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一眼レフって

気合を入れて撮りに行く時は問題ないのですが、常日頃携帯するには正直巨大すぎます。しかし日常の何気ない風景の中、ちょっと撮りたいと思った時にカメラが無いってのは、結構フラストレーションが溜まります。
もちろん、iphoneという下手なコンデジ(コンパクトデジカメ)顔負けの撮影器材はありますが、一眼に比べれば、所詮は携帯電話のカメラです。全く以って不満。
またサイズの小ささで言えば、元祖ミラーレスたるライカM8も、一眼レフに比べればコンパクトですが、流石にM8を毎日携帯するのは微妙。
ということで、仕事鞄に常駐でき且つ一眼同等の絵が撮れる(APS-C)のコンデジが欲しいわけですが、これがなかなか選択肢が多いわけです。

候補1:ライカX1
換算35mm相当の画角のコンデジ。jpeg撮って出しがまさしく「ライカ」の絵。ただし高価。定価は20万。X2が出たので中古市場はだいぶ値下がりし、某オークションでは10万を切るあたりが相場。

候補2:リコーGR
GRデジタルシリーズの最新作。遂にAPS-Cを搭載。ローパスレス。換算28mmはちょっと広いですがクロップで35mmモードを備える。実にいい描写をします。8万くらい。

候補3:シグマDP2merrill
シグマが作った脅威のコンデジ。D800E並みの最強の解像番長。解像こそ全て。解像こそ命。100枚でバッテリー切れ。車に例えると、軽自動車に6リッターのV12ツインターボを積んだような物。45mm相当で画角的には一番欲しいのですが、個人的にシグマの描写が好きではないです。
しかし、私はこういうバカな機械にどうしても心惹かれてしまいます。5万くらい。

さて、IYHerとしては、全部買って要らないものをドナるってのが正解ですが、人として不正解ですのでどれか一つに絞る必要があります。
某Haseさんたちのサイトを見ると、やっぱGRかと思いますが個人的に28mmは全く使いこなせないので微妙。最悪クロップ35mmでいいか。でもそれなら正規の35mm相当であるX1がいいかも。てかGRで50mmって出してくれないかな?

まぁ暫くは悩みます。この時間が一番楽しいとも言う。

2014年末年始次第

皆さんあけましておめでとうございました。
さて、この年末年始をどのように過ごしたかという毎年恒例のネタですが。

12月28日(土):前の週から先行実施した大掃除の続きおよび、年賀状の作成と投函。

12月29日(日):中学の頃の連れと飲む。その後実家に宿泊。

12月30日(月):おせち他正月料理を手に家に帰宅。その道すがら年末年始の飲んだくれ用の酒を諸々購入。

12月31日(火):大晦日。一年を振り返りつつ、広島産生原酒とカラスミを食し、BSでやっていたバックトゥーザフューチャーを見ながら、ヤフオクに出品されていたLeicaのApo Macro Elmarit-R 100mm/2.8通称「AME」を落札。2013年を華麗に締めくくる。

1月1日(水):元旦。一年の計を練りつつ、朝っぱらから琥珀ヱビスと広島産同生原酒を飲みつつおせちを食す。日本の正月。
夜はバレンボイムによる超適当ニューイヤーコンサート。今年の「正月ブランデー」はヘネシーXO。一昨年のコルドンブルー、昨年のマルタンXOに引き続く流れですが、流石はヘネシー。洗練と深みとコクの極致。40度オーバーの酒とはとても思えません。私はブランデーはストレート以外で絶対に飲まないポリシーですが、ここまで飲みやすい(アルコール度数を感じさせない)のはヘネシーだけでしょう。以前マルタンXOの話をした時と同じような感想になりますが、下位の同ブランドの酒(VSOP)と同じ方向性なのに、完成度がまるで違うというのが本当に面白い。ただ、洗練とか上質感、深みではマルタンよりヘネシーの方が上ですね。しかしマルタンXOのわかりやすい個性も好きですが。まぁ結局、XOクラスは何でも旨いという当たり前の話。

1月2日(木):正月休み恒例大撮影大会ということで、昨年と同様、Haseさんと惑星同盟とで京都撮影ツアー。
去年は銀閣だったので今年は金閣という、小学生ばりの安直な発想でスタート。今年は車ではなく、悪名高い京都市営バスを活用です。正月の2日だというのにクソほど多い人と車。
相当な時間をかけて河原町四条から金閣寺前に到着。溢れ返る中国人観光客。頼むから帰(ry

アップロードファイル 682-1.jpg
Distagon T*1.4/35 F8
念願の雪化粧金閣写真を手に入れたぞ!
もちろんウソです。モノクロで露出超プラス補正でなんちゃって雪化粧。実際の天気はげんなりするような曇天。
もうなんていうか。何をどう撮ってもクソ面白くない写真にしかなりません。他にも敢えての日の丸構図。逆に極端な構図。ホワイトバランスの変更。露出の調整。何やってもパッとしない。
パッとしない中でも比較的、あくまでも比較的マシだった

アップロードファイル 682-2.jpg
Planar T*1.4/50 F1.4
結局、日本的モチーフには日本画的な表現ということで、狩野派的なイメージ。Planarのこの開放のまとわりつく収差が、あたかも漢画のような滲みを…表現できればよかったんですが。
案外日本画的な表現には、Leicaのヘクトールやタンバールをモノクロで使うのもいいかもしれません。
それらは死ぬほど高いですが。

さて鹿苑寺をあとにした我々。時計は12時を指してますのでお昼を頂くことに。私的に、正月料理は元日の朝昼晩と食べ飽きたので、正月を感じさせない料理がいいという独断と偏見で洋食屋さんに。これが美味かったんでまぁよかった。腹を満たした我々は、次の目的地「龍安寺」に向かいます。
龍安寺。世界遺産であることは勿論、ドナルド・キーン氏の逸話で余りにも有名です。所謂「日本的」な価値観、美意識の極致とも言える枯山水、更にその究極ですが、しかし。
写真にするのは恐ろしく至難。金閣以上に難しい。

アップロードファイル 682-3.jpg
Planar T*1.4/50 F10
「龍安寺石庭」
無理です。あの庭を写真では表現できませんでした。何をどう撮ろうが表現できない。なら開き直っていっそ石なんか入れるな。枯山水の無限の表現の源泉はこの玉砂利。石庭の本質は玉砂利。
ほんとかウソか全くわからない極論ですが、私の感性と腕では無理でしたという残念なお話。
いっそモノクロにして、クソほどコントラストを上げてもっと抽象性を上げた方が良かったかもしれませんが、まぁいいや。

何時にも増して歩留まりが悪いツアーですが、引き続き、仁和寺に向かいます。桜と徒然草で有名ですね。一つ実感したのは、仁和寺から石清水八幡まで歩くのは無理ということです。
さて。

アップロードファイル 682-4.jpg
Planar T*1.4/50 F2
柿食えず鐘も鳴らない仁和寺。

アップロードファイル 682-5.jpg
Planar T*1.4/50 F5.6
モノクロは甘えの像。でもモノクロで仏像や神像などを撮ると土門拳の凄さがよく分かります。

と、史上空前の歩留まりの悪さにうんざりしつつ撮影終了。更に渋滞が激しさを増した復路。私は寝てました。河原町に戻った我々は、高瀬川を見下ろす居酒屋で飲み会。次回はそろそろ京都を出ようということで終了。

1月3日(金):昼前後にかけて嫁の実家に帰省。夜は高校の頃の連れと飲み会。

1月4日(土):うちの実家に帰省。

1月5日(日):連休最終日。ぐだぐだとして過ごしながら今に至ります。

というわけで何から何まで例年通りな2014年。今年の抱負はどうしましょう。そうですね。
子育てと写真の腕を…いや、どっかで聞いたなこの抱負。何にせよ、IYHを控えめに今年一年頑張ります。