ということで、先日「竹取物語」は日本初の物語にして
日本初のSFオタ小説だという、トンデモ指摘をしたわけですが、じゃあ
そういう前提に立って真・竹取物語を考えてみました。
というわけで以下ストーリー
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竹取の翁夫婦の遠縁にあたる少年(パズー(仮))が、翁と共に竹取に行った際、曰く有りげな「月影の祠」に迷い込む。そこでコールドスリープにかかっていた「かぐや姫」をどういうわけか覚醒させてしまう少年。
「じっちゃん!祠に女の子が!!」
美貌の少女を意識の無いのをいいことに家に連れ込むトンデモ親子(?)というヤバイ絵もありつつ、かぐや姫の美貌に群る卑賤の区別ないヤローどもとの物語など紆余曲折有り、かぐや姫は翁夫婦と少年(とその親友(クリリン(仮))にだけは心を開くようになる(何で??)
楽しいラブコメも束の間。ついに、月からの使者襲来。
地上最強を誇る帝の軍も、月の民の不思議パワーには為す術も無く、かぐや姫は少年に
「月の雫」
という名の小さな居酒y…石だけを残し、月に帰って行ったのだった。
…しかし、真の物語はここから始まる!!
少年はかぐや姫と会いたい一心。とは言え、月への道などあろうはずもなく途方にくれる日々。しかし、かぐや姫が去った次の満月の夜、突如としてかぐや姫より渡された飛行s…月の雫が輝き、月への道を開くには、4つの秘宝を手に入れその封印を解く必要があることを告げられる。
4つの封印とは即ち
「蓬莱の玉の枝」「火鼠の裘」「龍の首の珠」「燕の子安貝」
パズーとクリリンは、月の雫と竹取の翁より手渡された剣を携え、4つの封印を解く旅に出る。
それを見送る翁夫婦。
「…これも定めか」
ここで意味ありげに謎の独語をするのがお約束(CV:青野武)
一方、月の世界。
かぐや姫奪還に成功した月の実力者、ロムスカ・パロ・ウル・ガーゴイル(仮)は、かぐや姫が月の雫を身に付けていないことに愕然とする。
何故ならば、月の雫こそ、失われた超科学の力を復活させる重要な鍵だったからだ。
ロムスカ(ryの野望とは、ロストテクノロジーの力を以って地球を征服し、地球圏の神になる!というありがちな物だったが、月の雫の喪失によって、計画を組み直す必要に迫られた。
…そう。つまり、かぐや姫の地球への逃避行&コールドスリープは、ロムスカ(ryの野望を阻止する為だったのだ!
「小僧から石を取り戻せ!!」
と叫んだかどうかは定かではないが、ロムスカは新たな計画をスタートさせることとなる。
…かぐや姫は月の雫がロムスカの手に渡らなければ野望は阻止できると考えていた。彼女はパズーが自分を探しに旅に出たことなど知らない。
…そして勿論、パズーに秘めたれた秘密に関してもそれは同様であった。
深まる謎!!
そんな時地上において、パズーとクリリンが、第1の封印を解除することに成功する。勿論、封印解除による「月の雫」との共鳴の波動は月においても検知されたが、これは驚愕すべき事だった。というのも「月の雫」は月の民の、更に月の王の一族の手になければ、その力を発動できない。
月の王の一族は、かぐや姫自身と、父である今は病身の王のみ。それが何故、地球で!?
ロムスカは事実究明のため地球に向うことを思案するが、しかし、月の雫に係る一切は王家のみに伝わる秘中の秘。まだ完全なる支配体制を築けていない彼がそれを知っていることを公にできようはずもなく、また、地球降下の大義名分が立たないため、自らの動きには制約を受けざるを得なかった。
パズー達へは刺客を差し向けるに留めざるを得ず、彼自身は「計画」の邁進と月での支配権確立へ力を傾けることになる。
一方、パズー達はロムスカの差し向ける刺客達や4つの封印を守る四聖神(wとの戦いの中で、着実にドラゴンボール的成長を遂げる。
そんなこんなを経てついに、遥か彼方に思えた月への道、その最後の鍵となる、4つ目の封印に手をかけたパズー一行。
最強の聖神との戦いは激烈を極めるが、パズーの真の力と月の陰謀を見抜いた聖神は自ら剣を収め封印解除を同意する。
ついに4つの封印が解け、月への道が開く。
――しかし
月へのゲートに至ったパズー達の前に立ちはだかったのは、今や宰相の地位を得、月の実権を完全に掌握したロムスカだった。
「…なるほど、やはりそうだったか」
パズーの姿を見、疑惑を確信に変えるロムスカ。
「少年、キミと姫とを会わせるわけには行かないのだよ」
物分りの悪い父親のようなセリフと共に、パズーに襲い掛かる。応戦するパズー。しかしロムスカの圧倒的な剣技と「力」の前に、防戦一方。
聖神もパズーに加勢するが、どうにもならない。
=まだ力の使い方を知らぬうちに!!=
お約束的なモノローグと共に、ついにパズーを貫くロムスカの剣。倒れ落ちるパズーから、しかしロムスカは月の雫を奪おうとはしない。
「私には、もう必要のないものだからね」
寺田農か清川元夢か、お好きな方で脳内変換ヨロシクといった感じのセリフを吐く。
その時、ゲートをくぐって現れたのはかぐや姫だった。
「パズーーーーーーーーーー(仮)!!!!」
横沢啓子の叫び芸は世界一だと思います。一方、高笑いと共に、月へ帰っていくロムスカ
「かぐや姫、ついにこの時が来た!!貴方はここで、地上の人間どもと共に滅びるが(・∀・)イイ!」
ってなんて一発変換!!会社のパソコンだぞこれ!?なんで??
…ゲートも完全に閉じ、そこには静寂とかぐや姫の嗚咽。
だがしかし、月の雫が壮絶な光を放った!!
月の雫に宿る、王家の意思がナディ…かぐや姫に問い掛ける
「彼を蘇らせることを望むか?」
勿論頷く、かぐや姫。
「それは月への道を閉ざす事になるが?」
流石に躊躇する…こともなく頷くかぐや姫。いつからそんなに深い間柄に!?
パズーの目が開く。感動の再開(R15)
…クリリン一人カワイソス。18号をどっかで出そうか。そうですね。
再開は果たすものの、ロムスカの脅威に対する手段が全く無い。月の雫は完全に光を失っている。
このまま世界最後の日を座視するのか?
そこに、聖神曰く
「四つの封印が解けた今「不死の山」の火口に赴けば、道が開けよう。そして汝らは真実を知るのだ」
と、これまたありがちなセリフ。しかしどんなにお約束な話でもそれに従うのが大人の事情、勇者様一行は不死の山=富士山に至る。と、火口が開き一行は富士の内部へ。
そこには、彼らが見たこともない技術の産物。様々な機器の数々。
その最深部に至り、超巨大AIがパズー達に語りだすこの世のあらまし。驚愕の事実。
なんと、この世界は、過去に一度文明が滅んだ後に生まれた物だった。そして旧世界の科学技術を封印し、生き残った僅かな人類がそれぞれ月の王、地上の王として、その後の人間社会を導いた。
…月の雫に代表される月の不思議テクノロジーは、今、目の前のロストテクノロジーと源を同じくする物だった。そして月の雫を作動出来るのは、月の王の一族…つまり「旧世界の生き残りの民」のみ。
では、月の雫を発動させることができた(月の民ではない)パズーは??
…そう。彼こそが遥かな過去に、行く先を分け地上に残った民の末裔だったのだ!!なんだってー!!
かくのごとく事実に至り、全てを理解したパズーとかぐや姫。自分達に秘められた力の真実と、地上に残されたロストテクノロジーを手に入れた、その時。
月から巨大質量が地球に接近しているとの警報が鳴り響く。
ついにロムスカは、月に残された最強の船「黒き月」を復活させ、地球へと動き出した。ロムスカは、月の雫を用いずとも、ロストテクノロジーを操る術を手にしていたのだ。
パズー達は富士五湖の湖底に眠っていた、旧世界の超ド級宇宙戦艦「倭(やまと)」を起動させロムスカに立ち向かう。
そこに、かぐや姫にとって過酷な運命が待ち受けているとも知らずに―
――最終決戦を迎え、無音の鳴動に震える宇宙。キミは、月の涙を見る。
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………というわけで。どーっすかこれ?
竹取物語をベースに(?)ラピュタとナディアと天地無用とその他諸々をまぜたお話です。少なくとも、銀色の○のア○トよりは面白かと(ぉ
これで180度どこから見ても一部の隙もないオタ小説(ラノベ)ができますね。…って、萌えがない!萌え要素がない!!どうしましょう。これじゃオタ小説失格です!!
萌えのないオタ小説など、ルーの入っていないカレーのようなもの!!
…ク、クリリンを萌えキャラにしましょうか?いや18号だろう常識的に考えて。
と、まぁ何と言うか、適当に考えたお話ですが、しみじみ竹取物語ってオタ小説ですね(違)