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シトロエン

というフランスの車メーカーがあります。そこがこの度「C6」という高級サルーンを出したわけですが、この車を眺めていますと「いい車」の基準とは何か、非常に考えさせられます。

てか各種車雑誌で色々インプレとか書かれているようですね。
私が見たのは写真と諸元だけなんですが、そこから色々考えていくとこの車、本当に面白い。
私は「車」とは「走る」「曲がる」「止まる」が何より大切でそれがダメな車なんかゴミ。そういう考えなんですが、それに照らし合わせると、このC6はゴミ以外の何モノでもありません。
5m近い全長、1.9m弱の全幅、ホイルベースは3mに迫り、クソ長いフロントオーバーハングしかも駆動形式はFF、そして重さは1.9t
こんなモノまともに走るわけがありません。超絶大ドアンダー車になるに決まってます。しかもこのホイルベースでフランス車。もうボディ剛性なんてあったもんじゃない。曲がらないし止まらない。V6、3リッター程度じゃこの重さどうにもならん走らない。もうゴミ確定。
…そりゃシトロエン伝統のハイドロ+最近流行の電子制御漬けで足回りをドーピングし、更に後付の補強でボディ剛性「感」を演出…していることでしょうから、まぁなんとかマシな走りはするかもしれませんがんなものマヤカシです。3年3万キロ走ったら、目も当てられないようになること請け合い。なんせフランス車は小さく軽いプジョーでさえも「味」の賞味期限は極端に短いんですから、このデカサの車なら尚更です。

…さてしかしですね。

写真を見ますとね、何でしょうこの車。
アップロードファイル 142-1.jpg 
このスタイル。完璧ですね。どこから見てもシトロエンです。他の何モノでもない。そして問答無用で美しい。
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キャビンとテールを結ぶラインを見ると、その鼻先の流れは絶対にこうでなければなりません。即ち、このクソ長いオーバーハングはこのスタイリングを完成させるためには絶対のデザインなんです。そのお陰で、この見事なラインが、この一切破綻のない優美なスタイリングが完成される。
アップロードファイル 142-4.jpg
そしてこのインテリア。何ですかこれ。こーゆー木の使い方があったのかと唸りましたよこのドア周り。
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デジタルメーターなのに安っぽさ皆無のインパネ周り。このホイルベースなら当然ですがこの広大なキャビンスペースは高級サルーンの室内かくあるべしと言わんばかりです。
ドイツ的高級車、イギリス的高級車、そして勿論日本の高級車には絶対にない風合いですね。

と、いうわけで、私は思ったんですよ。確かにこの車ゴミですが、しかし一方で宝石だと。
そもそもシトロエンを買う人間がドイツ的イギリス的日本的価値観を良しとするはずがありません。つまりですね、この車は、ドイツ的(ryな車作りの価値観を一切かなぐり捨てて、完璧に独自の世界を作り上げているわけです。
3年3万kmでヘタる?
シトロエンの、この「C6」に700万近い金が払える人間にとってどーってことありませんよそんなこと。
それよりこのスタイルこのデザインこの世界です。

何と潔いのでしょうか。

万能を目指して結局何の面白みもなくなるどこかの国の高級車とはえらい違い。
シトロエンC6。
間違っても人にお勧めできる車じゃありませんが、しかし間違いなく「いい車」ですね。

とある

ところで見つけて目が覚めたネタなんですけどね。

コナンっているじゃないですか。コナン。
見た目は子供、中身は微妙ってアレですよ。
で、コナンって、事件を解決する時っていつも麻酔針で神谷明を眠らせて、変声機を使ってトリックの種明かしをしますよね。
実はあのシーン、アフレコしてるのは神谷明のモノマネをしている高山みなみなんです…ってこれは勿論ウソですが、本題。

「そんなまどろっこしいことしないで
 犯人に麻酔針撃って自白させればいいんじゃね?」

…えー大変驚きました。
まさしく正論だと。確かにその通りだと。一人会社のパソコンで感動してました。
そんな夕方。

さて物凄い勢いで話は変わりますがコートが欲しいです。
先日、西武に見に行ったら、ブラックレーベルのラムレザーのショートコートが素晴らしい風合いでして超欲しいんですよ。値段見たら10万。
…ま、まぁ確かに。ラムレザーのコートなら7,8万以上は普通ですし仕方ないですね。

ちなみに私の今着てる皮のジャケットなんて牛の皮で2万ですよ。超安物。
しかもこれ、買ったの高校3年くらいだ。ってことはもう10年近く着てんのか。
……あれからもう10年ですか、そうですか。

そう言えば確か去年もブラックレーベルの白のピーコートが超欲しいと騒いだ記憶がありますね。しかし値段もさることながら、実際羽織ってみるとですね。まぁ、自分で言うのもなんですが似合ってなくはない、というか寧ろいいんですが、やはり男で白コートはキモイんでやめました。
と、まぁ着れる着れないは別としてブラックレーベルはどういうわけか私のツボにはまるわけです。
しかし残念ながらそれほどお安くありません。
こーゆー時は、通常、作ってるメーカーが同じの他ブランドを探すのが手です。ブラックレーベルとは日本の三陽商会なる会社がバーバリーのライセンスを得て作ってる物ですから、三陽系列の他のブランドなら、手軽かも。
…と思いきや、イージーバイゼニアとか、逆に高いくらいでやってられません。
というわけで、今年もコートとスーツと靴とマフラーが欲しいとショーウィンドーを横目でチラ見しながらじっと手を見る日々です。

しかし私も黒ずくめファッションはいい加減なんとかしないとなぁ

社会派

日記が続いております。ジャーナリスト宣伝、違う宣言。
というわけで…どういうわけかよく分かりませんがもう一幕、お付き合いください。

…さて「国の借金」とか「年金危機」の問題になると、こういう発言をよく聞きます。

「昔の連中がバカやったツケを俺達に負わせるな!!」

はい確かに。特に年金なんて我々の世代は払うだけ無駄。絶対戻ってきません。昔の連中の愚行のツケを我々が負うのは、ま、確かになんつーかバカバカしい。やってられません。ちゃぶ台でも華麗に引っくり返したい気分ですが、しかし。

私としては、ムカツク気持ちも勿論ありますが、我々がそれを背負うのは
この国に住まう者として、当然のことだと思っています。
えー愛国心とかそーゆーんじゃありません、念のため。
…いや広義ではそうかな?

どういうことか。

今、私達は日本に暮らしています。日常生活を送るにあたって、食べる物があり、着る物があり、住む所があり、国中どころか世界に向っても移動の手段があり、病を患ったら病院があり、更に医療補助があり、教育機関があり、夜中一人で歩いていても強盗にあうなんてことはまずありません。
…まぁ何というか健康で文化的な最低限度の生活を送るにあたって何不自由なく暮らしていけるわけですね。
いや違う、自分で働いてそれを賄っているんだ、税金納めてるから社会福祉を得るのは当然だと言うかもしれません。確かにその通りです、が。
…じゃあ、あの戦争の後、焦土と化し全てが破綻した日本を、確かに様々な問題はあるにせよ、経済、社会、教育、各種インフラ、社会保障、治安その他諸々全てを、このレベルにまで高めてくれたのは一体どこの誰か??
言うまでもありません。
今、我々が邪魔者扱いしてる「昔の連中」ですよ。
いまじゃもうモウロクしたじいちゃんばあちゃんたちです。
今、この国に生きる我々は、今、この時代にたまたまこの国に生まれたというだけで、この世界の大部分を占めている貧困に喘ぐ国々から比べれば奇跡のような暮らしを、何の努力もなしに享受しているわけです。

払った年金のモトが取れない?

それがどーしたバカ野郎。
我々が払う、たかだか月に1万や2万の年金で、この幸運を買ったと思えば、途方も無く安い支払いだと思いませんか??
少なくとも私はそう思いますね。…それ故に年金絡みの鬱陶しい不正には殺意を覚えますが。

さて先日の増税の話で「親が借金で首回んないのにバカを言うどら息子」という例えを使いました。
もう一度、国の話を個人レベルに置き換えてみますと
我々は、上記した様々なインフラとそれによる恩恵といった「資産」を「相続」したわけです。
しかしこの親には一方で「でかい借金」もありました。
さて相続とは「資産も負債も双方を受け継ぐ」ということです。
勿論「負債は要らん」と叫ぶこともできますが、その時は「相続放棄」となり「資産」も全部没収です。当たり前の話ですね。
しかし我々は上記したように、この国に生まれ、今この歳まで生きてきた過程で、もうイヤと言うほど「資産」の恩恵に与っているわけですから、今更「相続放棄」は成立しません。
そんなことは許されない。
或いは、俺はこんな国は出て、どこぞの国で楽しく過ごすというのもあるかもしれません。ただ、どうでしょう。美味しい物を食べるだけ食べて、金を払わず店を出るってのは犯罪ですよね。

私が「若い世代が負債を負うのは当然」と考えるのは、こういう理屈です。
そうそうスジが外れた主張ではないと思いますが、如何でしょうか。

…ま、ただ、バブルのツケは、これは微妙ですがね。

またもちろん、親が死ぬ時に子供を巻き込むのはただの無理心中ですから、そーなるのはどーかと思いますので、我々は自分自身の福祉の為にも、それ相応の準備はしておくべきでしょう。
「責任を果たすこと」と「強かさ」
今、この国に住む若い世代にはそういったモノが必要ではないでしょうか。

……でもホンネは適当にバブってみたいですよねぇそして次の世代に更にでかい爆弾を(ぉ

サラリーマン

増税の反面で法人相手の優遇はおかしいと、マスコミと野党の騒ぎがうるさいですねこんにちは。
…ま、もちろん私も増税はイヤですが、この件に関しては仕方ないのかな、というスタンスです。

何故か?

いきなりですが、突飛なたとえ話を出します。
(…有名な話ですのでご存知の方も多いかと思いますが)

あるサラリーマン家庭があったとしましょう。
ではこの家庭の年間のお金の出入りを見てきます。

この家庭ではお父さんの年収とお母さんのパートを合わせて約500万円の収入があります。
しかし年間の支出がかなり大変。
生活費やら子供の教育費やらの諸々の支出が年間470万円。
しかも田舎の両親に仕送りも必要でそれが年間140万円。
もちろんローンもあります。その返済が年間180万円。
というわけで年間の支出は合計で790万円。
収入は500万、出てくの790万。…290万円の赤字を賄うためにどーするか?サラ金から290万円借りて、なんとか収支がバランスしてます。…バランス??
えー、しかもこの家族、あろうことか住宅ローンやら何やらの借金が実は総額で8000万円近くあります。

…さてこの一家。誰の目から見ても、もう自己破産しかないですが。
この数字をそのまま1000万倍していただくと、この国の歳入歳出及び借金になります。

………ま、まぁもちろん、国の借金800兆円と言っても、日本が所有する米国債などの優良金融資産やその他諸々の資産。歳入だけでなくGDPベースで考えた場合のバランスシートなどを検討すると
必ずしも「絶対破綻する」とは言い切れない……かもしれません、が。
癌にかかっても「絶対死ぬ」とは言い切れない、ってのと同じかそれ以上に楽天的な見方でしょう。
ま、要するに、かなりヤバイと。
私が「20年、30年後の「円」なんて危なっかしくて(ry」という論拠はこれです。

というわけで、勿論、歳出を押さえる事が大前提ですが、もはや減税などということは有り得ないんです。無理。絶対に不可能。
例えば、一緒に暮らしてる親が借金で首回んなくなって死にかかってるのに、家に入れる金を今より増やすのはイヤ!!と叫ぶどら息子を想像してください。有り得ないでしょう?
消費税のアップも不可避。絶対。しかし仮に20%くらいにしても年間の借金支払い分がなんとかギリギリ賄えそうかな?…そんなレベルです。
国家レベルの金銭単位になると実態が掴めず、反射的に「増税反対!!」と叫びたくなるのは分かりますが、しかし、家計に例えると、もうそんなことを言ってられる状況じゃなってことがよく分かると思います。

…では、そういう背景を踏まえ、消費税アップの前段階として国がとりあえず取る税制の方向性は??
景気の回復基調が続いているのにここで法人を相手に締め付けを行ってまた企業の活力を低下させるより、何だかんだ文句垂れながらも、ちゃんと消費活動は続けるバカで従順な羊達からふんだくった方が得策。所得税関係を緩めるのは、消費税アップに合わせて。アメとムチ。生かさず殺さず。
……こうなるのは当然でしょう。私でもそうしますよ。

と、客観的な指摘を私がする背景には、所得が低すぎてもともと税金なんて微々たるものだから多少増税されようが痛くも痒くもねぇという、逆に痛い話があったりなかったり。

さて何れにせよ、私達の20年30年後はどーなってしまうんでしょうか。

しかし、それより本当に2週間か3週間後にちゃんとボーナスは出るんでしょうか。出ないと(ry

自律的労働時間制

カタカナで言うと「ホワイトカラー・エグゼプション」とかいう制度を導入するかどうかで議論が色々あるようですこんにちは。
さてでは、そもそも「自律的労働時間制」とは何ぞや?
私もよくわかりませんが、どうやら「労働時間を自分で決める」というものらしいですね。
例えば、忙しい時は一日14時間労働にして、暇なとき一日2時間とか。足して割って8時間。ビバ。
ま、これだけなら合理的でよさげな雰囲気ですが、そうは問屋が卸さない恐ろしげな実態が潜みます。
exceptionとは「除外」です。ホワイトカラーの何を「除外」するのか?
それは「残業代」です。
つまりですね、今の労働基準法では、週40時間を超える分に関しては25%増しの残業代を払わないといけないらしいですが
…って、何だってーーーー!!!!(AA略
…いや、まぁそうなってるらしいです。どこかの国の法律では。はい。
ま、有名無実化してますが、それでも建前としてこういう基準があるんですが、この自律的労働時間制では、その「残業代」がまるまる無くなるわけなんですね。
まぁそりゃそうだ。忙しい時に働いて暇な時は休むシステムなんですから、うまく機能すりゃ「残業」なんてそもそも必要ないですよね。
しかしそんな上手くいかないのが世の中です。
絶対にそんなもの上手くいかない。暇な時でも、何だかんだ言って働く事を強要されるのは絶対ですから結局、働く時間は変わらず、残業代だけが無くなるという危険があります。というか絶対そうなる。

そもそも、そーゆー向うの概念とか制度を日本にそのまま運用しようとするから問題なんです。
そんなのが上手く回るわけがない。
じゃあそういった制度を持ち込む目的が、単なる「残業代のカット」ではなく「残業を無くす」ことにあると経団連の理性を信じるならば(笑)
どういう制度がいいか?どうすればサービス残業はなくなるか?
…バカ言うな何をやろうがサービス残業は無くならない。絶対になくなるわけがない。と思われがちですが、ほんとにそうでしょうか?
私はこれ、意外と簡単だと思います。
どうするか?
法律を変えます。サービス残業をさせると刑事罰の対象にするんです。それも罰金刑ではなく懲役刑。執行猶予ナシ。直属の上司及び、人事担当部署の責任者、更に役員まで。一網打尽。逮捕。死刑(ぉ
5時半を超えて電気がついていようもんなら、ガサ入れが入るわけですよ。
もしそうなったら、絶対に誰もサービス残業なんてさせないと思います。
誰が懲役刑食らってまで仕事しますか?しませんよ絶対。
ほら簡単。
すぐなくなります。サービス残業がダメだとか色々言ってますが、本気で止めさせようと思えばなんとかなるはずです。

逆にそうでもしないと絶対なくなりません。

というわけで、どーゆーわけかうちの会社では今月から残業代がつくようになりました。20時間分ですが。
…一説によると「お叱り」を受けそうになったとかならなかったとか。

…ま、給料が上がるのは良いことです。

そう言えば景気動向が、かの「いざなぎ景気」を超えて史上空前の長期好景気になったとか?
果たしてどこの国のお話なんでしょうか?
何だか実感がわかない話ばかりの昨今ですね。

てか、うちの会社はボーナス出るんでしょうか。
出ないと結婚式の祝儀代がありません。……好景気?

保険の

お話を先日しましたが
では、そういう背景を踏まえ、私が新しく組み直したのはどんな保険か。
まぁ結局、その外資の保険の担当氏と新しい保険契約を結んだわけですが、では具体的な内容をば

私のニーズは、怪我や病気を保障するための医療保障はちゃんと押さえ
まだ若いんで死亡保障はそこそこに。しかし65歳で切れるのではない「本当」の終身で。さらに、積み立てが可能で出し入れ自由なもの。
というものです。
ではどうすればよいか?
よく、入院日額1万はないと不安と言われます。確かに入院すればそのくらい軽くかかるのですが、しかし実は負担額はそうでもないんです。というのも「高額医療費還付制度」って有り難い制度があるからでして、所得額によって違いますが、月額の実質医療負担の上限は、まぁ大体月に10万もいきません。つまり入院日額なんてものは理屈上3000円もあればじゅーぶん最低限度の部分は賄える。
…まぁそれじゃなんなんで5000円はみときましょう。
あとは、一時金が何十万か適当につけて、それで医療費に関わる月々の保険料は3000円。
さぁ残りは死亡保障となりますが、なんちゃって終身ではなく、本当の終身。しかも私は自由度のある積み立てが行いたい。そんなものがあるのか。
あります。
月々2万弱の支払いで、一生涯月々の保険料支払い額が変わらず、且つ真の終身死亡保障額が1000万、しかも60まで払えばいつ下ろしても1000万満額。
こーゆーのがあるわけです。
さて、しかしそこから更に一歩踏み込んで、密かに私は外資の保険屋ならばドル立ての積み立てができないものかと勘ぐっていたのですが、それを聞いてみると
「あります」
と。非常に驚いた様子で担当氏は仰って、しかし事前にシミュレートした資料を提示してくれました。
…どうやら、隠し玉だった模様。
しかしこちらから何の事前連絡もしてないのに、そーゆーシミュレートを立ててくるあたり流石、元伝説の営業マン。
ではドル立てにするとどういう得があるか。これが大有りです。
というのも積み立て型の死亡保障の場合、保険屋は逆ざやを防ぐため、予定利率をしっかり睨んで月々の保険料を算出するわけですが、この予定利率は公定歩合とほぼ連動します。そしてそれは円とドルで死ぬほど違う。
円はほぼ0%、ドルは3.5%。
つまり要するに、ドルで積み立てるほうが、利回りが圧倒的に良いと。
言い換えると、低い積み立て額で、ちゃんと高額の保障が得られると、そういうことになります。
もちろん、為替リスクはありますがそれは当然です。が、そのリスクよりも円で積み立てることのほうがもっと大きなリスクがある。

…営業氏は私に聞きました「なぜドル立てをお考えか?」と
答えはもちろん

「20年30年後の円がどーなってるか、全く信用できないから」

です。
私は今回、積み立て部分を円とドルの両方で組みました。
つまり、今後、円とドルの関係がどちらに傾いても、私にとってそう痛くはないということです。
ほんとはユーロがあれば、天下無敵なんですが、まぁいいや。
というわけで円一本の積み立てより3000円以上低い額の支払いで、且つ将来の円不安もカバーしつつ、ちゃんと積み立て&終身保障をするという形で収まりました。

そう。こーゆーのが欲しかったんだよ。

結局私は今まで結構な額を保険に払ってきまして、まぁ言ってしまえば無駄に終わったわけですが、一般のように1500万を無駄に払うことを思えば、勉強料と考えましょう。
…というわけで二回に渡ってお話しした保険話。何かの参考にして頂ければ幸いです。

※もちろん上記は、私のような一人身で且つ若いという前提です。
家族がいたりしたら、こーゆプランが適当とは言い切れません。保険契約は信頼できるプロに任せましょう。

この季節の

風物詩となっているボジョレヌーボーとかいうワイン。
ボジョレ=地名、ヌーボー=新しい。つまり何の事はないボジョレ地酒の新酒というわけで、日本語で書くと死ぬほどダサいですね。
さてボジョレと言えば毎年毎年「今年のボジョレは美味しい!!」という触れ込みです。
因みに去年マスコミは「近年稀に見る出来」と散々持て囃してました。確か2003年頃には100年に一度とか騒いだような…しかし今年はそれらに比べるとかなりトーンダウン。つまり味が落ちるということでしょうか??

さて、かくいう私も去年、そんなに言うならどんなもんか飲んでやると、新宿小田急の酒売り場で店員のおばさんに勧められ5,6種類飲み比べ一番美味かったのを買いました4000円弱かな。
確かに素晴らしく美味しかったです。数万するワインと比べてもおさおさ劣りません。柔らかい味が大変美味でしたが、しかし残念ながら基本的にカベルネ・ソービニョンが好きな私はチリのロスバスコス(1500円)で十分です。ボルドーワインの美味しいのは高すぎですから買いません。
…ちょっと脱線しました。
結局何が言いたいかと申しますとボジョレと一言で言っても、種類は様々あり、好みも人それぞれですから、変に流行に振り回されてそこらのコンビニなんかで売ってるのを適当に買うとハズレを掴む危険が大ですので、折角ならちゃんと知識のある店員に話を聞いて試飲して買いましょうというお話。

ちなみに私、ワインは大変好きですが、値段の割にもちが悪すぎますので日頃はあまり買いません。簡単に一本空きますからもったいない(貧)
そんな私はブランデーが大変好きです。
マルタンのVSOPが安くて美味しいので素晴らしく好きです(約3000円)
ヘネシーのVSOPは美味しいですが、ちょっと甘いので好みと若干ズレます、しかしマルタンの分かり易すぎる味より、深みがあるということで捨て難い風情がありますね。結局両方好きと。ちなみにオタールのような甘味と香の強すぎるのは全くダメです。吐き気がする(過言)
てか、一度はマルタンの13世とか飲んでみたいですね(700mlで15万円)
あとブランデーが好きなのは味もさることながら、ストレートでブランデーグラスでマターリと3杯も飲めばもう100%満足に酔えるという点です。
もちが良いです。3000円で3週間は楽しめる。素晴らしい。

というわけで私はどうやらブドウのお酒が好きらしいです。
因みに焼酎やウィスキーは好みません。つまり麦系がダメというわけですが、じゃあ日本酒が飲める私は米焼酎ならいけるはずなんですが、それもキライ。蒸留するとダメなのか?
でもブランデーは思いっきり蒸留酒ですから、不思議な話です。
自分の酒の好みが理屈に合いません。好き嫌いなんてそんなもんか。そうか。

というわけで、冬です。お酒が美味しい季節です。
酌み交わす相手が居ないのがどうにも痛いですが、美味い酒といい音楽があればそれはそれで満足で…

出来るかヴォケがぁぁああ!!(吹っ飛ぶちゃぶ台

銀色の

髪のアギトというアニメの映画があったんですが、ずーっと見たいと思ってたんですね。どんな内容かはさっぱり知らなかったんですけど、主題歌を私の好きな歌手(KOKIA)が歌ってまして
だから見たいと、それだけの理由です。
しかし近くのレンタル屋ではもう、ムカツクくらい貸し出し中が続いてまして先日よーやく借りる事が出来ました。

で、内容は、端的に言うとジブリですね。ナウシカとラピュタ。

詳しく追っていきましょう。
何百か未来「森」が意思を持って人間が追いやられてるわけです。
そして人間には二つの陣営があります。一つは森と共生しようとしている人たち。もう一つは森を焼き払い人間の世界を取り戻そうとする人たち。
えーなんつーかナウシカです。
主人公の少年「アギト」は勿論、共生をしようとする風の谷…じゃねーや、中立都市にいるわけですね。
で、冒頭、アギトと友人は森の中に水を取りに行くわけですよ、で紆余曲折あって、空から女の子…じゃない、古代文明のコールドスリープにかけられた「トゥーラ」というジブリ的美少女と出会うわけです。
さて女の子と一緒に町に帰った主人公。しかしこのトゥーラが眠りから覚めたことで物語が動くわけです。動かないと映画にならん。…という大人の事情はさて置き、彼女こそは自然を元の姿に戻すための飛行石じゃない、鍵を持ってるわけですよ。彼女の目覚めを知った軍事国家トルメk…「ラグナ」は彼女の奪還に向います。
先頭に立つのは、古代人であるムス…「シュナック」階級は何と大佐!!因みに副官は甲冑が凛々しい金髪の女性です。ここで声が榊原良子なら大騒ぎですが残念ながら違いました…製作陣にも少々理性が残っていた模様。
さてトゥーラの前に立ったシュナック大佐、同じ古代人同士話が通じます。しかもトゥーラの父親であり世界を元に戻すシステム「イストーク」を作った「サクル博士」のことをよく知ってると言ったからには、トゥーラは主人公なんかほっといて大佐に従うわけですよ。
ここでパズーならドーラ一家と共に要塞に向うわけですが、アギトは森に行って、森の力を借ります。強化人間チックな「強化体」ってのに変身です。さぁ帝国本土に着いたぞって展開早いですが、放映時間90分ですから仕方ない。
ここでかっこよくすり抜けザマに掻っ攫えばあの名シーンですが、アギトは麻酔銃で撃たれてあっさり昏倒しますダサ!!最低!!捕まった挙句ラピュ…イストーク探索は諦めるようにトゥーラに諭される始末。ここでムスカ大佐なら金貨3枚渡す所ですが、金貨の変わりに殺すよう部下に命じる辺り
なかなか見所のある悪っぷりです、が、当然のように主人公は力が暴走して危機を脱します。はいはいワロスワロス。
さぁ飛行石を手に入れた一行はラ…イストークに一直線。どこぞの火山です。内部に入ると、古代文明の巨大な門。もちろんトゥーラの持ってるキーであっさり開くわけですね。中に進むトゥーラと大佐。それに付いて行こうとするクシャナに対して
「お前たちはここで待て」
きゃームスカ大佐!!もうまんま!!私は大喜びです。
「ムスカめ本性を現しおったな!!」とモウロ将軍ばりにぶち切れるクシャナは本国の軍を動かします。
さていよいよ封印を解かれ動き出すラピュ…イストーク。ここでようやくトゥーラは、自然を元に戻すとかいうそのシステムが実はとんでもない兵器だと知るわけです、って頭悪すぎ。ほんとに博士の娘かよ。
一方アギトはクシャナとどーゆーわけか仲直り、クシャナは防衛線を敷き、主人公は乗り込むと、そんな感じ。
砲撃を開始するクシャナ軍。それに対して
「私と戦うつもりか?」
とでも言って、ラピュタの雷をぶっ放し「人がゴミのようだ!!」と大佐には叫んで欲しかったんですがただのオートの反撃のみ。全然盛り上がらない。さぁ主人公、いきなり大佐の目の前に立ちます。なんかもうあまりにも唐突に。いくら時間がないからってこれは…。まぁいいやもうどうでも。
気を取り直して強化人間同士の死闘が始まります!!…しかしこれまた何の盛り上がりもなく主人公が森の力を意図的に暴走させて大佐もろとも木になって終了。
一方トゥーラがシステムをバルス発動で強制終了。崩壊が始まる中、木になったアギトのもとに戻って泣くわけですね。
もうお約束もここまで続くと説明するのもダルイですが、えー皆様ご想像通り
「何と言う労りという愛じゃ王蟲が心を開いておる」
ってな具合で森の人がアギトを再生させて、二人は故郷のゴンドアに戻りましたとさ。はいはい(ry

あと更にげんなりなのは主役級の声優の殆どが俳優と芸人。宮崎あおいはカワイイからいいですが、他は例によって聞いてられない。サイアク。
こんなところもジブリ風味。

ま、面白くないわけではないんです。ネタが見抜けない人には面白かも…いや濃い系の物語だからそんな人にはそもそもダメか。しかし底が浅すぎます。セルクオリティが驚異的なだけに本当に勿体無い。
あと何度も触れましたがこの内容を90分でやるのは無理ありすぎ。
というわけで、なんとも微妙な映画でした。
あ、でもこの映画のオープニングムービーは凄いお勧め。暴走した森が月をぶっ壊して地球を襲うんですがゼノギアスのオープニングによく似てて凄くいいです。そう言えば同時に流れる主題歌もゼノに似てるなぁ
初めから最後までインスパイアに彩られてます。出典を探してみるのも一興かと。って全部言ったか。そうか。

…さ、口直しにラピュタ見よ。

前々から

疑問だったことがあります、というのも「生命保険」についてなんですけどね。一般的な終身の生命保険の掛け金は30年くらい払い続けて大体1500万前後と言われます。
そしてその位の掛け金の場合の保険金は大体3000万とか4000万。

えー倍ですね。倍。

ま、確かにインフレ率だとか色々ありますから、価値が必ずしも倍にはならないですが、何れにせよ保険会社にとって旨味が無さすぎるような気がします。保険会社各社は「安心を売る」などと慈善家ぶりますが、んなことは越後屋の口車並みに信じられません。
この手の話は絶対に胴元が大儲けするものと相場が決まってますからね。
というわけで、どーゆーカラクリがあるのかと私は前々から不思議でしたが、まぁいいや別にと、この歳でしかも独り身ながら終身に入ってるわけですよ。因みに私が死ねば4000万です。するってーと私の命はロールス・ロイス・ファントムやフェラーリ599GTBとほぼ同額か。ナルホドね。いいんじゃね?とそんなノリでした(ぉ

さて先日、うちの会社を辞めて某外資系保険会社に勤めてる人に色々お話を聞く機会がありまして、長年の疑問に明確な解答を得ました。
大変興味深かったのでそれをここでご披露します。

まずは多くの人がしているであろう、恐るべき勘違いを指摘しましょう。

そもそも生命保険とは一般に3つの種類があります。
「定期」「終身」「養老」ですね。
で、結婚してる大抵の人は「終身」に入ると思います。定期と違って、なんせ終身。死ぬまで保証が付く。安心安心。
と思ってるのは大多数の人だと思いますが

では問題。

問)終身保険で死亡保障4000万に入ってるおじいちゃんが70歳で
  亡くなりました。おじいちゃんは長年連れ添ったおばあちゃんを
  保険受取人に指定していました。
  では、おばあちゃんは幾ら貰えるでしょうか??

えー殆どの人は4000万貰えるとお思いでしょう。私も思ってました。
しかし!!
現実には200万とか300万とかいったハシタ金しか貰えません!!
おばあちゃんショック!!
…別に最近流行りの保険金未払いではありません。正規の契約に則ったものです。勿論、保険の特記事項にあるような保険対象外というわけでもありません。

じゃあこのカラクリは何か??

「保険金」には内訳があるんです。
多くの場合「保険金」は「主契約」と「特約」の和という内訳になってます。そして「主契約」はハシタ金である場合が殆どでして、巨額な保証は「特約」が担います。この例の場合だと
主契約200万+特約3800万=保険金4000万
というわけですよ。
で、ですね。ここがポイントなんですが、この保険金の大部分を占める
「特約」には多くの場合
「年齢制限」があるんです。
その年齢は「65歳」或いは「60歳」

そしてその制限年齢を超えたあとで死んだ場合「特約」部分は払われる事はありません。

数百万程度の主契約部分のみが「終身」ついてくる。だから70でおじいちゃんに死なれたこのおばあちゃんは200万しか貰えないと。
……なんたる。

では更に問題。
日本人で保険に入っていて且つ60や65歳までに死ぬのは何%か?

 約 7 %

と言われています。
えー7%。消費税よりちょっと多いくらいですね。そりゃそうだ日本人の平均寿命は80をゆうに超えてんですから60前に死ぬなんてごく少数に決まってます。

つまりですね。保険会社は1500万からの掛け金を払わせておいて200万程度しか支払わないのが
全 体 の 9 3 % を 占 め る と。

とんでもなくボロモウケ。なんすかコレ。胴元が儲ける所の話じゃございません。越後屋なんか目じゃありません。
某ソフトバンクの「¥0」が消費者に誤解を与えると公取に引っ掛かったという笑い話がありましたがそれ所の話じゃない。これぞほんとに予想外です。

じゃあ保険商品はこんなのばっかか?
ちゃんとほんとに「終身」それなりの死亡保障が貰えるやつは無いのか?
勿論あります。当然あります。
ただし。保険会社的にはそれじゃ儲けが無さすぎます。ですから保険のおばちゃんは絶対にそんなもの勧めてきません。こちらがちゃんと指摘してそーゆー商品で保険を組まなきゃいけない。

んなこたぁ知ってるよ特約の年齢制限なんて常識だ。今更何言ってんだバカ。という方は申し訳ございません。
しかし、もし、ご存知なかった場合はご自身の「保険証券」を一度確認されることを強くお勧めします。
あと「ほんとの終身タイプ」は積み立て式です。当然、積み立て期間が長ければ長いほど、月々の負担は少なくなりますから、お急ぎくださいね。

というわけで、知識がないと喰い物にされるという当たり前の常識がここでもしっかり発動というお話でした。

夜中

ぼーっとテレビを見ていると、NHKアーカイブスがやってました。
NHKアーカイブスとは、大昔のNHKスペシャルの再放送みたいなものでして、たまーに見るんですが、今回やってたのは
「特命試作車」
というタイトルのお話でした。1964年の放送で国産自動車メーカーのエンジン開発が主題。当然のことながら(NHKですから)どこのメーカーかは一切触れられません。
しかし開発中のエンジンのヘッド周りを見て、日産だと見抜く私はもう本格的にダメな人ですか、そうですか。
エンジン開発と言っても市販車というより日本グランプリ用ホモロゲのエンジン開発です。250kmを出すのが目的ということで、ダットサンフェアレディにぶち込んで谷田部や北海道でテストを重ねると。そこでテストドライバー達が奮闘するわけですが

「お前らたるんどる!!大和魂があるだろう!!」

と数十時間ぶっ通しのテストを行ったりというトンデモ開発記。
しかしそれが功を奏してかメーター読みとは言え230kmくらいまでは出てました。凄いですね。でも速攻でブローしてました。昔の人は大変です。

ではNHKはそういった熱い姿に対してどういうオチをつけたか。

「高速道路の最高速は100kmなのに200kmオーバーの開発なんて不要」

ホモロゲ車両の何たるかを全く理解してない製作サイドに悲しくなりました。

…さてじゃあその時1960年代初頭、世界はどんな車を作ってたのか。
ポルシェ「911」が販売を開始した年が1964年です。
フェラーリなら、あの超絶カッコいい「250GTO」が1962年。
ロータスでしたら「エラン」が1962年でしたね。
BMWも1962年に、今の3シリーズの源流であるノイエクラッセ
「1500」を発表、スポーティサルーンという新ジャンルを開拓します。
※因みにアルピナはこの1500の改造からスタートしたんですよ。
ベンツではロールス・ロイスに肉薄したあの「600プルマン」が1965年

……すげぇぜ60年代。熱すぎるぜ60年代。
更に60年代末から1970年代初頭には「スーパーカー」が来るわけですよ。自動車という機械がもっとも光り輝いた時代ですね。
ま、勿論オイルショックを乗り越えた努力、そしてターボ、電子制御へと繋がる連綿と織り成される開発の歴史も素晴らしいですが、何の束縛も無く自由であった頃の自動車っては、なんとも夢があって素晴らしいですね。

のだめ

カンタービレが大変面白いですこんにちは。
もともと興味があり、また上野樹里が好きってのもありまして見始めましたが大変面白い。面白いので原作を探しに行ったらどこのブックオフを見ても見事に売り切れてまして、やはり皆同じことを考えているんでしょうか。

さてドラマは置くとしましてクラシックです。
モーツァルトが生誕(?)250年だとか。また今年初めのフィギュア効果もありクラシックが一時、ブームになりましたが、ま、私は別に今更色々買いあさるということはしなかったわけです、が、しかし。

今までも漠然とクラシックを色々聞きながら、同じ曲でも全然違う事に違和感を感じてたんですね。
「こっちのCDのはいいのに、あっちのCDのはどーにも気に入らん」とかね。
オーケストラや指揮者による違いである事は明白だったんですが、今までそれ以上つっこんで追求する事はしなかったわけです。
しかし今回、のだめを見まして、なるほど指揮者かと。じゃあ一回「名演」と呼ばれる物を聞いてどー違うのか比べてみようと思い立ったわけです。
さてじゃあ何がいいか。私の好きなバロックでもいいんですが、オーケストラと言えばやはり交響曲でしょう。そして交響曲と言えば第九だ。ベタベタですが、こーゆー時はそれがいい。
さて次は指揮者です。しかし指揮者と言っても私が知ってるのはカラヤンとかアシュケナージくらいしかありません。しかしネットで見てみると、どうやら第九には世紀の名演と呼ばれる物があるとかないとか。

1951年7月29日演奏
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、バイロイト祝祭管弦楽団
ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーベン交響曲第九番「合唱付き」ニ短調作品125
通称「バイロイトの第九」

バイロイト音楽祭とはワーグナーが1876年に始めたもので、第二次大戦末期からは中止されていたもののナチスによる支配から解放された後の1951年に復活。そこで演奏された第九ということでその歴史的意義も大きく、またフルトヴェングラーの代表作とも言える名演中の名演という専らの噂。

なるほどこれは分かりやすい。これにしよう。しかし1951年ということで今から55年も前の大昔の演奏。当然LP盤からのCD化ということになるのですが、どうにも録音状況が悪いのがタマニキズとのこと。
じゃあ数ある「バイロイトの第九」のCDの中でどれが一番録音状況がいいのか。調べてみると2005年に見つかった初期のLP盤からCD化された物が、どうやら評判が良い。

これで下調べは全部ついた。あとは買うだけというわけで近くのジャスコのタワレコに行ってみる。全く期待してなかったんですが、何と売ってるし。しかも半額!!売れねぇなぁクラシック。
まぁいいや素晴らしい幸運。
というわけで喜び勇んで家に帰り、早速聞いてみる。唸れBOSEのマイコンポ。

…私は、今まで斜に構えてました。
名演とか名指揮とか、ある程度は確かにそうかもしれませんが、そんな違いなんかは、評論家やクラオタ(クラシック音楽のオタク)がしたり顔で言ってるだけだろうと。重箱の隅をつつくようなもんだろうと、そう思ってました。
しかし、最早その認識を改めざるを得ません。

正直、聴き始めて劇的な物を感じたわけではありません。ただ、聴いていて素晴らしく心地よい。ここでこの音が欲しいと思ったところにドンピシャでそれが来ます。逆に余りにも自然すぎて、そうあるのが当たり前のように聴き入ってしまいます。第四楽章まで聴き終え、余韻に浸ったあと
他のCDに収まってる普通の第九を聞いて愕然としました。
なんだこれは、と。
全く違う。何もかも違う。確かに現代の演奏の現代の録音ですから、音質はこっちのほうが上ですが、しかし。曲の表現が全く違う。何も表情がない。ただ単に演奏しているといった風情です。違和感が有りすぎ気持ち悪い。もう全く聞いていられない。速攻で止めました。

……私が今まで聞いていた第九は何だったのか。
この演奏は素晴らしいです。第九とはこういうものだったのかと。

確かに、完璧じゃないかもしれません。評論家が言うようにこのバイロイトの第九は一部音を外してますし、第四楽章の最後の部分なんかは指揮に演奏が追従しきれず破綻したような部分もあります。
完璧じゃない、しかし、それを差し引いてもこの演奏の素晴らしさは確かに名演と呼ばれるに相応しいものと思います。

今まで聴かなかったのが勿体無い。大変勿体無い。クラオタの言う事も聞いとくものです。やはり何事も先達はあらまほしきことかな、といった風情でしょうか。

さて最後に難点が一つ。
素晴らしい演奏はやはり素晴らしい音で聴きたいものですが、私のBOSEは確かにいいんですがやはりクラシックにはあいません。
というわけでまたインテック欲しい病が5年振りくらいで再発……。
30マソは無理…orz

アップロードファイル 132-1.jpg
ttp://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1499076

地元の

友人と久しぶりに電話で話す機会がありまして、昨今の結婚ブームの話から
派生して、私は例によって「かわいい子紹介して」とお願いをしたわけですが、それに対して彼女曰く

「この歳でかわいいのに残ってるってのは、何か問題あるからなぁ」

と仰いました。
…えー、私、いたく感じ入りました。
確かに「かわいくて性格もいい」といった絶滅危惧種が、27年間も放置されるわけがありません。とっくの昔に捕獲されているのが当然です。
なるほど素晴らしい。言われてみれば当たり前ですが、サッパリ気がつかなかった。
否、気がつかない振りをしておりました。

となるとですよ、となるとですね。しかしこれには逆転の秘策もございます。
「捕獲される前を狙う」
即ち対象年齢を下げれば、まだ可能性があるということですよ。
…ここで私の年下嫌いが問題となりますが、もはやそんな贅沢を言っていられる時代ではありません。
年下のテンションに着いて行けないという致命的な問題もありますが、それを克服しなくば天然記念物をこの手にできないとあれば、テンションの1オクターブや2オクターブぐらい上げんでどうするよ。オクターブ?

さてしかし、上記の指摘はもう一つの示唆があります。

即ち
「この歳で一人でいる「私」にも何らかの問題がある」
という裏返しの指摘です。

……ぬぅ
では私自身を振り返ってみましょう。

容姿:残念なことながらイケメンじゃないわな。ま、普通で。
性格:自分ではそんなに悪いとは思ってないんですが。
知性:微量。
財力:皆無。
安定性:疑問。
将来性:未知数。

……うわダメだこりゃ。確かにこのスペックじゃ天然記念物は捕獲できない。そもそも天然記念物を捕獲しようって魂胆がまずいのか?
てかさ、皆に言われるんですが、私、どうにも理想が高いらしいです。
えー全く自覚はないのですが皆が言うならそうなのかもしれません。理想というか、顔見知り…じゃねぇや面食いらしいです。自分では全くその自覚はないのですが、皆がそう言うならそうなのかもしれません。
ま、確かに。自分のことは棚に上げて、顔の基準は少々辛口かもしれませんね。
では全体的に理想を挙げていきましょう。

≪理想≫
キレイカワイイ系、スタイル良し、性格良し、知性と品性がある、料理が上手い、適度にキレイ好き、煙草は吸わない、あと車とか好きだと文句無し。

……こ、これは。

何と申しますか。えーと異次元の生物か何かでしょうか。ま、確かに二次元にはこーゆー人たちの存在が幾つか確認されてますね。
……ただ三次元には。エルメスか?電車か?
ま、あくまで理想ですよ、夢ですよ、ロマンですよ。いいじゃん夢くらい見させろよ。
この世のどこかに世界遺産が眠ってるんですよ。あぁー日本のどこかにー♪ですよ。

いい加減目覚めなさい。