引き続き嵐山の代名詞の一つ、常寂光寺に到着します。
Distagon T*1.4/35
気を取り直して再び35mmに挑戦。テーマは新緑。主題と背景と光のバランスとコントロール。難しいですね。
D1.4/35は、Zeiss史上初の非球面レンズを用いた新設計、且つ35mmという広角のくせにボケも美しく、表現も繊細で実にZeissらしい絵が撮れましたので良しとします。
その後小倉山に登り、疲れ果てつつも引き続きの撮影ポイント楽柿舎に到着。芭蕉の弟子で元禄期の俳人、向井去来の遺跡。俳句界の聖地のようなものらしいですが、廃人であっても俳人ではない私にはよくわかりません。よくわかりませんが、設えは素晴らしいです。
Planar T*1.4/50
例によって35mmの難しさに困り果て50mmに逃げたわけですが、イメージとしては、聖マタイの召命。或いはレンブラントライトとも言う。更に有体に言えば、斜光の活用ですね。始めからそう言え。
この辺でもう空腹度合いが耐え難いものになってきましたので、遅めの昼食を取り、祇王寺に向かいます。
Planar T*1.4/50
素晴らしい庭。しかし私はこの時ISO100で固定していた為、シャッタースピードが1/6まで落ちてました。流石に1/6は止められません。完全な手ブレの失敗写真ですが、まぁもう仕方ありません。
Planar T*1.4/50
祇王寺近くにあったオシャレカフェ。もちろんヤロー3人で入るわけにはいきませんのでスルー
その後も根性の徒歩ツアーを続け、大覚寺大沢池に向かいます。
Planar T*1.4/50
モノクロは甘え。
京都の名所旧跡は時代劇でよく使われますが、この大沢池は太秦に近いのもあるのでしょうか。一周回るとどこかで見たことのある場所が結構見つかり時代劇版聖地巡礼にもなり面白いですね。
というわけで、嵐山を怒涛のように駆け巡り、その後河原町に戻って飲みました。翌日が仕事だった私は当初殆ど飲むつもりは無かったのですが、興が乗った勢いで結局4時間近く。一体何杯の焼酎ロックを飲んだのか記憶にありません。翌日二日酔いだったことは確かです。
また今回も400枚近く撮りましたが、結局、私は50mmでしかまともに撮れませんでした。35mmも何枚かマシなのはありましたが、それとて、35mmでなければ撮れないわけではない物ばかり。
あと、先行でhaseさんがアップされたのを見て今回も絶望しましたね。
なんすかあのタクシー写真。まさかこう撮るかと。
完全に被ったのもありますが、私はこれ以外アップするに足るのがなかったので開き直って載せますw
今回も釣果(?)はサッパリでしたが、大変面白かったです。また夏、是非行きましょう。それまでにもう少し35mmを使えるようになりたいものです。50mm、85mmも甘えのようですのでw