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はやいもので

もう今年も12月云々と書いた記事が、ほんの少し下に載っていることに愕然とします、こんちは。
ほんと今年はここを更新しませんでしたね。これまでの年間更新数7回は、馬の餞史上最少でしょう。ここをたまに見て頂いている皆様、申し訳ございません。来年こそは是正します。

さてまぁ過ぎた事は仕方ありません。12月恒例、この一年の物欲物語、今年も行ってみましょう。

まず2月に

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Leitz Summar f=5cm 1:2
Canon 50mm f:1.8(LEICA-L)
※写真はCanon 50mmとLeitz Summarit50mm

を落札しました。ズマールはライカ初の大口径標準レンズで今から約80年前のレンズ。一方キヤノンの50mm、現行の所謂撒き餌レンズではなく、当時(約60年前)のキヤノンの全てをつぎ込んだ渾身のレンズ。ライカのSummaritそっくりな外観ですが、メッキの下地処理、その他質感はどうしても一つ劣ります。とは言え、1950年代の日本の状況を鑑みれば、十分、抜きん出た仕上がりと性能です。

そして4月、ついにライカのM3を手にしました。

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74万番台のほぼ最初期型。某ハヤタカメラ物の出品があり落札。刻印から見るに早田氏ご本人のOH品です。その後約半年に渡る試写の結果、機関は完璧であると知れました。
なんだか最近写るんですやチェキが人気のようですが、完全機械式のフィルムカメラ、しかもリバーサルフィルムで撮るってのは酔狂の極みで面白いですね。

そしてそして、遂に8月これまで散々欲しい欲しい言い散らかしてきた

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LEICA SUMMILUX-M 1:1.4/50 ASPH.

をこちらもヤフオクで手にしました。
長かった。ほんとに。漸くです。性能は、まぁ流石としか言いようがありません。35mmのズミルックスも凄まじい立体感ですが、50mmのそれも凄いですね。木村伊兵衛がいう「でっこまひっこま」
これで私のライカレンズは28mm、35mm、50mm、75mmと鉄壁の布陣。

のついでに

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Leitz Elmar f=9cm 1:4
※写真はSummarとElmarの骨董品コンビ

も落札。こちらも例によって約80年前、具体的に言うと盧溝橋事件があった年のレンズです。ちなみにズミルックス50mmとこのエルマー90mmは、同じ人から購入しました。お名前は伏せますが、オールドレンズ界(?)では有名な写真家で、その著作の中で挙げられているそのものズバリのエルマーだったものでつい落札した次第。

というわけで、今年も色々買いましたが、骨董品レンズはどれも1万前後の格安の品。
ド級の買い物はズミルックスのみ、という平穏な一年でした。
ただお蔭でもう「絶対に欲しい」と思うライカレンズは全て手にしましたので、来年は更に平穏な一年になる予定、あくまで予定。

あ、そう言えば

上記の他にこの9月に娘が生まれました。
二児の父となったわけで、これまでのような乱行は憚られます。己を正し律して参りたいと思います。
…というわけで娘を撮るに適当なレンズはないもんでしょうかね。

※写真は全て Canon EOS 5D3 + LEICA MACRO-ELMARIT-R 1:2.8/60

レンズはかくして作られる

福野礼一郎の名著のことではありません。
日本のレンズメーカーに「コシナ」という信州信濃に本拠を構える会社があります。まぁマニア受けする渋い仕事をするメーカーでして。そのコシナのHPに「こだわりの理由」というレンズ作りのあれこれを隔週で連載するコラムがあり、私も毎回拝読してきたわけですが、この度、それを加筆修正写真を追加し

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Canon 5D3 + Leica Macro Elmarit-R 2.8/60mm

『ツァイス&フォクトレンダーの作り方』

として、書籍になりました。
クルマはかくして~ほどマニアックではなく、カメラに少しでも興味のある人なら楽しんで読んで頂ける内容かと思います。現代の工業製品メーカーとしては、恐らく希少な「職人の手作業」が多く介在する一連の物作りのあらましは、手元にあるツァイス、フォクトレンダー銘のレンズへの愛着をいや増すに疑いありません。

私はこれを改めて読んでみて、SWH3型の購入を堅く決意すると同時に、ZMのツァイスレンズも欲しくなりました。
Distagon 1.4/35mmは流石にZEを持っているので微妙ですが、SonnarとPlanarの50mm、Biogonの28mm辺りに興味をそそられます。また最近のSony用Loxiaが実に素晴らしい描写なので、是非ともそろそろPlanar50mmZMをリニューアルして欲しいですね。
またOtusの85mmも半端ではありません。私の中では85mmはCanonのEF85mmF1.2Lが鉄板ですが、Otusは更にそれを上回りそうです。まぁ5D3のファインダーとテンで当てにならないフォーカスエイドで85mmのF1.4をMFで合わせる自信はサッパリありませんが。

というわけで、すでに手元にあるレンズへの愛着が深まる一方、物欲が無限に広がる素晴らしい本ですので「ツァイス」とか「フォクトレンダー」とかの単語に惹かれる病気を患っている方は是非ご一読を。

…しかしツァイスの本をライカで撮るのは失礼な話ですよね。ここはMacro Planarか。そうか。

ついに

きましたね。

ttp://digicame-info.com/2015/02/post-680.html#more

haseさんいっときます?

新ブログ

haseさんの発起により、新しい写真ブログを立ち上げて頂きました。

その名も「flangeback.net」
http://flangeback.net/
今のところメンバーは、haseさんと惑星同盟と私です。
参加者は随時募集中(?)

てか、名前からして普通の人は全く理解できませんw素晴らしいwww
まぁ多種多様なメーカーの多種多様なレンズを用いて、楽しんで良い写真を撮りましょうというそんなニュアンス(ですよね?)
個人的には良いブログ名だと思います。

正直、haseさんと同じところに写真を上げるのは、気後れするわけですが、いずれは本家に勝てるレベルに成れればよいなと。

というわけで、皆様是非ご覧頂ければ幸いです。

どこの

写真かさっぱり分からない物ばかり撮らずに、ちゃんとご当地の写真も撮りましょう。

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SUMMILUX-M 35mm ASPH
This is 三千院

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Hector 7.3cm F1.8
このレンズで仏像やらを撮ると、もれなく心霊写真的な描写に(ぉ

アップロードファイル 709-3.jpg
SUMMILUX-M 35mm ASPH
これもどうという写真ではありませんが、この立体感は3Dのレベル。

アップロードファイル 709-4.jpg
SUMMILUX-M 35mm ASPH
三千院の庭に埋もれてる首だけ地蔵。どういう謂れがあるかは全く存じません。

というわけで満足し、いつものように出町柳のいつもの店で飲んだくれました。毎度この飲み会が実に面白いんですよね。次回は南禅寺あたりに赴こうという方向性。

さて。

Leica M9-P

まだまだ慣らし運転ですが、やはりライカのレンズはフルサイズで使用して初めて真価を発揮するという当たり前の事を再確認させて頂きました。SUMMILUX-M 35mmASPHは特にそうですね。
またHectorですが75mm付近の画角が「切り取る」という感覚で使うには実に使い勝手が良いことに気づきました。
いずれにせよ、面白いカメラです。これはいいです。流石Leica。価格は異常ですが、面白さは他の何物にも変えられません。この辺もポルシェ的ですね。

というわけで、色々あった今年も終わります。

アップロードファイル 709-5.jpg
SUMMILUX-M 35mm ASPH

では皆様、よいお年を。

先日の

今年のIYH報告の中で抜けている物がありました。
Hector7.3cm F1.8
及び、ビリンガムのカメラバック
以上、お詫びし訂正いたします。

さて。

前回の紅葉撮影ツアーの際、年末年始には雪を求めて京都の北か湖北に行こうと誓いを立てたわけですが、この30日。行ってきました余呉湖と大原。
今回のツアー。清水の舞台からのフリーダイブの産物であるLeica M9-Pの初陣です。
見せて貰おうか、フルサイズライカの性能とやらを。

いつものように出町柳に集合し、何時ぞやのように大原からの湖西道路、余呉湖に昼前到着です。道中、先週の大雪は殆ど消滅しており、雪景色の撮影は諦めかけたわけですが、余呉湖周辺にはまだ何とか残雪が。

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SUMMILUX-M 35mm ASPH
ゆる鉄、というか寒鉄。

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Hector 7.3cm F1.8
もちもちの木。否。羽衣伝説の木です。
このHectorは約70年前のレンズです。当時世界最大口径の望遠レンズで、かの木村伊兵衛が特に好んで使った一本。
ライカにはソフトフォーカスのタンバールというレンズがありますが、このヘクトールも滲みレンズとして有名です。ちょうど一年前、曇天の金閣を撮った際、Planarの開放の滲みを利用し水墨画的な描写を求めましたが我が事ならず。ヘクトールが欲しいと漏らした記憶がありますが、やはり、このレンズは良いですね。こういう描写が欲しかった。

さて余呉湖です。余呉湖ですが、一周回って様々撮りましたが、どれもこれもパッとせず。冒頭の雪原と伝説の木を超えるものは何一つ撮れず、寒さも極まり早々に退散。とにかく暖かい物が食べたいと、滋賀県北部のメインストリートである国道8号を走りますが全く飲食店が見当たらず。ようやく見つけたちゃんぽん屋に転がり込み、待合中に前に座ったおじいさんが、何やら昔M6を使っていたとの事で声をかけられたりしつつ、熱々のちゃんぽんを食して満足し湖北を離れ京都に戻ります。
ここで私がHaseさんのCX-5を運転させてもらい、21世紀のディーゼルターボの実力に心底舌を巻いたわけですがそれはまた別の物語。

で、大原です。

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SUMMARIT 5cm F1.5
これも60年前のレンズ。やはり標準レンズは標準の画角で使いたいものです。このレンズはボケ玉として有名ですが、私のそれはかの山崎磨き。F2まで絞ればご覧のようにバッチリガッチリ解像します。

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SUMMILUX-M 35mm ASPH
このレンズの真骨頂。この立体感。

アップロードファイル 708-5.jpg
SUMMILUX-M 35mm ASPH
構図的には全く見るべき点はありませんが、ただただこの得も言われぬ描写と質感。

と、レンズテストのような写真ばかり撮ってないでまともな写真も撮れということで後半に続きます。

年の瀬も

いよいよ押し迫り、師も最後の猛ダッシュをかける頃合ですが皆さん如何お過ごしでしょうか。さて、毎年恒例、1年のIYHを振返るこの企画。今年2014年はどんな年だったのか。まず昨年年末の誓いを確認してみますと


来年はレンズはAME(出物があれば)とフォクトレンダーのSWH、カメラはM3(出物があれば)しか買わないとここに誓います。


とのことでしたが、果たしてどうだったか。
まず、AMEは大晦日にIYHしましたからこれは去年ですので除外します。
誓いを立てた舌の根も乾かぬうちに、私は鞄に入るコンパクトデジカメが欲しいと言い出しましたが、タイヤが腐っていることが判明して

・POTENZA S001

をIYHしタイヤの出費が痛いといいながらやっぱり

・リコーのGXR一式

をIYHしそれに付けるコンパクトなライカレンズが欲しいとのことで

・Summaron 3.5cm F3.5

をIYHしました。ここで止めておけば前年の誓いをほぼ守れたのですが、ここから破滅の道を辿ります。

・SUMMILUX-M 1:1.4/35mm ASPH.

全てはボーナスが悪い。
まぁ流石にここからは自制しまして。暫くはIYHはなりを潜めたのですが…

・M9-P

ええもう。全てはボー(ry

前年の誓いは木っ端微塵に吹き飛ばされ、流石に自分自身ドン引きのIYHっぷり。もはや禁治産者のレベル。来年はカレラ号の車検もあり、もういい加減、カメラばかりにかまけてはいられません。

Summilux 50mm ASPHと、新SWH以外は買わないとここに誓います!!

…では皆様よいお年を。

根が

貧乏性なせいで、多少まとまった金が手に入るとすぐ使いたくなって仕方ない性分ですこんちわ。
というわけで、なけなしのボーナスをはたいて、私はライカボディの中でM3を除けば唯一「いつかは絶対に欲しい」と思っていた、Leica M9-Pを勢いに任せてヤフオクで落としてしまったわけです。
殆ど使用されて無いデッドストック並みの一品。

アップロードファイル 706-1.jpg

…どっかで聞いたフレーズですが、
まぁなんだ。もう本当に行き着くところに逝ってしまったわけですが、これは強いて言うならば、haseさんがD600を買ったのが悪い(ぉ

さてLeicaのM9-P、これが今ままで私が使っていたM8とどう違うか。
センサーサイズがAPS-Hからフルサイズへ。あとデザインがかっこいい。以上それだけ。

…改めて書くと、我ながら狂ってますね。

しかもM9系には、その肝心のCCDセンサーにクラックが自然発生するという恐ろしい持病があります。いつ爆発するか分からない時限爆弾(これは初期型に多いとの噂)また更に、つい先日、センサーの保護ガラスが腐食するという新たな核爆弾の存在もライカからアナウンスされました。(こちらはまだ詳細不明)

……改めて書くと、我ながら(ry

まぁどちらの問題も、無償修理対象ですから良いと言えば良いんですが。私のはちゃんとライカジャパンの正規品ですしね。

と、恐ろしい話もありますが、その写りは折り紙付き。
実際にどんな描写をするかは…また次回の撮影ツアーで確かめましょう。

以上、もうこれ以上のIYHはしないと心に誓う師走の一日。

京都紅葉ツアー後編

というわけで、人が溢れかえる光明院。の、床の間に大変美しい一輪挿しがあったので

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このSummilux35mmASPHは不思議なレンズでして。同じ開放の描写でも、例えば冒頭の水ようかんのように、まさしく現代の最新スペック的な先鋭な描写をする一方で、この花のように、まるでオールドレンズのような得も言われぬ収差を纏ったりと、性格がコロコロと変わります。
でも得てして「こういう描写が欲しい」と思う意図を酌んでくれるかのように描写しますので個人的にはたまりません。これ一本でいける。そう思わせる力がこのレンズにはありますね。

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光明院の隠れた紅葉。玄関土間にこのセンス。実に心憎い。

光明院を後にした我々。本当は京都の紅葉スポットで一、二を競う「東福寺」に行きたかったのですが紅葉の季節の東福寺に向かうなど自殺志願者以外の何物でもありませんので、東福寺の裏の泉涌寺に向かいます。

…が、伏見稲荷の登山の影響もあり、もうこの時点で我々の空腹は限界を超え、撮影どころではありません。拝観料を払って境内に入るも、庭園へは別料金と告げられ心が折れまして。同所にあった蕎麦屋で500円のそばを食べて満足し、泉涌寺をあとにすることに何ら躊躇いは有りません。

しかし、泉涌寺から京阪東福寺駅に向かう道すがら、入館料タダに引き摺られ来迎院、今熊野観音寺に。
で、ここの紅葉が凄かった。ですが、まともな写真が撮れないwほんと紅葉を撮るって難しいですね。

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スポットライトを探して。
こういう分かりやすい光を探すのも、なかなか難しかったりします。

アップロードファイル 705-4.jpg
スポットライトを探して2
こういう分か(ry

しかしこの2枚とも構図が気に入らない。
もう少し主題を画面左に置いてバランスが取れるよう撮る場所を考えるべきですね。
前回の反省が全く生かされてない。光だけを追った失敗例です。

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幹に引っかかった紅葉。
欲を言えば、もう少し寄りたいのですが、そこはレンジファインダーの限界。これが最短撮影距離。

…しかしほんと、後から見ればいくらでも文句を付けられるのに、何故その場でそれに気づかないのでしょうか。
もう少しいい加減ちゃんと考えて撮るようにすべきですね。
風景やモチーフに「撮らされている」写真が多すぎです。もっと「撮らないと」いけない。
頑張りましょう。

次回年始の予定は、雪を探して京都の北に行く予定です。でも年始って…あと一ヶ月とちょっと?え??

晩秋の京都紅葉狩りツアー

というわけで、前回のツアー時に予告をしていました京都紅葉撮影ツアー
いい加減京都も行きつくした感がありますが、これまで抜けていた伏見稲荷をターゲットに据えました。晩秋の京都。紅葉の名所は数多ありますが、伏見稲荷は紅葉の名所とは結び付きません。そのような言説は聞いたことがない。即ち!人が少ないに違いない!そう信じての選定でしたが、果たして。

例によって私のカメラはLeica M8+Summilux35mmASPHの一発勝負。
リコーのGXR+Hektor7.3cmF1.8(70年落ち)も持っていきましたが、換算100mmオーバーは長すぎたので使えませんでした。

さて、晴れ渡った3連休中日の日曜日。朝の9時半手前に京阪伏見稲荷駅に降り立った私は、同じ電車に乗っていたHaseさんを捕まえ、惑星同盟を待つ間に取り敢えず何枚か駅周辺で試し撮り。

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駿河屋さんとかいう時代劇の悪役のようお名前のお店(失礼)が実にいい雰囲気だったので一枚。
ほんと何も考えていないどうでもいい写真ですが、開放なのにこの切れるような先鋭さと独特の質感と立体感。流石Summilux35mmASPH

さていつぞや話したかもしれませんが、私はガキのころから結婚する辺りまで、必ず伏見稲荷に初詣に詣でる習慣がありまして、いつも大晦日の夜に集まり年越したらその足でJRに乗車、伏見稲荷に詣でてました。従って、夜中および気が狂わんばかりの人混みの伏見稲荷には十数回詣でましたが、真昼間のしかも人が殆どいない(初詣比)伏見稲荷は実のところ、今回が初めてでした。結果、伏見稲荷ってほんとはこんな風景だったんだという発見が随所にw

さて、冒頭に申しましたが、京都的紅葉名所とは縁遠いはずの伏見稲荷、しかしどうして

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この真赤さ。シャアも裸足で逃げ出す勢い。

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取り敢えず、伏見稲荷詣での証明写真wなんだかんだ言っても人が多く無人の千本鳥居は撮れませんでした。

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この真赤さパート2。もし伏見稲荷が京都以外にあったなら、超紅葉の名所として名高かったこと請け合い。

というわけで、伏見稲荷山頂にいつものように登るものの寄る年波には勝てず疲労困憊。きなこアイスクリームを食べ下山。引き続き、進路を北に取り光明院に到着。ここも例によって、あの「そうだ京都、行こう」で取り上げられただけあって、人が大変多かったです。

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もう 京都、来るな。

……5枚になりましたので後篇に続きます。

真夏の高雄その2

この日は陽が注いだのは午前中のみで、午後は曇り(高雄では俄か雨)でした。曇りの日に写真を撮るのには、少なくとも私的には最悪のシチュエーションです。それでも何とか色々と面白い光を探しますが

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所詮こんな感じ。別に面白くありませんね。残念。
さて高雄の頂上(?)まで登った我々。たまには観光的なイベントもしてみようということで

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瓦投げに勤しみました。厄払い的な物らしく、飛距離を競うようです。予想通り回転が掛り全く飛びませんでした。たまには記念写真的写真も。新調したカメラバッグも一緒に。このビリンガムって会社は、ライカとコラボしライカ専用の鞄も出してますが、これより数段小さい上に値段はこれの3割増しというボッタクリ商売。ライカだけでなく5D3も使う私としてはある程度のサイズも欲しいという訳で、こちらのハドレープロを購入。思いのほか軽く作りもしっかりしており流石カメラバッグの老舗です。

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朽ちた木のテーブル。良い質感です。廃墟に見えますがシーズンはここでスイーツが振る舞われるとか。

さて、高雄を満喫した我々。いつものように下賀茂神社に向かいます。

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以前のツアーの時と全く同じ構図、同じように開放です。Planarとは全く違います。Planarと違って、遠景をわざと開放で撮って遊んだりするレンズではありませんね。

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良い縁がありましたでしょうか。
古本市ということで、人がごった返していた下賀茂神社。神社には和装が似合いますね。

というわけで撮影ツアーも終了し、その後、例によっていつもの店で飲んだくれました。次回ツアーは、伏見稲荷周辺。時期は秋でしょうか。大変面白そうですね。
さて今回はSummilux縛りでレンズ性能テストを兼ねたわけですが、そんなことより今回のツアーで気付いたのですが、どうしても私は被写体を真正面から写す癖があるようですね。特に最後なんかが典型例。これをもう少し面白く撮るなら、もっと左に回って、浴衣の子達を手前に少しボカして後ろのえんむすび看板にフォーカスすれば、もっともっと奥行と物語が生まれているはず。そうです。私の写真には奥行がない。凄く平面的なんですね。大変いいことに気が付きました。
次からもっと意識してみることにしましょう。頑張りましょう。

根が

貧乏性なせいで、多少まとまった金が手に入るとすぐ使いたくなって仕方ない性分ですこんちわ。
というわけで、なけなしのボーナスをはたいて、私は現行ライカレンズの中でノクティルックスを除けば唯一「いつかは絶対に欲しい」と思っていた、SUMMILUX-M 1:1.4/35mm ASPH.を勢いに任せてヤフオクで落としてしまったわけです。

さて、長期休暇恒例の京都撮影ツアー。今回のメインは詩仙堂あとはノープランw
出町柳に集合し車で暫し、目的地に到着です。以下写真は全てSummilux 35mm

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そうだ京都、いこう。的な。
超がつく露出オーバーw撮り直そうとするも、直後この女性が姿勢を崩したので諦めました。
35mmレンズをM8で使うと換算約46mmほぼ標準レンズとして使えます。流石は現行レンズ。開放でも見事に解像しますね。ただやはりAPS-HですのでSummilux35mmの真骨頂たる圧倒的なあの立体感がスポイルされてるのが残念です。

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写真では涼しげですが、真夏の京都ですので、当然死ぬほど暑いです。
本来はもっと広角で撮るべきところですね、SWHとかSWHとかSWHとか。買うか。やっぱり。
涼しげに見える縁側でこれからのプランを模索します。高雄、常照皇寺、そのまま飲みにいくなど議論は白熱し、取り敢えず飯にしようということで、大原の奥にあるエビフライが超美味な「うっどぎゃらりい」にて昼食。相変わらず美味いです。議論の結果、京都を東西に横断することになりますが、ツンデレ重巡こと高雄&神護寺に行こうということで決定。
到着後車を置いて登山(?)です。でも流石は山ですね。京都市街に比べると圧倒的に涼しい。高雄は初めてでしたが、参道(?)は旅館が連なっており、なんちゃって貴船の様相です。


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ひなびた感じ。
ボケ味テストその1。前ボケはまぁまぁですが、少し後ろがざわつく感じですね。Summilux35mmの系譜通りです。

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本当に営業しているのか甚だ謎。そもそも何屋さんなのかも全く謎。

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蜘蛛。釣果はサッパリな様子。
ボケ味テストその2。さっきのとは打って変わり後ろが実に美しくボケます。

というわけで、5枚になりましたので後半に続きます。

番外編

と、言いながらも、動き回る子供は私の腕ではサッパリ捉えられませんw
たまには折角の5D3の超絶AF性能と、EF70-200mmF2.8L2も使いましょう。

アップロードファイル 694-1.jpg
70mmF4

ズームレンズでこれかよ。21世紀って凄いですね。
まぁMF単焦点に拘らず適材適所でいきましょう。ええ。

湖北撮影ツアーその2

はい。何故わざわざこんな分かりにくい二分割をするかという話ですが、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれませんが昨年の大晦日。私は飲んだくれた勢いに任せて念願だったLeicaのAPO-MACRO-ELMARIT-R 1:2.8/100通称「AME」を落札したわけです。(AMEの詳細説明は省きます。ググって頂ければ物好きな人が物凄く丁寧に色々書いたHPが雲霞のごとくわいて出てくると思いますので、そちらをご参照ください。)
しかし当然正月撮影ツアーには間に合わず。今回ようやく実戦での性能評価試験が叶ったと、そういう次第。見せて貰おうかLeicaのAMEの性能とやらを。

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おそらくF4だったと思います。菅山寺近くの池にて。

アップロードファイル 693-2.jpg
「The 印象派」
AMEをハッセルブラッドに着けて。…勿論大嘘。掟破りのトリミング。いや「あの方」もスクエアは許されるって言ってたし。

アップロードファイル 693-3.jpg
ヨドバシの作例で出てきそうな写真w
単なる枯れ落ち葉ですが、何とも言えない質感だったので。

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超逆光耐性試験。出町柳周辺。鬼のような西日を真正面に嫌がらせのようなシチュエーションで。

アップロードファイル 693-5.jpg
今回の旅ではありませんが、1月に上賀茂神社に行った際に撮ったもの。本領たるマクロ域。

というわけで、AMEは伊達じゃないという結論に至りました。流石はLeica-Rの最強レンズと言われるだけはあります。
恐ろしく懐が深いですね。どんな目的にも使えます。これは使い込む必要があります。これまで撮影ツアーの度に色々レンズを持ち出しましたが、今回でようやく必携の3本を確定できました。
Distagon 1.4/35
Planar 1.4/50
そしてAME
場合によってはSummicron-R 50mmも欲しいですが、基本この3本で決まりです。
Planarを軸に今後はこれでいきましょう。もうあとは私の腕次第w

長期休暇恒例

撮影ツアー。2014年度GW編はついに京都を離れ、滋賀県北部余呉湖&菅山寺という超マイナーツアー(失礼)となりました。
例によって出町柳に集合しhaseさんのRX8で出発。大原を抜け峠を越えて湖西道路という観光客は絶対使わないルートを使用し渋滞知らず。途中、道の駅休憩を挟みながらも京都余呉湖間2時間なので上出来です。
余呉湖を眺めながらMAMAランチ(?)なる山菜天ぷら定食を頂いて英気を養い、主たる目的地の菅山寺へ向かいます。
狭隘な山道を対向が来ないよう祈りながら走って駐車スペースに車を置き、そこからまさかのガッツリ登山(下山?)これが、それを全く想定していなかった私的には大変でした。何事も日頃の運動はあらまほしきことなり。
さて、登山はしんどいですが、季節はド真ん中の新緑です。

アップロードファイル 692-1.jpg
Planar 1.4/50 F5.6
絵に描いたような新緑写真。いえ、こういう基本に忠実なのも必要です。
さて、艱難辛苦を乗り越えて菅山寺に到着。

アップロードファイル 692-2.jpg
Distagon 1.4/35 F9
このお寺、現在はほとんど廃寺かと思う寂れた風情ですが、もとを辿れば奈良時代にまで遡る極めて由緒あるお寺。この山門両脇の巨大な欅は樹齢1000年over。かの菅原道真が植樹したとかしないとか。

アップロードファイル 692-3.jpg
Distagon 1.4/35 F8
しかし、難しい。この欅と山門だけでおよそ20枚以上色々バリエーションを変えて撮りましたが、どれもパッとしません。
樹の存在感というか力というか、そういうのが全く表現できない。結局、何の捻りもないこの2枚。特にこの2枚目は、もしやと思い確認してみたら画角こそ違えど過去のhaseさんのとほぼ同じという始末。まぁ致し方なし。

さてその後も遭遇した池やら急峻な復路を死ぬ気で登りながら色々撮りましたが、それは「その2」に譲ります。
とにかく這う這うの体で駐車場に帰り、その後はhaseさんの車での帰路、登山の疲れと眼精疲労からくる頭痛により爆睡。助手席人員としてあるまじき醜態を晒しながら、夕方5時頃京都到着。車を降りて、折角だからと下賀茂神社に立ち寄る。

アップロードファイル 692-4.jpg
Planar 1.4/50 F1.4
いいですね。こういう雰囲気の写真が撮りたいという願望通りの描写。今回の旅はあまり開放を使いませんでしたが、Planarのこのまとわりつく収差が本当に好きです。

で、その後、いつものように3人で飲んだくれました。次回の夏は、話の流れから大和ミュージアムと鉄の鯨館に行こうという案が急速浮上。極めて興味をそそりますが、盆休みの高速を広島に向かうのはどんなもんかと思ったり思わなかったり。
まぁ考えましょう。

…さて、ここで終わりと思わせて、時間を菅山寺まで戻します。

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