昼ごはんも済ませ、今回のメインともいえる目的地に向かいます。
「常照皇寺」
南北朝の北朝、初代上皇の光源天皇が出家し、僧として旅をしていた時に立ち寄ったこの地の荒れ寺で村人から受けた歓待に報いるため、荒れ放題だったそのお寺を開創。皇室を施主とした寺と定めました。
ホントかウソかわからない話ですが、いずれにせよ、非常に格の高いお寺であることには間違いありませんし、なんせ京都の北の寂れた場所にありますので(失礼)極めて人が少ない。本当に素晴らしい。
苔むした石畳の階段など本当に美しい場所です。
雨粒が綺麗だったので。この時は私はまだマクロレンズをもっていなかったのでこんな感じで。
提燈を前ボケに使うのを思いついたはいいけど、何か違う残念な結果に終わるものの、奥の紅葉の発色と立体感が素晴らしいので採用。
庭のど真ん中に鎮座する朽ちた巨木。恐るべき存在感を放っていたので思わず撮る。
ここにきてようやくZeiss Planarを使用。
ちょうど羽化するセミを発見。ちょっと寄りたかったのでここもPlanarで。
遠目に見ると命の神秘ですが、等倍で見ると正直キモイです。
という感じで撮り散らかし、満足した我々は、大原経由で毎度おなじみの御影神社に向かいます。何枚か撮るものの、代わり映えのない結果に終わり自分の腕のなさを再確認し、今日の撮影工程は了と
なりました。
その後、出町柳まで戻って近くの居酒屋に入り、3人で酒を飲みあーでもないこーでもないと色々話す。
大変楽しい時間を過ごせました。本当にまた是非行きたいものです。
さて、今回の撮影紀行を通じて、標準から中望遠域については、ズームはやはり必要ないという結論を得ることができました。次に必要なのは、広角~超広角。ここをズームでなく単焦点で行くには本当に腕が必要です。本来であれば、ZeissのDistagon2.8/21mmが欲しいのですが、使いこなせる気がしないので、取り敢えずはCanonのEF16-35mmF2.8L2になるのでしょうか。まぁ今はまだ広角はいいか。そうか。
などと書きながら、最近、カメラに対する考え方が少し変わってきたのですが、それはまた後日。