第3戦オーストラリアGPでした。全く路面温度が上がらずグリップし
ないタイヤが招くスピンの嵐でセーフティーカーが入りまくる展開。結
局はアロンソが全盛期の顎ばりの安定した異次元の速さで逃げ切り、続
いてキミ。そして混乱からタナボタを得たラルフが3位表彰台。
結局PP獲ったバトンは、SC明けのローリングスタートのたびにぶち
抜かれるという醜態を晒し、且つファイナルラップの最終コーナーに差
し掛かったところでエンジンブローで南無。
さて琢磨ですが、これがまた凄かった。第1スティントで完璧にバリチ
ェロを抑えきりこの大荒れのレースをしっかり走りぬきました。
ていうか、バリチェロ酷すぎる。ブレーキのトラブルがあろうがなかろ
うが、4年落ちの車に20数周も押さえ込まれるのは如何な物か。ここ
までの醜態を晒すとなると、もう慣れていないとかいうエクスキューズ
は通用しません。もう本気で琢磨と代われ。あと井出が完走しました。
おめでとう。お疲れ様。酷い状況だということは皆がわかってますから、
精一杯頑張りましょう。いつかいいことあるさ。たぶん。
あと顎。どうにもこうにも走らない車を、しかし120%まで走らせる
姿勢は素晴らしいです。奴をもってしても脱出でアンダー出してクラッ
シュするということは今回いかにダメだったかを何にもまして物語りま
すね。イモラでの復活を期待しましょう。
さてさて
荒れたレースは本当の力が試されます。
そのなかで、圧倒的な安定感を示したアロンソ。これはヤバイ。もう何
度書いたか忘れましたが、顎の再来です。数年後には「眉毛」の渾名で
顎扱いされること請け合い。というわけで二週間のインターバルを置い
て、ついにイモラ、ヨーロッパラウンド開始です。
逃げるアロンソ、追うマクラーレン、顎の復活はあるのか?
今後も注目していきましょう。