記事一覧

インド

が、ソフトウェア関連で凄い事になっているということは結構有名ですが、昨日のNHKスペシャルを見まして、正直驚きました。ここまで凄いとは思ってませんでした。
インド始まったな、と。
…どうやらシリーズもののインド特集なんですが、昨日のはインドの理系最高学府IIT(インド工科大学)のお話と、その他教育現場のお話、更に全世界で活躍するインドの知的エリート達という内容でしたが、その凄まじさたるや、もうすんごいです。

独立後、産業が何もないインドが如何にして世界にその存在を示すか?

という深刻な問いにネルーが描き出したグランドデザインは「頭脳勝負」でした。
IITを開設し、知的エリート達に徹底的な高等教育を施したのち世界に羽ばたかせ、そのフィードバックをもって、更に次の知的エリートを増産すると。その結果が、今のインドの爆発的な発展を支えているわけです。
ネルーのまさしく「国家百年の計」がこれまでの所、完璧に奏功しているわけですね。

しかし何が一番凄いかといえば、延々と知的作業に取り組んだインドの名も無い人々の、その姿勢です。
恐ろしく勤勉で、且つ凄まじい情熱をもって貪欲に知識を高めていく彼等ですが、何がそうさせるのか?何が彼らを駆り立てるのか?

貧困なんですね。

どん底にいる自分や家族や地域の状況を打開するには「知」を高めるしかないと。IITに入り、海外の企業に入る、或いは自分で企業をする、そして力を手にする。ハングリー精神などという甘い言葉では表現不能な、危機感と使命感が彼等の原動力です。
彼らにとって学習が「蜘蛛の糸」なんです。
それを見て、もうしみじみと。

今の日本人では絶対に彼らに勝てない。

と思いましたね。勝てません。絶対に勝てません。彼等の教育方法を流用した所で勝てません。システムの違いではなくもっと根源的な問題です。

…日本の戦後復興の原動力はインドの知的エリート達が抱えているものと同じです。
インドとの違いは、それを当時の日本では一部のエリートだけではなく、多くの普通の人たちも共有していた、ということですが、何れにせよ。
今の日本人が失った根源的な力が、彼らにはあると。

そんな一方で、日本のゆとり教育がどーしたこーしたいう、悲惨なまでに低レベルな話を見ていると、しみじみ日本オワタ\(^o^)/と思うわけですが
まぁ、何と言うか。

何故、人間は恵まれた環境にあれば簡単に堕落するんでしょう。
何故、質の高い精神性とモチベーションは、劣悪な環境でないと生まれないのでしょう。
これが生物としての本能だからでしょうか。
だとしたら何と情けない話なんでしょうね。

…こういうげんなりする疑問が、しみじみ頭に浮かぶ、そんな番組でした。


…ていうかさぁ、ちゃんと昨日アマゾンから某DVDの6が届いてりゃこんなげんなりする番組見なかったんだよ。ほんとちゃんと発送しろよヴォケがぁ
と配達状況確認すると今日には届くようです。行くぜ射手座英雄伝説。
コンピ研など宇宙にチリにしてしまえ。

……人間の原罪めいた堕落はこんなところでも深刻です(イミフ

これまで

何度も「情報の積極的な収集こそ肝要だ」と偉そうな話を私はしてますが、最近しみじみ自分自身そのことを実感させられたものに、クラシックが挙げられます。

私は、まぁこの「canon」というハンドルネームの通り、昔からクラシック好きでしたが、聞くのは主にバロックのオムニバスとかが多かったんですね。
そんなのを飽きもせず10年くらい聞き続けてきたわけですが、先日来、主体的に色々と調べて、所謂「名演」と呼ばれる音源を聞きまくるという日々が続いてますが、もう何と言うか。
ほんとに、この10年は何だったのかと。

世にはクラシカ○エバーだとかクラシックベ○ト100だとか数多くのオムニバスがありますし私も持ってますが、あんなもの何年聞いてても無駄です。
んなのをわざわざ3000円近く払って買うなら
誰でも好きなクラシック音楽の一つや二つはあると思います、そしてどんな曲でも「世紀の名演」ってのが大抵ありますんで、それを買って聴いてみることを強くお勧めします。強烈に推します。
何せクラシックのCDは安い。オペラ全曲集とか交響曲全曲集とかじゃない限りは1000円台が殆どです。
またクラシックは敷居が高いとかいう意味不明な誹謗もありますが、何も肩肘張る必要は全くありません。交響曲でさえも大抵は一時間弱。そこらの歌手のアルバムより短いです。
それを聞き流すだけでいいです。本読みながらでもいいです。

んな聞き方じゃ分からない?

いえいえ。

本物の名演は、はじめはそんな調子で聞き始めても、いつのまにか引き込まれて知らず知らずに聴き入ってしまいますから。そして最後は思わず拍手までしそうになります。ていうか、します。ヘタすりゃ泣けます。
そんなのを2、3回体験すればもうダメですね。どっぷりですよ。次から次です。

あとは聞きなれたクラシックの曲の名演を改めて聴いてみるのも面白いです。
例えばベートーヴェンのピアノソナタに「月光」とか「悲愴」ってありますよね。誰でも絶対に耳にしたことがあると思います。
テレビなんかで大変よく使われますからね。素晴らしい曲ですが、それ故に慣れてしまって感動しにくいもんですが、しかし。
バックハウスやギレリスの演奏を聴いてみてください。
「月光」とは、「悲愴」とは、こんなにも凄まじいピアノの名曲だったのかと。そりゃビューローをして「ピアノ曲の新約聖書」と言わしめるだけはあると。本当に心から感動できます。絶対です。これで感動できなきゃ何聞いても無駄です(ぉ
それ以外にもピアノと言えばショパンですが、ショパンならリヒテルもいいですしアルゲリッチもスンバラシイです。
24の前奏曲なんて、もう!!(落ち着け

ほんの少しだけ知ろうとする。

努力とも苦労とも呼べない簡単な作業と、あとは1000円ほどの出費で、こんなにも素晴らしい物に触れられるわけですから、こんなに素晴らしいことはありません。

本物を感じ、知ることは大変幸せなことだと思います。


……さて本物といえば今日あたり例のものが届く(ゲフッ


私が

愛して止まないテレビ番組であるところの

「サラリーマンNEO」

が、第二期シリーズを開始するという情報が公式HPで発表されまして、大変嬉しい限りでございます。
もうここでも何度となく取り上げてきましたから今更な感はありますが
http://www.nhk.or.jp/neo/
にございますように、およそNHKとは思えない大変面白い番組でして
私の火曜の夜を大いに盛り上げてくれたその功績を称えDVDを…買いません。流石に買いません。いくらなんでもDVDなんて買いません。もう買うわけないじゃないですかヲタじゃあるまいし。
…というわけで4月からということで、大変期待しております。
個人的には原史奈の活躍を特に期待しております。

…さて話は変わりまして、まぁ何と申しましょうか。DVDと言いますと
今日は例のアレのDVD最終巻の発売日でして
まぁ有体に言いいますとですね?
…いろいろネットの販売サイトを見てますとね、結構割引がされてるわけですよ。で、何と言いますかネットってさぁ、こう、マウスを軽く左クリックするだけじゃないですか?
通常空間だと多大なプレッシャーに打ち勝たなければならないのが、まるでワンクリック詐欺?(イミフ
そしてハタと気付くと、私のメールボックスには「注文完了」のメールが届いてるわけですよ。いつの間に!
……しかも限定版!?
…いやだって別に金額差なんて殆ど無いんですよ通常版も限定版もね?
そうなりゃ限定版にしません?普通するでしょう?そう普通なんですよ。これが普通。至って普通。グローバルスタンダード。
ていうか「サムデイ イン ザ レイン」ってのは「消失」直前の重要な話なんですよ。しかもDVD特典は、ハレ晴ダンスの書き下ろし(撮り下ろし?)完全版ですよ。更に絵コンテもつくよ?
…って言い訳をすればするほど泥沼なのは気のせいでしょうか。

……えーっとさて気を取り直しましょう。
アマゾンとかって非常に便利というかおせっかいというか、一回検索すると
それだけでお勧め商品がズラーっと出てくるわけですよ。
でね。6のね、これまた限定版がね、結構な値引率なわけですよ。
6ってーとアレですよ。ライブアライブと射手座英雄伝説ですよ。
神作画と神造り込みの2話ですよ。

……で、気が付くと不思議な事にこれまた注文完了メールがいつの間にか届くって寸法です。本当にITってのは恐ろしいですね。

………この種の映像作品を購入したのは某エヴァのLDから数えて約10年ぶりか。てかLDに比べればDVDの方がマシっぽくないですか?ないですか。そうですか。

もうどうやら私も骨の髄から、というやつですね。
死ぬだけじゃダメです。一回骨まで焼かれないとダメです。
今度船橋の焼却場に行ってみましょうそうしましょう。
我ながら焼かれてしまえ。

……そして灰の中から再び(エンドレスヲタ

イヌって

ネコ目(ねこもく)なんだよって言っても誰にも信じてもらえません。
軽く狼少年ですこんにちわ。

さて全く話は変わります。物凄い勢いで変わります。
葛飾北斎と言えば日本人なら誰もが知っている偉大な絵師の一人ですが
その北斎が、最晩年に肉筆画を残してます。

「雨中の虎」

というそりゃ凄い虎の絵なんですが、こう、天を睨んでいるわけですね。
掛け軸となっているその絵の虎の目線の先に何があるのか、これが長い間
日本の絵画史の謎の一つだったそうなんですが、昨年、フランスにあるギメ美術館所蔵の「龍図」という龍の絵が公開されまして、これが「雨中の虎」と双幅であることが判明したんですね。そっちの業界じゃ大騒ぎだったそうです。
で、このたび、その「龍図」が日本に里帰りするということで、NHKで放送されてました。まぁ私はぼーっとその番組を見てたわけですが、その龍の絵を見て言葉を失いました。

アップロードファイル 164-1.jpg

何と言う迫力。何と言う計算され尽くした完璧な構図。

私は、今までこれほどまで「絵」に感動した事はありませんでした。
もうほんとに生きているかのような強烈な存在感がありまして、私はいたく感動したわけです。
で、太田記念美術館で特別展が開かれているということで、これは行かねばなりません。というわけで、このお休みに行ってきた次第です。

太田記念美術館ってのは表参道の脇にありますので、原宿まで出向きました。表参道を5分程度歩いてアルテカプラザを曲がるとそこに見えたのは凄い行列。プラカード持った職員のおばちゃんが「60分待ちです」とか言ってるわけですよ。
で、並んでるのは当然ですが60代前後の方々ばかりでして、妙齢且つ美貌の婦人は一人も居ませんでした。超残念。まぁ若いのは美大生と思しき方々が数人って感じでしょうか。
まぁいいや。
さて60分は大袈裟にせよ、寒風吹き荒ぶ中並んで、入ってみると左手に大きく双幅の絵が掛けてありました。

…流石は本物。迫力が違います。

もう何と言うか。表現するに適当な言葉が見当たりません。
私は30分くらい見入ってました。
素晴らしい。ただただ素晴らしい。

他にも歌川広重の「隅田川月景」が素晴らしかったです。
隅田川に浮かぶ船、葦、そして月のバランス、その完璧な構図と圧倒的な技量が生む筆の技の美しさにもうただただ脱帽するほかありません。素晴らしい。

その他にも写楽などの浮世絵もあり、なかなか凄い展覧会でした。
こりゃ凄い。本当に日本の絵画や浮世絵は素晴らしい。西洋画とは全く違うしかし完璧な美がありますね。

こんなのをたった1000円で拝めるってんですからもう大変満足でした。
こういうのは東京の素晴らしい所ですね。
龍図の公開は大阪でもされるそうなんで、もし機会があれば皆さんどうぞ。
素晴らしい絵です。国宝級。見る価値はありますよ。

ttp://www.ukiyoe-ota-muse.jp/dis070102.html

先日の

日記で「マスコミの影響力は以前に比べれば低下した」
ということを前提にお話をしましたが、どうもその前提は必ずしも正しくなかったなぁと、今回の「納豆騒動」を見て思いました。

あるある大辞典の納豆賛美が全部ネタだったということで世の中大騒ぎですが正直、なんでそんなのをそもそも真に受けて何も疑わずに買いに走ったりするのかが、私には全く理解できません。
まぁみのもんたの昼の番組の終了後、取り上げられた食材が店から消えるってのと同じ原理みたいですが。

この種の捏造やら間違いやらは今に始まった事ではありません。
その度に「マスコミの信頼性」というものが問題視されるのに、すぐ忘れる。物の見事に忘れ去る。忘れて信じて騙されてまた叫ぶと。
海馬が死んでんじゃないでしょうか?
まぁその程度の視聴者相手に数字取るには、その程度の内容が相応しいのかもしれません。

さて、昨日のNHKスペシャルは「Google」のお話でした。
昨今のGoogle関連の研究書籍を簡単にまとめたような内容でしたが、要するにGoogleが生み出すネットの革新というお話でして、ここでも何度か触れてきましたね。
ネットの利点の一つは、情報に対して、その気になればいくらでも多角的な収集、検討が行えるということです。
今までのような「マスコミ→視聴者」という一方的な情報発信と受信の形式が変わるわけですね。となるとしかし我々は、より主体的に情報の取捨選択を行わなければなりません。情報リテラシーと呼ばれることですが、その能力が問われると。

ここで疑問に思うのは、今のようにテレビや雑誌が発信するトンデモ情報をまともに信じてしまうような痛い人々が、果たしてネットの中で、適切な情報の取捨選択ができるのか?
という問題です。
現状を見るに、たぶん無理でしょう。

「嘘が嘘であると見抜けない人は、使うのは難しい」

とは、ひろゆきの名言ですが「見抜けない人」がかなり居ると。
しかし世の中は確実に、Google…が主体になるかは分かりませんが、Googleが模索するような世界に向う可能性が極めて高いわけですから、これは大変なことになりますね。
納豆買って騙された程度ではすまないことになりそうです。

ネットの嘘とホントを見抜く力を養うには?

非常に大切で大きな問題です。結構意外な近道は

某巨大掲示板を半年ROMる。

でしょうか(ぉ
少なくとも、ネタに釣られて逆切れなんて恥ずかしいマネはしなくなると思いますが。

さてネタと言えば、東国原 英夫氏が宮崎県知事に当選したとかいう情報が流れてますが、これってネタですよね?
いやはや宮崎県やりますね。県民と県政、県の選挙管理委員会、全て挙げての壮大な釣り。危うく釣られそうになりましよ。ていうか釣りであってくれ。
…なんつーか彼が知事なら、宮崎市長には極楽の山本が妥当です。
まぁノックが知事になった前例がありますから、仕方ないんでしょうか。

……何だかもう日本という国が信じられない今日この頃ですね。

引き続き

ネットマーケティングと情報リテラシーのお話をしようと思ってたんですが
それよりも。
昨日、NHKの「仕事の流儀」を見てますと、浦沢直樹だったんですね。
私はYAWARAもHAPPYもMONSTERも20世紀少年もよく知りませんが
先日、漫画喫茶で「PLUTO」を読みまして、驚きました。ヤバイ。これはヤバイ。むちゃくちゃ面白いです。というか描写が素晴らしい。
ご存知の方も多いかと思いますが
鉄腕アトムの「地上最大のロボット」というストーリーを元にしたお話でして謎の敵ロボットに世界最高の7体のロボット(アトムなど)が次々に消されていくというスジです。
PLUTO第1巻の豪華版には原作にあたるアトムのそれが付録で付いてまして
私は近くの古本屋で買った次第ですが、流石は手塚漫画。深いですね。極めて深い。
そして浦沢版PLUTOは、その深いモノを丹念に丹念に描写していくという非常に地道で且つ極めて高い技量が求められる仕事を、モノの見事にやってくれてます。
つい先日4巻が出たばかりですから、全部買ってもたったの2000円ちょっと。大変お勧めです。
そして昨日はそんな浦沢さんのお話だったんですね。
まさか丸ペン一本であの線を全部描いてるとは。
久々にプロが線を描くところを見ましたが、何であんな線が描けるのか。
だからプロか。そうか。
また創作に対する姿勢が大変素晴らしい。なるほどこういう取り組みがあってこういう作品が生まれるのかと。
大変面白い番組でした。流石NHK。やる時はやります。

……しかしこういうクオリティ高い漫画を読むと、是非京アニに映像化して欲しいと思う今日この頃。
でもハルヒ第二期との両天秤なら、ノータイムでハルヒを取りますが(ぉ
てかさぁもうネットの中じゃ、第二期やることは規定事項のように扱われてますがどうなんすか京アニさん。禁則事項?あ、そう。なら仕方ない(黙れ
しかしやってほしいなぁ第二期。やるとしたら「消失」ですね。
ということは笹の葉ラプソディもエンドレスエイトも必要ですね。
…それを京アニクオリティで。「消失」を京アニクオリティで。
……やばい。ホントに見たい。
でもね、最近京アニは仕事が立て続いてますから、ある意味心配です。
ゆっくりでもいいのであのクオリティを保って欲しいです。巧遅は拙速にコールド勝ちです。

…えーっと何の話でしたっけ。
デジタルデバイドが消費行動に致命的な不利を齎す今後のネット社会への警鐘でしたね?というわけでネットは適切に使いましょう。仕事中に第二期の情報を探すのは止めましょう。
もうほんと一回氏ね。

久々に

真面目な話でもしましょうか。
会社に勤めていると、自社商品の発表会という物に接する機会があったりします。どこぞのホテルを借りて、雑誌や新聞の記者を呼びプレゼンを行うってやつですね。
私も何度かその場に立ち会いましたが、まぁ何と言うか。
発表会の後は「懇親会」という名の接待が始まるわけですよ。酒は流石に乾杯程度ですが、ビュッフェ形式でもてなすわけです。
勿論、その種の宴を固辞する方もいらっしゃいますが、そうでない方も居ます。まぁ居るからやるわけですがね。
…うち程度の会社の商品発表会でさえそうなのですから、もっと規模の大きい会社のそれともなると、当然、その規模も比例するでしょう。昔、バブルの頃某セルシオの発表会はそれはそれは凄まじい酒池肉林だったそうですしね。

そういう現場を目の当たりにすると当然、次のような疑問が生じます。即ち
「接待を受けて書く記事という物に、どの程度、信憑性があるのか?」
私は別に潔癖症ではないですが、そーゆー現場に居合わせると何だかげんなりしますね。

さて、話は変わります。

広告宣伝やマーケティングにネットを活用しようという流れが最近特に強いらしいです。ブログやSNSなどを使って云々。カリスマブロガーが持て囃されるご時世とのこと。
マスコミに籍を置く人達だけが情報を発信できた昔と違い、今や1億総情報発信者という時代ですしそれを可能にしたのはネットでありブログでありSNSな訳ですが、さて。

顧客が何を以って情報を収集し、取捨選択し、消費行動に移るのか?

とは広告宣伝における最大の命題ですが、今までの情報媒体は活字やテレビだったんですね。その信頼性は発信者の権威に左右されていたわけですが、上記したようにマスコミの情報は広告主の意向に大きく左右されるという事実が広く知れ渡った昨今、企業の宣伝広告やらマスコミの情報やらは以前のような信頼を失ってしまいました。

さてでは、一般人が最も信頼する情報とは何か。

友人知人からの「口コミ」の情報だったりするそうです。
「友達が言ってたんだけど、まぁあいつが言うなら間違いないだろう」
ってやつですね。
まぁ友人知人は企業の利益とは関係の無い存在ですから、彼等が太鼓持ちになる可能性は極めて低いわけで、消費者側の意見を信頼できる相手から聞けるという「口コミ」の威力が大変高いのは当然のことと言えますね。
しかも、その口コミの情報が、途方も無く広域に伝播するツールが今はあるわけです。

で、当然の事ながら、企業は狡猾です。

カリスマ的な人気=影響力を持っているブロガーやらをピックアップし、彼らに自社商品に触れさせ記事を書かせるというのが、新しい広告宣伝のモデルとして創出されネット関連企業は率先してブロガーの囲い込みを行い、企業に紹介するビジネスを展開しているとのお話。
賢いですね、頭イイですね。流石はベンチャーうまくやります。

さてしかし。ここには逆説的で致命的な問題があります。
というのも、ネット上の口コミ情報の威力は、広告主の利益と関係の無い
「いちユーザーの視点から書かれる」という「信頼性」に依拠するものです。
しかし、今、カリスマブロガーやらが受けている企業からのオファーは、結局の所、我々企業が今までマスコミ相手に行っていた接待に化粧直しをした物に過ぎません。
無論、企業のネット対応担当者も馬鹿ではありませんから、露骨な接待が逆効果なのは百も承知でしょうから、その辺上手くやってるみたいですが、何れにせよ。
結局、そーゆーことをやると「信頼性」の崩壊は避けられません。
いつになるかは分かりませんがそう遠い未来ではないでしょう。

というわけで、我々は、今やネットの口コミも相当バイアスがかかっているという事実を認識しないといけません。それも影響力のあるブログほどその危険があるというなんとも微妙な事実をです。

まぁ何と申しましょうか。大量生産大量消費は20世紀の負の遺産という扱われ方ですが、どうやら昨今は「信頼」すらも商品として扱われ、更に消費されるご時世のようです。

…なんだかしんどい話ですね。

ネタ

まみれだと言った舌の根も乾かぬうちにネタがありません。
「消失」の長門と時間理論に関して一席ぶとうかとも思いましたが、それをやると黒歴史がまた1ページ増えるだけなので止めました。
となるとネタがない。
えー私の人生は一体何なんでしょうか。

さて、ネタが無いときは一般ニュースに逃げるわけですが
さりとて面白いニュースもありません。あ、2ちゃん閉鎖疑惑くらいか。
てか2ちゃんって毎年閉鎖騒動がありますよね。
裁判で負けて強制執行云々。まぁどうでもいいですね。
私はニュー速とVIPと半角があれば他は要りません……微妙に廃人宣言。

そう言えば、バラバラ殺人が大流行の兆しです。兄が妹をバラバラにしたり
妻が夫をバラバラにしたり。今年の殺人のトレンドはバラバラですね。

あとは不二家ですか。期限切れの牛乳を使ったとか使わなかったとか。
てかパートにやらすなよ。とかいろいろツッコミどころ満載ですが
このニュースが流れた瞬間に、体調不良を訴えるヤカラがいるようで。
そーゆー品性下劣な連中はホントにアタって氏ね(ぉ

ほんとに面白いニュースがないですね…
…と思ってたら面白いのを見つけました。

ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/899585.html

…さて、こんなことをしている場合ではありません。
これから成田に行ってアメリカに飛びます。では!

またしても

結婚式でした。
今回は先月のような絶望感を伴う敗北感というより、スポーツマンシップ溢れる試合で負けた感じでした(イミフ
まぁなんだかんだ言いながら、結婚式っていいですよね。
皆が笑顔で酒を飲むってのは良い物です。

結婚したのは先月同様、高校時代の友人だったんですね。で、式の場所が何故か八王子でしたので、地元の連中が参列のためにこっちに来るという先月とは逆バージョンでした。
その中の一人を私の寮に泊めたんですが、まぁ何というか。
「中、高校生が修学旅行の消燈後にするような会話」
を、夜中の3時くらいまで大盛り上がりでやらかすという馬鹿をしました。
しかし

「蒼井優」の名前を見ると「蒼井そら」かと思ってギクリとする。

ということを心から同意し合えるというのは素晴らしいですね。
こーゆー馬鹿ができる相手ってのは、学生時代の友人だけです。大変素晴らしい。

とは言え、もう我々もいい歳ですから、皆で集まって話をすると
知らん間に仕事の話になります。
まぁみんな大変だ、という当たり前の話を互いに再認識する場になってしまうのは何ですが。

そうそう、話の進む中で
私の本年の抱負であるところの

「脱・面食い」

に触れたところ、全員から

「お前に限ってそれは無理」

と総スカンを食らいました。おいおい私の面食いは不治の病か何かか?
替わりにテーマにさせられたのが

「桶狭間」

です。その心は「彼氏と別れた傷心の美人を奇襲で攫え」
「脱・面食い」とどちらが実現可能性が高いのか甚だ微妙ですが
……ま、まぁ頑張って参りましょう2007。おぅ

何と申しますか

年始早々どうしてこんなにネタまみれなんでしょうかねぇ
何か悪い事でもしたでしょうか。パソコンがトぶなんてもう5年振り?それ以上でしょうか。アニメネタで騒ぐなんて11年振りですからそれに比べればまだマシか(イミフ
えーっと世の中(の一部)ではハルヒを「エヴァ以来のムーブメント」と評しているようですが、もうまんままさしくそれ以来にスッ転んだ私は一体何だ、オタか。五月蝿い黙れ。

私もね、色々考えましたよ。何でこうなったか。つらつら慮るに
訳の分からんオタアニメによく分からない若手のアイドル気取りの声優達が判で押したような声でやってる濫造品(主観ですよあくまでも)
には、ここ10年来、全く食指を動かされなかった私ですが、最近見た中では例のAirがほぼ唯一評価を与えたアニメでした。
勿論、ストーリーもまぁよかったですが
それ以上に、絵のクオリティがベラボウに高かった。

そしてハルヒです。

アニメ化された部分は私の大好物(タイムトラベル)ではない箇所です。
放映分のストーリーも確かに面白いですが、正直絶賛するほどではなかった。
しかし、例によって絵のクオリティが途方も無く高かった。

両方に共通する項目は何か。
京アニです。京都アニメーション制作だということです。

「絵」という表現を用いましたが、構図というか見せ方というか、細かいエフェクトやら絞りを利かせたピントの表現やら何やら、クオリティとリアリティ、要するに作りこみが尋常じゃないんですね。
半端なOVAは余裕で超えます。ヘタすりゃ劇場アニメクラスです。
特にガラスに映りこんだ絵を使った描写がベラボウに上手い。Airの時もそうでしたから京アニの伝統芸なんでしょう。
そして何より有り得ないのは、そのクオリティを全話で維持するということです。…エヴァだって最後はああなりましたしね。まぁ26話ものと14話ものという違いはありますが。

てかそもそもハルヒに興味を持ったのも、京アニ制作だと聞いたからでして
私の期待は正しく報われたわけです。

まぁアニメの話になってますが、私は別にアニメに限らず、車だろうが時計だろうが音楽だろうが何だろうが、最高の技術を持ったプロが最高の情熱を傾けて作り上げたホンモノには心からの賛辞を惜しまない質ですから、こういう事になるのも私としては必然だったのでしょう。

というわけで何が言いたいか。

昨日から始まった

アニメ版のだめカンタービレ

…もうちょっと何とかしてください。
なんですかあの静止画のオンパレは。背景画のやる気無さは。
第1話くらいもっと気合入れて作ってください。
京アニと比べてはいけないと分かってはいますが、ライブアライブ(注)と比べてはいけないと分かってはいますが、それでもこの差はなんだ。
もうちょっと頑張れ。これじゃドラマ版のほうがよほどいいですよ。
今後の躍進を期待しましょう。


================================

※例の聖地巡礼という名の比較サイト
ttp://www.rinku.zaq.ne.jp/p_v/haruhi.html
ここまで再現しろとは言いませんが、ここまでやる連中が同じ業界にいるということを意識して欲しいものですね。

(注)ライブアライブ=ハルヒの12話。
文化祭のステージに立ったハルヒが歌うシーンに、映画リンダリンダリンダをモチーフにした描写があるんですが、そこでのギター、ベース、ドラムは、実際に弾いてるとしか思えないくらいの描写がされている。ボーカルであるハルヒの口の動きが歌詞と完全連動なのは言うまでもない。
京アニクオリティ恐るべし。

この

お休み、一体何をしていたか。
昨年末の私は「10時には起きてスポーツに勤しむ」というのを目標に掲げましたが、まぁなんというか。皆さんご推察の通り

アマゾンより届いた某小説を読みました。全巻。

…いかなライトノベルとは言え、曲りなりにも小説を二日で8冊読むというのは私の中で珍、否、新記録です。
因みに詳細なスケジュールは
(10時頃に起きて読み出して一冊読み終え昼飯を食べ、二冊目に取り掛かり昼寝後に読み終え、3冊目を引っ張り出して適当な所で晩飯を食べ、残りを読んで4冊目に手をつけて読み終えて寝る)×2
でしたね。もう氏ね。

いやまぁなんというか面白かったですね。特に「消失」が素晴らしかった。
もともと私はSFというか、タイムトラベル物が大好物なんですよ。
どういう所が好きかと問われればタイムトラベル物には「タイムパラドクス」が付きまといますよね。それをクリアするために登場人物が東奔西走し、最後に全ての事柄が一本にビシっと繋がる、というのがこの上ない快感を齎してくれます。
そういう意味じゃ「陰謀」なんかもそうですが、まぁなんつーかあのツンデレはどうでもいいんですよ。それより長門ですよ長門。もうタイトルを改めるべきです。
だって映画撮影以後(つまり2巻「溜息」以後)あのツンデレはずっと蚊帳の外ですからね。
絶対「がんばれ長門さん」がタイトルに相応しい。

…といった事をうちのノートパソコンで書いていると、パソコンがブッ潰れました(実話)
立ち上げようとすると、システムファイルの破損でOSが起動されないとか言ってインストールし直せとかぬかしやがります。このヴォケが。

……えー、ツンデレの呪いでしょうか。

残念ながら私の周囲には、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスはいないようですので、手動で再インストールします。
てかD,Eドライブのデータは残るんでしょうか。これがトんだら私のこの5年に及ぶエロ動画やらエロ動画やらエロ動画などのコレクションが全部トビますね。

ツンデレの機嫌とバックアップはちゃんと取りましょうというお話。

ダメ人間度

判定。というわけで年始早々自虐ネタ満載のここ馬の屍、違う餞ですが
これを元にして貴方がどの程度「ダメな人」か判定してしまおうという新春特別企画です。
さぁ現実を突きつけられるがいい(ぉ

ここ二日のを読んで

1)意味がよく分からなかった人

はい。貴方は正真正銘、真人間です。素晴らしいです。
そのままな清らかな身体でいてください。貴方が日本を救います。

2)痛い人だと思った人

真人間度はそれなりに高いですが「痛い」ということが分かるためには、それ相応の知識が必要です。
そもそも真人間はハルヒなんてモノを知りません。
…世の中には危険がいっぱいです。気が付いた時にはダメ人間度が上昇しているかもしれません。気をつけてください。
また「元」ダメ人間で社会復帰を遂げた上で(2)を選んだ貴方は間違ってもハルヒやらに
触れてはいけません。再発の危険が限りなく高いです。

3)生暖かく見守った人

全てを理解しつつ且つ受け止めた貴方は、ダメ人間度も勿論高いですが、それ以上に心が広いです。
世界が貴方のような人ばかりだったら戦争は起きないですね。
ただしアニメ或いは原作をご存知の上で(3)の反応の場合は下記(4)と同等です。

4)笑った人

正真正銘のダメ人間です。否定しても無駄です。
オタネタで笑えるのはオタだけです。
自分を受け止めないことには真人間への道は開きません。
ダメ人間を自覚している貴方は今がラストチャンスです。真人間に戻る挑戦を始めましょう。

5)そうそうアマゾンって便利なんだよなぁと相槌をうった人

私と同じダメ人間度です。お互いに社会復帰を目指しましょう。

S級)アマゾンに頼るなど半端者と思った人

私が言うのもなんですが、もう少しせめて人間らしく生きてください。


……はい。如何でしたでしょうか。
頑張って自分を見直し、そして真人間への道を歩みましょうね。
さて最後にトンデモ発言。

ぶっちゃけここに足しげく通って頂いている時点で、相当のモノだと思いますよ?(ぉ

とっくに

正月休は終わっているんですが、全くやる気が沸きません。沸く?
なんせ世間はまた三連休だとかぬかしやがるわけですよフザケンナヴォケが
と思っていたら大雨ですねケケケ

はいネガティブ発言は止めましょう。

というわけで、正月早々ハルヒがどーしたこーした言って一般読者の皆さんをドン引きさせる今日この頃ですがアニメ、ラジオドラマ、サントラと押さえればもうあとは原作しかないわけですよ。漫画はイラネ。
さて聞くところによると原作は8冊出てるみたいですね。8冊。はい。もういい年こいた好青年であるところの私にとって、いかなワーキングプアとは言え、文庫8冊ごとき余裕で大人買いですよ。

……となるところですがしかしですね。
皆さんご存知の通り、ハルヒはオタ小説ですので
必然的に表紙が

アップロードファイル 155-1.jpg

こーゆーことになるわけですよ。
えぇっと。もう私もいい大人なわけですよ。こんなの8冊も持ってスーツ姿でレジに並ぶってのはもうなんつーか罰ゲーム通り越して、拷問つーか一種の刑事罰ですよ。エロDVDのほうが100000000倍マシです。

危ない危ない。その姿を自分で想像すれば、今自分がどれほど「痛い」か
よく分かるというものです。自分を客観視する。大切ですね。
また危うく道を踏み外してしまうところでしたよ。超危険。人様に顔向けできません。

…さて。というわけで

アップロードファイル 155-2.jpg

……アマゾンって便利ですねorz

なんなんだよネット社会。ITはヒトを堕落させますよ。悪魔の技術ですよ。
ちなみに「憂鬱」と「退屈」がないのは2冊くらいならリアルで買えるからです。って誰も聞いてねぇし。もう黙れつーか我ながら一回氏ね。
……こんなんでいいのでしょうか2007年。開始一週間でこの有様。
とりあえず樹海散策か中央線ダイブか東尋坊ヒモ無しバンジーの計画を練りましょうそうしましょう。

あけまして

コトヨロ。
というわけで2007年がスタートしました。
さてこの年末年始何をしていたかと問われますと、地元の友人と酒飲んで、家で酒飲んで、初詣して、また家で酒飲んで、封神演技とあずまんが大王とるろ剣を読破し、3日の早朝に戻ってきてその足で展示場に居ました。

一年の計があずまんがなのはどうかと思いますが、去年のように元旦から漫画喫茶などという暴挙には出ませんでした。成長が伺えますね。

さてさて、帰省するということで、私は地元の友人に一つ頼み事をしていました。…というのも、唐突ではありますが以前から「涼宮ハルヒの憂鬱」なるものがそんなに面白いんなら見てみたいと思ってたんですよ。しかしわざわざレンタルするのはどうかと思うんで、ネットに転がってるのを適当にアレしてくれと。そういうお願いをしてましてですね、1枚のDVDを渡されたわけです。

さて、こっちに戻って開いてみて私のディスプレイに映し出されたのは

アニメ全14話+サントラ全部+ラジオドラマ(CD版)全話+同人140冊豪華詰め合わせ。

……わ、私はここまでのフルセットを頼んだ覚えはないんですがorz

私の友人関係がどういうものかが伺えなくも無いですがそれはおいておいて
えーバタバタしてて昨日ようやく見始めたんですね。
で、見終えました。全14話。

…なんつーか、やばいです。

無茶苦茶面白い。京都アニメーション相変わらずの有り得ないクオリティ。
どのくらい面白いかと問われれば、みくるの電波ソングが頭から離れないくらいやばい。

………って、ちょっと待って。

私は確か2007年のテーマを
「脱・面食い」→「ゲット・彼女」→「脱・ダメ人生」
と定めたはずです。正月早々ハルヒにはまっている場合ではありません。
脱・ダメ人生どころか、去年よりダメっぷりが加速度を増しています。
ストップ・ダメ人生。こんなんじゃいけません2007。そうです。こんなことをしている時間はありません。もっと世界には愉快なこ…違う、大切なことがあるんですよ私には。
危うい危うい。早く気がついてよかったですよ。危うくこの一年を初っ端から踏み外すところでした超危険。携帯音楽プレーヤーにラジオドラマを入れて電車の中で聞くのと同じくらい危険です。

………ごめんなさい。時間がないんです通勤くらいしか。
てかそこまで時間を惜しんで聴くほどのモノなのかという根本的な問いが残りますが。

まぁなんつーか。もういいや。釈明の余地無しです。逆転裁判ならず。

というわけで、今年も皆さん宜しくお願いします。

てか来週末また友人の結婚式なんだよなぁ

…もう中央線に飛び込むしか。