記事一覧

久々に

F1のお話。アロンソ磐石かと思われた2006年シーズンですが
顎完全復活のお蔭で、あと6戦を残して11ポイント差。
これで全く分からなくなってきました。鈴鹿くらいまでもつれそうですね。
面白いです。大変面白いです。

しかしルノーが精彩を欠きました。マスダンパー禁止がそんなに影響を
及ぼしたのか。それとも単にタイヤチョイスのミスか。
まぁしかしバーニーの陰謀が見え隠れしますね。

それはそうとマクラーレンも上昇気運。何か悪い物でも食べたのでしょうかね(ぉ
一回目のピットストップミスが悔やまれますが、シーズン序盤からの
クソっぷりから比べれば、望むべき最良の結果でしょう。

さてさてアグリ。流石にぶっつけで走りきれるほど甘くはなかったようですが予選タイムなんかを見てますと、ちゃんと新車効果が見受けられます。
これはシーズン終盤戦に向けて期待もできそうです。

あと来年からのお話ですが、ウィリアムズにトヨタエンジンが乗ると。
これは不味い。だって普通に考えりゃ本家トヨタより速くなりますからね。
トヨタ的にそれはどうなんだろう。デチューンして渡す気かな(ぉ
それと名義は?レクサス名義?ウィリアムズ・レクサス?そっちのほうが語呂はイイですよね。しかもトヨタに勝っても「レクサスの方が上だから」と言い張れば筋が通ります、って通るかボケ!!

さて、というわけで私は顎を応援しているわけですが。

…まぁ何というか、一昨年前までなら、空気嫁だとかリタイアしろだとか
無茶苦茶言ってましたが、眉毛に追い詰められ、マシンバランス欠いても、しかし常に全身全霊でレースに挑むあの姿を見ておりますと、「引退」の二文字が現実味を帯びてきますと、こう、応援してしまうのが人情ってもんでしょう。

しかしもし引退しようもんなら、この鈴鹿は見物です。
「ミハエル・シューマッハがタイトルを懸けて走る最後の走り」
おおおおこれは凄い。凄いよ。
間違いなく歴史の証人になれるわけですからね。

おぉ今からテンション上がってまいりました。今から台風こないように祈ります。南無

スポーツカー談義=最終章=

長々続けて参りましたが、まぁ要するに
車を取り巻く様々なモノは、何から何までどうにもこうにも、本質を、理想を捻じ曲げる方向に強大な力を発すると。
そしてそれは結局全部「商売のため」ですね。
無論、それは間違っていません。全く間違ってない。利益を上げることが大命題な企業活動にとってそれは全面的に正しい。
しかし目的は同じでも、その方法論には大きな違いが生まれます。
商売の為、利益の為、その絶対的な目標を叶える為に、どういう道筋を辿るのか?

・マーケティングによりニーズを集め、それを反映した車を徹底的に無駄を廃して作る。

トヨタのお家芸ですね。一番合理的で効率的で利益が出せます。ベンツはそこに向かってますが、まだまだヘタなんで七転八倒してる最中です。

・自分達が理想とする形を主張する。マーケティングはあくまで補完材料。

BMWがその筆頭ですね。万人には売れません。ただし、付加価値で売る考え方ですから利益率は高いです。昔のベンツもこれでした。

前者には徹底的なマーケティングとその正確な分析と商品開発能力が必要です。まさしくトヨタの十八番。
後者には「誰もが認める突き抜けた何か」が必要です。
BMWにはありますね。マツダにもその素養は十分あります。ポルシェにもフェラーリにもそれは勿論あります。

…本当は、車の開発に携わる人たちには、理想があると思うんです。
「俺が作りたいのはこんな車だ!」そんなむさ苦しく暑苦しい思いが。
しかし、現実はそうはいかない。全くいかない。
エンジニアの人たちに求められるのは
「理想と現実のバランスポイントを何処で取るか?」
その命題の解でしょう。

コストという現実を優先し、より利益を出せる開発をする。正解でしょう。

今のバランスポイントを、自分達の理想に近づけるために、もう一つ高いレベルでバランスさせるために、血ヘド吐くような努力を、苦悩をする。
正解ですね。

どちらも正解です。どちらも間違ってません。しかし
私が、どちらをより高く評価するか。言うまでもありません。

これからの先、どんどん条件は厳しくなっていきます。
衝突安全性、環境性能、更に最大の問題であるガソリンその物の枯渇。
もっともっと条件が厳しくなり、もっともっと理想を貫くのが難しくなる。
理想は置いて市場原理を貫かないと、立ち行かなくなるかもしれません。

私は、祈らずにいられません。
エンジニアが、デザイナーが、ライン工が、町工場のおっちゃんが、内職のオバちゃん達が、嘗て、全知全能を注いでオイルショックをぶち破ったように、相次ぐ排ガス規制を乗り越えたように。
今後立ち塞がる無数の困難をぶち破ってくれることを。
理想を貫き通してくれることを。
そして私達の前に、また素晴らしい車を生み出してくれる事を。

理想を叶えようとする人々に
そんな車作りに携わる全ての人々に

どうか、クルマの神様のご加護がありますように。

スポーツカー談義、その3

さて、前回、前々回とスポーツカーのお話をしました。
スポーツカーを自縄自縛に陥らせる原因はマーケティング偏重にあるというお話でした。しかし、スポーツカーを縛るモノはマーケティング以外にもあります。数え上げればきりがないですが、例えばブランドもそうです。
ブランドの維持増進の為に、全くおかしなことが起こり得る。
今回はそんなお話。

どういうことか。

スポーツカーと聞いて誰もが思い浮かべる「ポルシェ」というメーカーがあります。私もポルシェ大好きです。「RRの空冷911命」というポルシェ原理主義者の一人です。
しかしですね、ポルシェはスポーツカーかと問われれば、実はそうとも言えません。これは以前にも書きましたが

911という車。その前身はポルシェ356という車です。そのポルシェ356のプロトタイプは「運動性」の為に、要するに「スポーツカーたらん」としてMR(ミドシップレイアウト)を採用しました。
因みにF1の世界初ミドシップはクーパーですが、ミドシップレーシングカーの嚆矢はポルシェ博士作のアウトニオンPバーゲンです。ローゼマイヤーが駆りニュルで絶対不可能と言われたラップタイム10分を切った伝説のマシン。クーパーの軽く20年昔の話ですね。

話がそれました。じゃあMRだった356が何故RRになったか。
「移動距離の長いヨーロッパにおける、富裕層の人々の「早く快適に移動したい」というニーズ」
これです。MRだと2人乗りです、どうにもなりません。でもRRにすりゃなんとか4人乗れる。荷物も積める。更にRRなら「カブトムシ」ことフォルクスワーゲン・ビートルのエンジン周りも継承できる。いいことずくめ。
つまり要するに、911(356)は生まれた瞬間からマーケティングに魂を引かれた車。即ち、GTカーでした。
じゃあ何故GTカーとして生まれた911がスポーツカーの雄と呼ばれるまでになったのか。
それはレースでの圧倒的な強さでした。ビートルのロイヤリティがVWからポルシェに入るという仕組みにより、潤沢な資金を持ったポルシェはレース界を席巻。
911のかっこを連想させるマシン、例えば935ターボ、シルエットフォーミュラにおいて無敵。
ポルシェはレースという世界で強さを見せ付け、それを上手く911の派生モデルに結び付け、そしてそれがブランドとなりました。
911の「あの形」が「ブランド」になったわけです。

しかし70年代末、ポルシェは悩みます。VWの主力がビートルからゴルフに移りパトロンが消えてしまったんです。もう911だけじゃどーにもやっていけない。
だから脱911を図り924、928を作ったわけです。
FRの真剣なスポーツカーですね。
また914も作った。MRでコストも考えたスポーツカーです。
しかし見事に全部コケました。
何せカッコが911じゃない。「ポルシェじゃない」からです。
世界中の人が望んだのは、あの形、あのブランドでした。

ポルシェは真面目すぎたんです。真面目に愚直に頑張った。しかし世の中に認めてもらえない。911しか売れない。でも911だけじゃもう無理。
どーするか。どーにもならん。身売りするか?
切羽詰った90年代初頭、救世主が現れます。トヨタです。
ポルシェはトヨタからコスト管理を学び、そしてそのブランド力を生かす方法を学び、マツダ・ロードスターが切り開いた新天地「オープン2シーター」の世界に、911そっくりの車「ボクスター」を叩きつけた。
これが大ブレイク。
ポルシェは一気に復活し、今や押しも押されぬ優良企業です。

さてしかし、ジレンマが生まれます。911という神様は、しかしぶっちゃけダメ車です。上記のように基本からしてなってない。ここまで走ることが奇跡です。スポーツカー的な車を走らせる技術において、ポルシェは間違いなく世界一。だからこそRRなんて欠陥レイアウトが未だに世界第一級の車なんですが、しかし困ったことにボクスターはMRです。
MR。車にとって一番重いエンジンが中心にあれば、そりゃ運動性能いいですよ。重量配分もいいですよ。全部上手くまとまる。
生まれた瞬間からボクスターは911を超える車なんです。
しかし「神」を超えてはいけません。超えた瞬間「911教」は崩壊し
ポルシェブランドは崩れ落ちます。それはできない。
そのジレンマ。その「ブランドの維持」のために、ボクスターは、そしてボクスターより更に素性が良いボクスタークーペ・ケイマンは、911を超えないように捻じ曲げられる。

…おかしくないですか?これは絶対におかしいです。
「スポーツカーを、遅くなるように作る」
こんな馬鹿げた話が、こんな矛盾がありますか?

こんな意味不明な、おかしなことが行われるのは全て「ブランド戦略」に起因します。ブランドが本質を侵食し、捻じ曲げる。

さて一方でポルシェと双璧をなす、いやブランドという意味ではポルシェをも凌ぐ「フェラーリ」はどうか。
モンテゼモロが社長をやって大改革をした結果、今のフェラーリは昔のフェラーリではありません。

「フェラーリは(車じゃなくて)フェラーリ」

なんてフェラーリ信者(私含む)以外には通用しない教義を持ち出す必要も無く、誰がどう見ても、スポーツカーとして第一級です。
確かにデカイです。デカイですが、考え抜かれた構造です。それ故バカほど高いわけですがね。
つまり、ポルシェがブランド戦略に拘泥している間に、フェラーリはその自身の絶対のブランドに甘える事無く大改革を行い大躍進を果たしたわけです。そりゃF1でも勝ちますよ。

フェラーリがついに「車として」ポルシェを抜くか!?

F430はその試金石でした。そしてそれは勿論素晴らしい車でしたが
しかし、最新型の911(997型)ターボ及びGT3は蓋を開ければやはりトンデモナイ化物でした。
またしても「最新のポルシェは最良のポルシェ」を実践してみせたわけです。ブランドに本質を侵食されつつも、無茶苦茶な基本レイアウトでも、技術者の意地と根性と超能力(?)で世界最高であり続ける。
見上げたもんです。流石です。
バイザッハ研究所のオヤジ達は妖怪ですね(ぉ

私はケイマンやカイエンのようなブランド商売は好みませんが
911を無理矢理進化させ続ける、非効率で非合理的なエンジニアの根性を愛してやみません。

フェラーリとの戦いは今後本当に見物ですね。

スポーツカー談義、その2

前回は、スポーツカーはGTカーとは違う。
スポーツカーはカッコと運動性命。
快適性なんてモノは厳密にはGTカーの領分だ。というお話でした。
また多くのスポーツカーは、マーケティングに魂を引き摺られてると。
結果、例によってロードスター絶賛だったわけですが、マーケティンによる弊害の更なる具体例をば。

先日、そのロードスターについてニュースがありました。
「電動ハードトップが加わる」というものです。
クーペではなく、電動ハードトップ。幌を硬い屋根にすると。
第一報を聞いた時、唸りました。何てこったと。もしこれがベンツSLK
やプジョー206ccのような重い屋根なら、もうロードスターは終わり
です。しかし、ロードスターの屋根はFRP製でした。
私は、ロードスター開発主査はじめエンジニアの心中を思い、もう一度
唸りました。

私は、スポーツカーは軽さが命と書きました。軽さが命のロードスターの、しかもよりにもよって、車の構成で最も高い位置にある屋根がもし重い金属製ともなれば、重心高くなるは重量増すは、もう最悪なわけです。
無論、クーペなら問題ないんです。モノコックとして基本から考えられたクーペであれば、重さを差し引いても、剛性がオープン時と比べ段違いに上がりますから全体的な運動性能は差し引きゼロか、寧ろプラスです。
しかし剛性に寄与しないハードトップでそれがクソ重いとなれば、もうダメ。運動性にとってはいいとこ無し。皆無。寧ろマイナス。

しかし、採用されたのはFRP製ルーフ。諸々の装置含めて極限に軽量化しての37kg増。しかも屋根の収納スペースを、後席とトランクルームの間に取る事でトランクスペースを確保しつつ、可能な限り重量物を中心に据えて重量配分にも配慮。剛性確保の補強も入れ、重量増加を考慮してサスセッティングの見直しも行い、更にルーフの開閉速度は12秒と世界最速(!!)

…もう、これはもう涙ナシには語れません。

インタビュー読んでると
「電動ハードトップなんてホントはやりたかない」
という思いがにじみ出てます。

しかしながら、世の中が、マーケティング結果がそれを認めません。
幌なんてイヤ。硬い屋根が欲しい。でも完全クローズドはイヤ、オープンにもしたい。荷物も積みたい。あとロードスターって人馬一体っていうよね?
もう無茶苦茶な要望。出来るかそんなもん。私ならちゃぶ台引っくり返しつつ大リーグボールを大暴投です(イミフメ

しかし、彼らはそれをやり遂げました。
ぶっちゃけ、私を含めて一般人なんか、適当な屋根つけても、重量増えて
運動性落ちても気付きもしないハズです。分かりゃしませんよそんなもの。比較試乗でもしない限り。
しかし、しかしです。そこで妥協したら、エンジニアとして死ぬわけですよ。ロードスターが死ぬわけです。だからやるからには最善を極める。魂込める。プロですね。本当のプロの仕事です。

よく、バブル崩壊後、ボロボロになったマツダが何故ここまで復活できたのかというお話がありますが、要するに、こういうことの積み重ねがその理由だと思います。
「売れる車がいい車」という、マーケティング命の自動車業界において
「いい車は売れる」というアンチテーゼを
「これが俺達の考えるスポーツカーだ」という明確なメッセージを示す、数少ないメーカーの一つですね。
そしてそれは、何れブランドになります。金メッキのブランドではなく、本当の本物のブランドに。そうなった時、マツダは世界に冠たるメーカーになることでしょう。
また是非、そうなって欲しいものです。

スポーツカー談義、その1

「日本車の中で、いいスポーツカーはないか?」と、たまに職場で聞かれます。その質問を受けるたびに、私は「マツダ・ロードスター」だと答えるのですが、どうも相手は釈然としない様子。
何故か。
恐らく私の考える「スポーツカー」と
普通の人が考える「スポーツカー」との間にギャップがあるようです。

じゃあそもそもスポーツカーとは何か。端的に言えば

「カッコよく、運動性能の高い車」

だと思います。
具体的に見ていきましょう。まず「カッコイイ姿」を作ろうと思うとどうなるか。「幅広く」「鼻が長く」「車高が低い」車。こうすればある程度カッコよくなります。
そしてこの「カッコいい車」の運動性能を高めていきます。
そこで止めておけば「格好」と「運動性」だけを貫けば、いいスポーツカーはできます。しかし、人間は車に色々な事を求めます。衝突安全性や環境性能など、社会的に求められて然るべき物や、居住性や乗り心地などの快適性ですね。
さて、幅広く、鼻が長く、車高が低いのに、衝突安全性も居住性や乗り心地も叶えようとすると、車はデカくならざるを得ません。
車がデカくなると、当然車は重くなります。
じゃあクソ重たい車の運動性能を高めようとすればどうなるか。
ハイパワーエンジンを載せてみる。確かに。ただハイパワーエンジンはそれ自体重いです。燃費も悪いです。
自重重くエンジン更に重くスピードだけはバカほど出る。そんな物体の慣性はそりゃもうトンでもなくデカくなります。そんなモノを止めようとするとでかいブレーキが要ります。そんなモノを曲げようとすると高性能タイヤと、諸々の電子制御が要ります。ますます重くなる。
で、そーゆー諸々をつぎ込むと、当然価格も高くなります。どーしたもんでしょう。

つまりですね。
要求される諸々の事案が、全て矛盾するわけですから、結果的に歪な形になるわけですね。だから一般的な世の中のスポーツカーは、でかい車体、でかいエンジン、これでもかという電子制御、バカみたいな太いタイヤ、全部ごちゃ混ぜに組み合わせる、そういうことになります。

例えば日産のZ。
全長4315×全幅1815×全高1315
3500ccのエンジン。重さは1490kg
お値段330万

いい車です。いい車ですけど…全幅なんて私のアルピナ号より大きい。
重さも同じ。BMW5シリーズと同じかそれ以上ってどうですか。

更にフェラーリの最新V8スポーツカーF430
全長4512×全幅1923×全高1214
4300ccのエンジン、重さは1450kg
お値段2200万

…もうなんつーか巨大ですね。巨体ですね。巨躯ですね。大艦巨砲主義ここに極まれり

一方マツダ・ロードスター
全長3995×全幅1720×全高1245
1998ccのエンジン。重さは1100kg
お値段240万

小さい!!軽い!!安い!!素晴らしい!!

一般的な「スポーツカー=ハイパワーエンジン」という思い込みは
ハイパワーエンジンを載せざるを得ない、超重い基本設計からくる、言うなれば妥協の産物です。運動性能に対して「小ささ」「軽さ」は最大の武器です。
車の基本を小さく軽く作れば、そもそもでかいエンジンなんて必要ない。電子制御なんて必要ないんです。
でかい車をそれなりに走らせようとするからエンジンでかくなり車重くなり…というドツボにはまるわけですよ。
だから小さく軽く仕上げるロードスターのような車は本当に合理的で理性的で素晴らしい車なんです。だから私は
「日本一のスポーツカーは?」
と問われれば「ロードスター」だと答えるわけです。

しかし世の中そうはならない。
その問題の大本には「スポーツカー」と「GTカー」の混同があるように思います。「GTカー」とはそもそも、移動距離の長いヨーロッパにおいて、富裕層の人々の「早く快適に移動したい」というニーズをスポーツカーに付加したことから生まれた車です。
例えば「ベントレー・『コンチネンタル』」名前からしてそうですよね。
必然的に車はでかくなりますし、でかいエンジン乗りますね。あと豪華になります。

そんな時代から約7、80年。現代のスポーツカー的な車に求められるのは、上記した格好、居住性、快適性、その他諸々有象無象です。
大昔と同じように、スポーツカーに色々と厚着させようとしているわけです。結果、でかく重くなる。
評価軸もそうです。600馬力だとか300kmだとか直線番長ばっかり作り上げる。

多くのスポーツカーは、売る為にマーケティング結果を盛り込み、装備満載して結果重くなるという、自縄自縛というか、自分の存在意義を自ら否定するような姿になってしまっているわけでして。
私はそーゆーのが釈然としないのです。
だから、何がなんでも「軽さ」「小ささ」という「基本」を貫くロードスターやS2000のような気合と根性と魂こもった車を応援してやみません。

頑張れ日本のリアルスポーツ。負けるな世界の小型スポーツカー。本当に心の底からそう思います。

※因みにS2000(4135×1750×1285の1240kg)も確かに素晴らしいです。ホンダの男っぷり溢れる超高回転ユニット、剛性高めるための男気溢れる思索の数々など素晴らしい車ですが、素人が乗るには余りに難しい車ですので私は普通の人にはお勧めしてません。(間違いなく私も乗りこなせない。)
ホンダさんちはNSXもそうですが行き過ぎるキライがありますねぇそこがいいんですが(ぉ

以前

ここに私はメルセデス死亡論を書きました。
メルセデスは死んでトヨタになったと。
まぁ私的にはそれなりに的を射つつ、面白い文章だと思ったんですが

今日発売のルボランの福野礼一郎の連載を読んで唸りました。

内容はマクラーレンSLRを引き合いに出して書かれた文章です。で、言わんとする ことは殆ど同じなんですが、しかし。奴の方が面白い。段違いに面白い。 まとめ方(オチ)も完璧。

…うぬぬぬ。

下手な自動車ヒョーロンカには負けないと密かに思っているんですが(ぉ
ゾーマ相手に光の玉も持たずにヒノキの棒で戦いを挑むのは無謀でしたね。
もっと功夫を積まねばなりません。

あと話は変わりますが今日発売のヘルシングの8巻。面白いです。なんつーか面白い。 というか平野の台詞回しは何故こうまでいいのか。天才的です。あと絵。上手い下手で言えば、どこからどー見ても下手なんですが、どーしてこうも情念が溢れ出る絵が描けるのか。うぬぬぬ。

あと先日発売のガンダムオリジン。これからルウム戦役です。超面白い。
シャアが3倍速い所がこれから始まるわけです。すばらしい。

……で、何が言いたいかと申しますと
やっぱりプロはプロですね、という当たり前のお話。

動物占い

というのが、昔ありましたが何だか新しくなったとのこと
その名も「新動物占い」そのままやん。

http://www.ddart.co.jp/doubutu/doubutu.html

やってみますと、私は「芸術家であるペガサス」だそうです。

http://www.ddart.co.jp/doubutu/d127.html

詳しく見てみましょう。

「日常の何気ない風景に心を動かされ、アー
ト作りや私的な文章を書いたりと、感性豊
かな人です。」

=感性豊かかどうかは分かりませんが、まぁそうかもしれません。

「なにもない場所からひょいとネタを拾って
くるのも得意」

=いえ、毎日苦労してます。

「こだわりが強い分、筋が通らない事には納
得できません。
周りとの調和を保つよりも、自分なりの筋
道を立てることに重きを置くので、気にな
る事があれば、たとえそれが親しい先輩や
目上の上司であっても徹底的に白黒をはっ
きりさせます。」

=まぁそこまで分からずやではないですが、その傾向はあります。

「自分が納得できる結果を成果とみなし、意
外なほどあっさりと手を引きます。」

=これはその通り。全っくその通り。

「職業ではグラッフィックデザイナーやライタ
ーなどクリエイティブな活動ができる仕事に
向いています。」

=なんで私は住宅営業なんてしてんでしょう。

「あなたの執着心のなさと、最後の詰めの甘さ
は全ての事に影響をおよぼしてきます。」

=やかましい。

「渋めの表情のなかにもじわりとした人間くさ
さが覗いており、年齢を重ねるごとに女性に
もてるようになります。」

=それは具体的にどの位の年齢なのでしょうか。当方切実。

「こうゆう性格の人はいつも「寂しい」という
気持ちをいつも抱いていて、そこを突かれる
と非常に弱いです。」

=ぎゃふん。


えーさて、相性を見ていきますと、どうやらペガサスはオオカミとバッチリなようです。というわけでオオカミな女性大募集。
オオカミねぇオオカミな女性。ということは送られオオカミ?
うわー送ってみてぇ(黙れ

明暗

というかどっちも暗ですが
極楽トンボの山本だか何だかが、17歳相手に「みだらな行為」をして
訴えられたとのこと。酒飲ましてやったらしくこりゃちょっと不味いですね。これを受けて、萩本欣一、自ら率いる草野球チームを即刻解散宣言。
見ているほうは驚きですね。山本の不祥事発覚とほぼ同時に解散。
電光石火。

一方、今世間をお騒がせしているパロマのガス器具。
全国で20人以上が死んでますが、これに対してパロマのお偉方は
違法改造を勝手にやったこと(実は指示したそうですが)だとか何だか言って責任を回避しまくり。
マスコミに散々引っ叩かれてからようやく謝る、という後手後手。
まぁ日本の一般的な大企業が一般的な不祥事起した時の一般的な対応をしたわけです。

さて。

日本人は、他人に対しては「潔さ」を求める人種ですので、一般的な日本人は上記の二つの事件を見て、不思議な事に、萩本氏には同情に近い感情を抱きパロマの創業者一族には反感を抱くと思います。

でもね、ちょっと考えて頂きたいのは
山本の他に同チームの2人くらいがその酒の場には居たそうでして
未成年に酒を飲ませたわけですから、これはその時点で立派な犯罪なわけですよ。ということはですね、萩本氏が「やーめた」と言わなかったら、何れ近いうちにマスコミが騒ぎ立て、結局は解散に追い込む流れができたはずなんです。
しっかし萩本速かった。光速の対応。マスコミが嗅ぎ付ける前に「辞める」と宣言。これで完璧にマスコミの糾弾を封殺し、非難の矛先を山本一人に集中させることができたわけです。こーしとけばホトボリが冷めた後、チーム復活も十分可能性がある。何せ日本人はこの上も無く「水に流す」のが上手い人種ですからね。人の噂も何とやら。

…これはですね。素晴らしい危機管理行動です。こんなことができる日本人は珍しい。
恐らく氏は、純粋で真っ当な責任感からの行動でしょうが、もし計算ずくなら恐ろしく戦略的な行動です。トップたるもの斯くあるべし。

さて一方、どうにもならないのはパロマ一族。
かわしようの無い責任を回避しようと試み、しかしまともに全弾被弾轟沈決定。もうバカを絵に書いたような話です。
自社製品が元で20人もの死者が出てるのにあの対応は如何な物でしょうか。非難されて当然です。もう本当に見苦しい。見苦しいのはまだしも経営者として危機管理能力の欠如が大問題です。
やはり権力とか地位というものは人間をおかしくさせるんでしょうかね。

しかしどうして日本の一般的な企業は、そーゆー他企業の「不祥事」を見て我がふりを直さないのでしょう。何故いつまでたっても、どこの企業も同じよーな対応をして、同じよーな非難の総攻撃を喰らい、同じよーに崩壊していくんでしょう。
本当に不思議で仕方ない。
学習能力と危機意識の欠如です。

ま、この日本的組織七不思議の一つも、先日触れた「日本独特の組織論」に行き着く問題だと思います。なんとか組織を、企業を、お家を守ろうと、苦しい言い訳を考える。その足掻きが、破滅的な結果を齎す事に全く気付かない。常識的に考えて「おかしい事」を、組織を守ろうとするばかり平然とやらかす。
全部根っこは繋がります。
日本的組織はいつになったら、その「歪な組織論」から自由になれるんでしょうか。
恐らく若い世代が、自分達が指導力を発揮できるようになるまで、そーゆーおかしな組織論から自由であり続ければいいんでしょうけれども。
まぁ気の長い話ですね。これから何十年かはこのまま今のまま、何度も何度もおかしな事が繰り返されるんでしょうか。
そしてその度に、訳の分からない組織の都合で、最悪、人が死に続ける。

…度し難い話ですね。

ミッション

インポッシブル3を見てきました。
えーと、全く面白く無かったです。私的には。あくまで私的には、ですが。

なんつーか、疲れる。ジェットコースタームービーっつーの?
ずーっと走りっぱなし。あとカメラワークが動きを強調するためなのか
ずーっと寄りっぱなし。超単調。よけいしんどい。
あとなんかさ、スパイ映画の主人公が嫁さん貰うとどーにもマズイ。
家族愛とかになっちゃってどうにも違和感がある。
更に、敵が有り得ないくらいショボイ。やっぱスパイ映画の敵役は主人公と
タメ張るくらいの超人じゃなきゃダメでしょう。今回ただのデブっすよ。デブ。戦えねぇよそんなんじゃ。無論お約束の黒幕もいますが、それとてあっさりしすぎ。まるでダメ。イーサンが死力を尽くして戦う所が全く無い。ダメダメ。
というわけで私的にはもう全部ダメ。却下。なにからなにまでダメ。
2のほうが全然マシ。
この類の映画なら、「トゥルーライズ」の方が100倍面白いと思います。

というわけでこの夏の私期待の映画は残すところ「スーパーマン」のみと
なってしまいました。予告見ると超面白そうですよほんと。

さて、映画の予告を見ていると、911関係の映画がこれから幾つか出る
見たいですね。911といってもポルシェの話ではありません。念のため。
ワールドトレードセンターとペンタゴンに飛行機つっこんだ話。
一つは
「ユナイテッド93」ハイジャックされた四機目の飛行機の中で起こった
テロリストVS乗客のバトル映画…というか、愛と感動のヒューマンドラマ
もう一つは
「ワールドトレードセンター」ニューヨーク市警(?)の人がWTCに救出に入ったはいいけど崩壊に巻き込まれ生き埋めになって生還するというサバイバル映画…というか、愛と感動の(ry

この種の映画の難しいところは、アメリカ賛美とちゃんと一線が引けるかと
いう事でしょう。まぁ無理でしょうね。オナヌーするなとは言いませんが、
見えないところでお願いします。公然猥褻はよくありません。

もしハリウッドがですね。広島や長崎の原爆をテーマにそーゆーの作れば凄いと思うんですよ。ストーリーの仕立てとしてはそうですねぇ

まず広島(長崎)の市民の生活の描写(数家族ぶん)ここをしっかりと。もの凄くしっかり描いて欲しい。見る者が思い切り感情移入するように。
そこに原爆落ちますね。
もうそこはリアルに描いて頂きたい。そりゃもう見てらんないくらいのリアルさで。吐きそうになるくらいのリアルさで。そこで冒頭に出てきた家族の顛末を克明に。
で、原爆の被害を調べに来る米軍の部隊。ここからはフィクションになりますが、できれば女性の医者がいいですね。で、彼女は救護施設でその凄惨な状況を目の当たりにするわけです。ここで上記家族の一人、子供がいいですね、女の子に出会う。瀕死の女の子。で、葛藤するわけですね。結果その女性医師は部隊を外れ救護施設に残ると。ま、周辺からそりゃ顰蹙どころか恨みも買いますが、それを乗り越えつつ頑張るわけですよ「私にも子供がいて」とか言っちゃって。
でも結局その女の子は救えず、更に自らの体にも異変。急性原爆症ですね。
髪が抜け皮膚に紫の斑点が現れ始め、彼女も死の床につくわけです。
そして最後は「真実を見た者」の視点から遺書をしたためる。
で、幕。

こんな映画作ってほしい。作れるものなら作ってほしい。
何の救いもありませんが、何の救いも無いのが戦争です。
愛もなきゃ感動もありません。
変に美化するのは如何なもんでしょうか。

911の映画をどーしても作りたいならポルシェにしましょう。ポルシェ911、40年の歴史物語。そっちのほうがよっぽど感動できますよ。技術者達の熱い物語。プロジェクトX
なんなら私が脚本書きましょう(ぉ

えーっと、まぁ911の話は置くとして

このまま行くとこの夏の映画3つ。デスノート、Mi3、スーパーマン
全部一人で行く事になりそうです。
…そっちのほうがよっぽど泣けるというお話。

さて

懸案のボーナスですが、出るには出ましたが、月の給料より安かったですね。手取り額は聞くな。世の中聞いてはならないことがたくさんありますこれもその一つ。
んーえーまーなんつーか。何で新入社員時より給料低いんでしょう。

あと、また人が辞める様子。
今度は結婚ではなく、やってらんねぇ辞職×女性営業2人。
ま、確かにやってらんねぇわなぁ
私も女だったら当の昔に辞めてますよ。

しかし、こーゆー時女性は凄いなぁと思います。辞めると決めりゃ一瞬ですね。(男と)別れると決めれば一瞬なのと同様です。未練なし。
あと実家住まいってのもポイント高い。辞めてもどうにでもなりますからね。

……はぁどうして世の中はこんなにテンションを下げさせる話ばかりなのでしょうか。

しかしなぁ今のまま辞めたりしても、営業職でしか雇ってくれないでしょうし、営業なんてもう死んでもイヤですからねぇ特に住宅営業なんてホントもう来世でもイヤ。

或いは手に職をつけるしかないのか。
いいですよね職人さん。かっこいいもんなぁ
何の職人がいいかなぁ

……ホック?(氏ね

私は

よく「脳ミソ使え」だとか、「常識を知れ」だとか、偉そうなことばかり言ってますが

実は不安で仕方ありません。

この世界におりますと、そりゃ多くの人に出会います。そして多くの関連業界のことも分かります。閉鎖的な組織にいるよりは外を知っている、とは思いますが。

接客して話を聞いて「何だこのバカ」と思うおっちゃん。そりゃたくさん居るわけですが、そんなおっちゃんも、まぁ少なくとも私の1.5倍以上生きて、2倍以上の年収を稼いで、家族をちゃんと養っているわけですよ。
で、彼の中で、40年だか50年だかの人生の中で、物を考え、彼の住む世界の常識にちゃんと適合して、ちゃんと生活されてるわけです。
…しかし、どう考えてもバカなことを言う。

と、言うことはですね。
私も実は同様に、私の常識の外の世界の人から見ると
「何だこのバカ」
と思われている可能性がある、と言えるわけです。

これは恐ろしい。

人は自分が住む世界が世界であって、その外を理解する事は困難です。
ヘタすりゃ外があることすら気付かない。考えもしない。
そして当然ですが、自分の住む世界なんて、ごくごく狭い範囲でしかない。
自分の知識、常識、価値観が全く通用しない世界の方が、圧倒的に大きく、広いものです。

よく、客は営業を映す鏡だ、といいます。

契約者はその営業とどこか似ている、というお話は以前したことがあると思いますが、これはそんな狭い話ではなく、人間関係全部にいえますね。

他人は自分を映す鏡、なわけです。ありきたりな警句ですが、誠の真理でしょう。

こいつムカツクと思えば、相手にとっては自分もまた然り。
こいつバカだと思えば(ry
常識が通用しないとは、即ち、そこが「自分の常識」の限界。
相手を許容できないとは、即ち、そこが「自分の器」の限界なわけです。

ですから基本的に、私は、常に自分を疑ってます。
自分の考え、価値観、物の見方は本当に正しいのか。
それと同様に、世の中の常識、一般論も疑ってかかる。本当にそうなのか。何故そうなのか。

その原動力その契機は、上記した恐怖です、バカだと思う「鏡」を見た時です。また私は基本的に相手を拒絶しません。というか、しないように心がける。こいつキライキモイと思って関係を持たないのは簡単ですが、その瞬間、そこが自分の世界の果てになる。
その相手は、私が持っている情報の系とは全く違う物を持っているかもしれないわけです。
だから簡単に拒絶はしない。ように心がける。

自分を過信せず、世の中のことを鵜呑みにせず、他人を簡単に拒絶せず、脳ミソ使って考える。

そういうことがちゃんとできれば、まぁそうそう間違ったことはしないですむと思いますので、私は、できる限りそうしてます。

…そうしてますけど、やっぱりげんなりします。
やっぱり赤の他人に関るのは億劫です。
困ったもんですね。

メンテナンス

というものについて。
日本人は一般的に「機械」や「物」に対して、「完璧」を求めます。
「機械として正しく作動する」という意味での「完璧」ならその欲求は
まぁ当然ですが、私が理解し難いのは「完璧」が「何も手入れせずとも永続する」ことを望むというか、そうあるべきだと思い込んでいるというか、信じている傾向が強いのが信じられない。

例えば、家を売ってて、よくある質問なんですが

「外壁や屋根はメンテフリーなんですか?」

…んなわけないだろう。色落ちもすりゃガタも来ますよそりゃ。
家の屋根ってのはですね、最も過酷な環境に晒されるわけですよ。夏場強烈な直射日光にまともに晒され、そうかと思えば雨に濡れまくり、酷い場合は雪の超絶な重みに耐え忍ぶわけですよ。そしてそれを何十年と続けるんですよ。メンテフリーなわけないだろう。
色くらい落ちるっつーねん。(昔のそれに比べれば格段に良くなってますよ、10年くらい平気へっちゃら。でも「永続」は不可能)

これがね「メンテの周期はどのくらいですか?」とか「費用は?」なら当然の質問ですが「何も手入れしなくていいんですよね?」という質問をしてしまう発想が信じられない。
人間の作ったモノ、いやこの世にある全てのモノに「永遠」なんて有り得ないんです。壊れて当然。劣化して当然です。
そりゃ寿命が長くなるよう技術者さんたちは血ヘド吐きながら開発してますよ。でも無理なものは無理。物の理に反しますから。

また、よく住宅専門誌なんかで日本の家とヨーロッパの家を比較してですね。向うの方が圧倒的に耐用年数長いわけですが、それを指して日本の家は劣ってるとかバカなことを書くわけですよ。ホント脳ミソ入ってるんでしょうか?
日本とヨーロッパじゃ環境も全く違うし、使い方も全然違うんですよ。
例えるなら、2004年のF1マシンと2005年のF1マシンを比較して、2004年の車は長距離走れないから劣ってる、と言うのと同じくらいのバカさ加減です。

ヨーロッパ。地震ありますか?ないですよ基本的に。湿度はどうですか?圧倒的に低いですね。気温は?これも低い。使い方は?向うはメンテしますよそーゆー文化ですから。
…日本という国は、高温多湿で地震だらけ。建築物にとってこーゆー条件は悲惨極まりない。そしてメンテを嫌う国民性。しかも戦後の経済発展で生活スタイルも全部変わって建替えばかり。更に家族形態も様変わりで以前の家の形態は成り立たずに建替えばかり。

全ての要因が「家の寿命」を縮める方向に一致してるわけです。長くなるわけが無い。

そーゆーちょっと考えれば誰にでも分かるような前提条件の違いを全部すっ飛ばして日本の家は欧州より劣るから輸入住宅が優れてるとか、メンテフリーだとかバカなことばかり書くヒョーロン家が作ってる住宅専門誌なんて脳ミソ腐りますから読まないでください。
ていうか、そんなバカな記事をそもそも信じるな。

…と、声を大にして客に言ってやりたい。

無論、住宅の専門知識がなきゃ分からない事であればそんなこと言いませんよ。幾らでも質問してください。それに答えるのが我々の仕事ですから。
でも「メンテは必要か?」だとか、そーゆーことは専門知識じゃなく「常識」でしょう。

以前、姉歯ヒューザー問題の際に書いたことを再度振り返ります。

―どんな物にも仕組みがあります。安いものは安いなりに、高いものは高いなりにそれなりの理由があるわけです。安くて、広くて、豪華で安心なんていう、パーフェクトジオングのような物は絶対にありません―

これも「常識」です。当たり前のことです。家だろうが車だろうが家具だろうが家電だろうが服だろうが飯だろうが酒だろうが時計だろうが、全部そう。全て。何もかもがそうなんです。

私がこの仕事をしていて本当にげんなりする、虚脱感に見舞われるのは
そーゆー常識を理解できない人に遭遇する瞬間です。
何もメンテの問題だけじゃなくてね。常識とかけ離れたことを言われる瞬間です。そしてそれが多すぎる。20代30代の若い人ならまだ許せますよ。
しかし40、50ヘタすりゃ60代のオッサンにそーゆーことを言われますと、この人は一体何を考え感じ半世紀も生きてきたのか?と真剣に不思議に思いますし、自分の親以上に歳を食った人間相手に、そーゆーことを、不快にさせないようにおだてて、頷いて、噛み砕いて教えなきゃいけないのが心底馬鹿馬鹿しくて仕方が無い。

メンテナンス。
人間も同じです。ほっときゃガタが来ます。病気になります。ヘタすりゃ死にますね。脳ミソも同じです。ほっときゃどんどんバカになります。
物に無条件に完璧を求める前に、まず自分をちゃんとお手入れしましょう、というお話。

昨日の

問題は、消去法で考えると簡単だったかもしれませんね。
おっさんシリーズはやりたくても人として無理ですし
携帯シリーズはやったら自分が困りますしね

というわけで正解は

続きを読む

私の中の

よからぬモノが。というわけで、日頃思うよからぬ事。

見事に禿げ上がったおじさんの頭を見ていると、どうにもこうにも引っ叩いてみたくなります。

同じくズラと思しき髪形のおじさんをみると(ry

また、どうにも禿ているのに片サイドを伸ばして頭頂部に乗せているおじさんを見ると、逆サイドから(ry

携帯のwebがどうにもこうにも繋がらない時、携帯をブン投げてやりたくなります。

携帯の電波が悪くて何度も通話がブチ切れると、携帯を(ry

携帯の料金がトンでもなく高いと(ry

夏場Tシャツを着た女の子の背中にすけるホックを見ると、指パッチンの要領で外してやり(ry


…さて、上記で実際にやったことがあるのはどれでしょう?(ぉ

季節は

巡って、もう梅雨も真っ盛りというか寧ろ夏です。7月ですね。
てか今日は七夕ですよ兄さん。七夕。今気が付きましたよ。
えーっとなんでしたっけ。織姫と彦星が年に一度、天下一をかけてバトルでしたっけ。
PRIDE七夕祭り(雨天中止)
残念ながら今日は曇りつーか雨ですね。
年に一度の逢瀬もまた来年ですよ残念でした。

えーっと、というわけで7月です。夏です。夏本番。
日々むさ苦しいほどにクソ熱いわけですが、ちょっと不思議な現象が。

というのも、うちの寮の部屋。私の部屋の寝具は無論ベッドなわけですが。
で、その布団がですね。毛布のシーツに、毛布に、厚手の掛け布団という「真冬セット」が未だ現役です。

おかしくね?

いやだってさ。「毛布×2+厚手の掛け布団」というこの最強コラボレーション(?)は、1月2月の厳寒期も余裕で乗り切れる人類の英知。布団科学の結晶ですよ??そして今7月です。ここは北半球。常識的に考えておかしい。

これで朝起きてみたら、全部ハギ飛ばして汗ダクダクとかなら納得ですが
普通にくるまって寝てます。何故?どうして??
無論、クーラーはかかってません。
私の部屋の温度がおかしなことになってるのか。それとも私の体が変なのか。それとも私のこの最強装備は小人さん的不思議パワーで熱交換を行い、冬も夏もベストな睡眠環境を作り出すテクノロジーを備えているんでしょうか。謎が謎を呼ぶ布団物語。ロード・オブ・ザ・布団ですよ。

何が何だかサパーリ分かりませんが
私のこの装備は一体どこまで行けるのでしょう。
これでこの夏乗り切れば神ですね。新世界の。

しかし

気分悪いニュースばかりですね。
キチガイはミサイル撃ってくるし、変態は無期懲役止まりだし、脳ミソ沸いてるガキは自宅に放火と。
もうホントにデスノートがあればと思う今日この頃です。
そうそう、デスノート。コミックス版も終わりました。月タソ必死でしたね。私はLは結構好きですが、ニアはどうにも嫌いです。
てか、秋からTVアニメ化らしいですね。凄いですね。
えーっと、どうにも脈絡ないですが。ネタが無いのでキタチョーセンのお話にします。

経済制裁、国連決議などなど。色々動いておりますが。
まぁ順当だと思うんですけど。
まぁ見ている限り、ミサイル実験は、カードの一つのようですけれども。

もし、ですね。
もしテポドン2号が本当は失敗ではなく、そう見せかけただけで、実はちゃんと性能があって且つ、プルトニウム型の小型核弾頭を持っていて、そして、東京をターゲットに撃ってきたら果たしてどーするんでしょう?
今回のニュースを見ていて、誰一人として、その「最悪の事態」に言及しないのが不思議で仕方ない。
「明らかな失敗」
「ミサイルに乗るサイズの核兵器は開発できていない」
本当にそうなんでしょうか?
また別に核である必要はないです。適当なBC兵器でもいい。
またテポドンに東京をピンポイントで狙える性能がなくても構いません。
何れによ、奴らは「撃てる」わけですよ。
スカッドの射程では厳しくても、スカッド改であるノドン、或いはテポドン1で日本は余裕で全部狙えるわけですからね。

本当に不思議でなりません。危機管理の大原則は「最悪の事態を想定すること」でしょう。経済制裁大いに結構。国際的な圧力そりゃそうです。しかし。本当に撃ってきた時どう対処するのか。
それが決まっていないのが不思議で仕方ない。
迎撃?マッハ10とか20で吹っ飛んでくる弾道弾を?
無理でしょうんなもん。ついこないだも米軍が大失敗だったらしいですし、まぁ何度か成功もしてるようですが(?)確率的に低すぎる。
迎撃できずに核が日本のどこかに落ちたとしましょう。広島長崎の再現ね。
で、その時どうするんでしょう。報復のICBMをアメリカに撃ってもらう?本当に撃つか?中国、ロシアが後にいるわけですよ。
本っっ当に撃てるのか??
いや撃ったとしても。確実に戦争になるわけですよ。で、日本は戦争できますか??北朝鮮の特殊部隊相手に、自衛隊はどこまで戦えるのでしょう。例えば核ミサイルの発射と同時に、北朝鮮の兵士が福岡辺りから上陸したらどうする?

……勿論、そうならないように全力を注ぐのが外交です。
しかし戦争とは外交の最終局面ですから、それを想定していない日本の外交はどうにもズレるわけですよ。腹を括ってないと言いますかね。
専守防衛勿論結構。戦争放棄確かに素晴らしい。
ですが、外交が万策尽きて、ミサイルが飛んできた時、この国は果たしてどうするんでしょう。
テレビのコメンテーター、街頭インタビューどれをとっても
「制裁すべし」
確かに。私もそう思います。
しかし、その行き着く先の最悪の場合には、戦争がある、ということを
どこまで真剣に考えているんでしょうか。
蜂の巣つついたような騒ぎではありますが、この段階に来ても危機感が見受けられない。またアメリカは冷静を装うと報じられてますが、そうか?
結局どーでもいいんですよ。日本が一発核を撃ち込まれても。仮にテポドン2で自国を狙われてもアラスカ止まりですからね。
いや、仮に、本当に冷静を装ったとしても、アメリカは当てにならない、と思って自国の防衛を考えて下さい。考えてるのかな。どうなのかな。
「日本が撃たれて、アメリカシカト」
それが最悪の事態です。その時、どうするんでしょう??本当にどうするんでしょう??

まぁいいか。心配してもどうにもならない。
なんせもし飛んできたら、横浜か新宿に居る私は一瞬で死にますからねぇ。
死んだあとの事を考えても仕方ない。

…核兵器より心臓麻痺の方がまだマシだなぁ

エロ

DVDの女子高生モノなんかのパッケージや動画を見るといつも思うんですが。今日日、ルーズソックスなんか履いてる女子高生は居ないと、ツッコミを入れたくになります。

…えーっと凄い掴みで申し訳ありません。
今は紺のハイソックスか、或いは白のハイソックスです。
白ですよ、白。白のハイソックス。私達が高校生だった頃より更に昔の時代に戻りました。時代は巡るんですねぇ

私は女子高生フェチではございませんので、ルーズだろうが白だろうが紺だろうがどうでもいいですし、欲しいなんてまず思わないわけですが
世のマニア達は、これで満足なのかと。
こんなアカラサマな間違いを見逃すのは、マニアとしてどうなのか。
そんなんでマニアを名乗るな、と。

まぁそもそも女子高生モノはほぼ全てが、実際は20代のおねーさん達がやってるコスプレモノですから、それでもいいのか。
いや、もしくは、白のハイソックスは東京横浜限定で、田舎はまだルーズなんか履いちゃってるのか?
そうかもしれません、それは大いに有りそうだ。となると全国展開する場合の需給バランスを考えると、ルーズを履かせざる得ないのか。
いやしかし、最先端を追うべきでしょう。利益を追求し、リアルを喪失するのはマニアに非ずですよ。
ぬぅ意外にこの世界、奥が深いですね(ぉ

…えーっと、話が見えなくなってきました。

ファッションの輪廻と、マニアの姿勢を鋭く抉る社会派日記を目指しましたがエロDVDを初っ端に持ってきたのが間違いのモトだったようですね。
失敗。

真面目な話が

続いた時の話題転換、クルマ話逝くぞ(゚Д゚)ゴルァ!
…これしかないのかよ。自分

さてこの日記にはですね。「プロフィール」のページがあります。
どのくらいの人が見て頂いているかよく分かりませんが
まぁ私のどうでもいいプロフィールと共にですね。「乗りたい車」と「夢の車」というこれもまたどうでもいいことを書いてるわけですよ。

さてじゃあそれぞれ見ていきましょう。ネタ切れ言うな。
続きを読む

最近

と言うかずっとと言うか、真面目な話ばかりで申し訳ないんですが
日々真理の探究に勤しむ哲学の徒としましては、そうならざるを得ないわけでして(ぉ
…ごめんなさい。すいません。ええーっとですね。
もしかしたらここを読んでくださっている皆さんは

んな文句があるなら辞めろと思われてるかもしれません。
愚痴ばっか言ってんじゃねぇぞ(゚Д゚)ゴルァ!と。

確かに。少し前までは、私も正直悲観するだけで、言わば愚痴のようなお話
…にはならないまでも、脳ミソはフルに使っても、その精神状況は極めて
非建設的でした。

しかしですね、最近、気付いたんですね。
私の今のこの状況、果たして、そう悲観するようなものなのか?
友人はメールで言いました。
「社会人のキャリアとしては申し分ないだろ?」と。
言われて問い直して気付きました。確かに私の履歴書は、恐らく社会的に見て、どこにも問題はないでしょう。
国立大卒、一部上場企業就職、住宅営業5年、部内営業成績5位以内。
…誰だよこいつ?……履歴書って信用できませんねぇ(しみじみ

えーっと肩書きも重要ですが。それより問題はその中身です。
キャリアの中で何を積み上げたか。
これがよくよく考えると、結構、悪くない。寧ろそっちのほうが悪くない。

ま、そりゃ給料死んでます。こんだけ仕事して、これだけ実績あげて、これだけ組織に有形無形の貢献をして、これだけ毎日遅くまで働いて、それで年収300万の手取り6掛け。オカシイ。全くオカシイ。金とか物理的な側面だけ見ると、本当に全く、今の環境は死んでます。

しかしですね。

ダメな組織にいることが、果たして本当にダメなんでしょうか?
そりゃ、優良な組織に居れば楽ですよ。有能な上長が居て、優良なシステムがあって自分の仕事さえやってりゃ結果が上がる。で、お金もたんまり。楽ですね。ええ。超楽チン。
しかし、その環境は、優れた誰かに与えられたモノで、自分は何もしてないわけですよ。そして一番恐ろしいことは、人間、楽な環境に居れば、脳ミソが止まるんです。試行錯誤をしなくなります。よっっぽど自らを律することができない限り、ぬるま湯に居ればそこで人間落ち着いてしまいます。

問題意識は、問題がなければ生じないんです。

さて、今の私のいる会社。全社的に見てどうか。そりゃもうダメです。どこをどうとってもダメ。
問題だらけ。大問題。ワンダフルオプチュニティーです(イミフメ
ダメさ加減を語りだすと止まりませんから、一旦置きます。

では、今、私が居る部署。
組織としては、そう大きくありません。中規模組織。売る棟数はせいぜい年間300ほど。で、人数もそんなに多くない。更に平均年齢が若い。因みに、私が男では最年少です。
また、人員シャッフル(異動)が大変多い。そんな部署です。

ではどういう良さがあるか。まず組織がスマートですから、通常の支店のような複雑怪奇な権力関係がありません。自由に意見ができます。また組織のフットワークも重くありません。…最近重いですが。
そういう点も良いですが、私が一番、有り難いと思うのは、異動の多さです。無論、単純に「売る」ということに重きを置く場合、異動が多いのは正直最悪です。しかしですね。異動が多いということは、それだけ多くの上司の下につくということです。またうちの部署は支店の中に間借りをしてますので、異動の度に支店も変わります。要するに多くの支店を見ることができる。支店というのは、大規模組織です。世の、中小企業くらいの規模。

つまりですね。多くの上長の優れた点、ダメな点、多くの大規模組織の優れた点、ダメな点を見て回れるわけです。またオカメハチモクとも申します。各支店を客観的に見られる。より深く見られるわけです。
無論、自らが属する中規模組織に関しても然りです。
これは素晴らしい経験です。

そしてそこで私は日々考えるわけです。問題意識と危機感を持って、真剣に。何が問題なのか。どうすればもっと良くなるのか。
文句ではなく、愚痴でもなく、具体策をです。具体的な方法論を、です。
で、実践する。声を出す。物言う平社員です。

まぁうちの会社がどうなるかは微妙極まりないですし、今の組織に依存するのは危険極まりないわけですが、少なくとも今、私が経験している事柄というのは、それなりに自分の糧になっているのではなかろうかと、気が付いたわけですね。なるほど捨てたモンじゃないと。
確かに、負け組300万のクソ給料はサイアクですが、長い人生見渡して、今この時期を修行の季節と思えば
……ごめんやっぱそれを差し引いても低すぎ。もう生活できません(貧)

…まぁでも歌にもあります。トラブルは、問題は、素晴らしいチャンスです。というわけで、もう暫く、金のためではなく、自分のために脳ミソを使います。

おぉ少し前向きなお話。でもボーナスが出るとまたげんな(ry