないと書いてきましたが、今回のタイヤ交換を経て、私の車の評価というものに自信が持てなくなりました。
というのも、もし例えば、今の私が初めてカレラ号に乗ってその印象を書いたとします。(実際の購入当時の私は、悪魔のZに初めて乗った時の城島みたいな感じで全く理性的なインプレが出来ませんでしたがw)
タイヤ交換前のカレラ号に乗っていた場合、私はその印象をトラクション性能を筆頭に「走り」の質に対して、非常に高く評価する一方、ハーシュネスその他乗り心地に対して、20年前相当のそれであると断じたに違いありません。
一方、S001を履くカレラ号に乗った場合、ステアリングインフォメーションの掴みにくさを指摘しつつも、乗り味という面で製造後21年を経た2014年の現代であっても第一級のGTカーとして成立しており驚異的だと絶賛したに疑いありません。
その車の印象を形作るその原因が何かを私は正確に把握出来るか?
残念ながら甚だ心もとないと気付いてしまった次第です。
今回のように他の要件がすべて同じで、タイヤだけを交換したよう場合であれば、その違いを明確に把握できるわけですが、全く事前情報なしに初体験の車に乗って、その印象が果たして何に起因しどう作用しているか。タイヤなのか、足なのか、ボディ剛性なのか、ディメンションなのか、電子制御なのか。或いはそれらの複合によるものか。それを明確に指摘できるか、全く自信がありません。
今回改めて気づかされましたが、私には知識と経験とが、未だまるで不足しています。そんじょそこらの車好きよりは、多少は分かっていると自負がありましたが、どうも大したことなさそうですねw
これからは、これまで以上に真摯に、車に接していきたいと感じた次第。やはり車の世界は深淵ですね。