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はやいもので

もう今年も12月云々と書いた記事が、ほんの少し下に載っていることに愕然とします、こんちは。
ほんと今年はここを更新しませんでしたね。これまでの年間更新数7回は、馬の餞史上最少でしょう。ここをたまに見て頂いている皆様、申し訳ございません。来年こそは是正します。

さてまぁ過ぎた事は仕方ありません。12月恒例、この一年の物欲物語、今年も行ってみましょう。

まず2月に

アップロードファイル 729-1.jpg
Leitz Summar f=5cm 1:2
Canon 50mm f:1.8(LEICA-L)
※写真はCanon 50mmとLeitz Summarit50mm

を落札しました。ズマールはライカ初の大口径標準レンズで今から約80年前のレンズ。一方キヤノンの50mm、現行の所謂撒き餌レンズではなく、当時(約60年前)のキヤノンの全てをつぎ込んだ渾身のレンズ。ライカのSummaritそっくりな外観ですが、メッキの下地処理、その他質感はどうしても一つ劣ります。とは言え、1950年代の日本の状況を鑑みれば、十分、抜きん出た仕上がりと性能です。

そして4月、ついにライカのM3を手にしました。

アップロードファイル 729-2.jpg

74万番台のほぼ最初期型。某ハヤタカメラ物の出品があり落札。刻印から見るに早田氏ご本人のOH品です。その後約半年に渡る試写の結果、機関は完璧であると知れました。
なんだか最近写るんですやチェキが人気のようですが、完全機械式のフィルムカメラ、しかもリバーサルフィルムで撮るってのは酔狂の極みで面白いですね。

そしてそして、遂に8月これまで散々欲しい欲しい言い散らかしてきた

アップロードファイル 729-3.jpg
LEICA SUMMILUX-M 1:1.4/50 ASPH.

をこちらもヤフオクで手にしました。
長かった。ほんとに。漸くです。性能は、まぁ流石としか言いようがありません。35mmのズミルックスも凄まじい立体感ですが、50mmのそれも凄いですね。木村伊兵衛がいう「でっこまひっこま」
これで私のライカレンズは28mm、35mm、50mm、75mmと鉄壁の布陣。

のついでに

アップロードファイル 729-4.jpg
Leitz Elmar f=9cm 1:4
※写真はSummarとElmarの骨董品コンビ

も落札。こちらも例によって約80年前、具体的に言うと盧溝橋事件があった年のレンズです。ちなみにズミルックス50mmとこのエルマー90mmは、同じ人から購入しました。お名前は伏せますが、オールドレンズ界(?)では有名な写真家で、その著作の中で挙げられているそのものズバリのエルマーだったものでつい落札した次第。

というわけで、今年も色々買いましたが、骨董品レンズはどれも1万前後の格安の品。
ド級の買い物はズミルックスのみ、という平穏な一年でした。
ただお蔭でもう「絶対に欲しい」と思うライカレンズは全て手にしましたので、来年は更に平穏な一年になる予定、あくまで予定。

あ、そう言えば

上記の他にこの9月に娘が生まれました。
二児の父となったわけで、これまでのような乱行は憚られます。己を正し律して参りたいと思います。
…というわけで娘を撮るに適当なレンズはないもんでしょうかね。

※写真は全て Canon EOS 5D3 + LEICA MACRO-ELMARIT-R 1:2.8/60