放置してたパソゲー「智代アフター」をクリアしましたこんばんは。
「智代アフター」が何なのかご存じない圧倒的多数の皆さんにご説明しますと「クラナド」っていうゲームのキャラの一人である、坂上智代って子をメインにした、クラナドの後日談です。
まぁ所謂エロゲーですねエロゲー。
エロゲーと言えば、この世の最下層に存在する類のモノだと世間一般には認識されてますし、まぁ斯く言う私も大体そのように思ってますが、しかし。
……エロゲー舐めてました。本当に、大変申し訳ありません。
やはり、何事にも例外は存在します。
以前「そして明日の世界より」に触れた時も同じように書きましたが、いや本当にこれは馬鹿にできません。
これは京アニ「Air」を超えますね。或いは邦画の「いま、会いにゆきます」も超えます。
つまり史上最強の泣きゲーです。
…2年半も昔のゲームで今更ネタバレも何もありませんからぶっちゃけますと。
クラナド本編で紆余曲折あって付き合いだした二人が、更に智代アフターの中で紆余曲折あって共に大変成長し、このままハッピーエンドかと思いきや、主人公が(ゲームの中で負った怪我が原因で)記憶喪失になります。勿論、智代は大変献身的にそれに付き添うわけですが、この記憶喪失が何とも厄介なことに、10日ほど経つとその間の記憶をまた失うという皇帝病も真っ青な天下の奇病。
これは、智代にとっては最悪のエンドレスエイトです。
アフター編は、もう本当につらい。本当に鬱になります。
特に7日目以降は、涙なしにはとてもできません。年甲斐もなく泣きます。ガン泣きです。
―そして、最後。賛否両論乱れ飛ぶエンディングを迎えるわけですが、私としては、確かにこの形じゃないとこの物語の主題は完成しませんので、これでいいと思います。…思いますが、しかし。せめて子供が居てもいいんじゃないかと。思ったり思わなかったり。
というわけで、エロゲーを熱く語るなど、もうどうにも救いようがありませんが
でもこれ、例によってエロゲーである必然性がない。全くありません。
絶無です。ほぼ全てのエロシーンが不要。
逆に唯一、最後の夜のは、絶対に必要。あの描写は物語として絶対に必要です。エロシーンですが全くエロくないし。
まぁエロゲーだろうが、アニメだろうが、邦画だろうが、洋画だろうが、ラノベだろうが、純文学だろうが
いいものはいいと。
単純にそれだけの話です。もしクラナドをやって(或いは見て)智代アフターはやってないという人は是非どうぞ。
で、大変感動した私は、何をトチ狂ったか、京アニクラナドのDVD最終巻に智代編が入るというだけでそれを予約しただけならともなく、追加シナリオと追加CGがあるというだけでPS2版をアマゾンで買う始末。
…これは、もう、我ながらキモイ。終わってますね。
……ま、まぁこれでも一応、社会人をちゃんとやってますw事実は小説より(ry