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これまで

何度も「情報の積極的な収集こそ肝要だ」と偉そうな話を私はしてますが、最近しみじみ自分自身そのことを実感させられたものに、クラシックが挙げられます。

私は、まぁこの「canon」というハンドルネームの通り、昔からクラシック好きでしたが、聞くのは主にバロックのオムニバスとかが多かったんですね。
そんなのを飽きもせず10年くらい聞き続けてきたわけですが、先日来、主体的に色々と調べて、所謂「名演」と呼ばれる音源を聞きまくるという日々が続いてますが、もう何と言うか。
ほんとに、この10年は何だったのかと。

世にはクラシカ○エバーだとかクラシックベ○ト100だとか数多くのオムニバスがありますし私も持ってますが、あんなもの何年聞いてても無駄です。
んなのをわざわざ3000円近く払って買うなら
誰でも好きなクラシック音楽の一つや二つはあると思います、そしてどんな曲でも「世紀の名演」ってのが大抵ありますんで、それを買って聴いてみることを強くお勧めします。強烈に推します。
何せクラシックのCDは安い。オペラ全曲集とか交響曲全曲集とかじゃない限りは1000円台が殆どです。
またクラシックは敷居が高いとかいう意味不明な誹謗もありますが、何も肩肘張る必要は全くありません。交響曲でさえも大抵は一時間弱。そこらの歌手のアルバムより短いです。
それを聞き流すだけでいいです。本読みながらでもいいです。

んな聞き方じゃ分からない?

いえいえ。

本物の名演は、はじめはそんな調子で聞き始めても、いつのまにか引き込まれて知らず知らずに聴き入ってしまいますから。そして最後は思わず拍手までしそうになります。ていうか、します。ヘタすりゃ泣けます。
そんなのを2、3回体験すればもうダメですね。どっぷりですよ。次から次です。

あとは聞きなれたクラシックの曲の名演を改めて聴いてみるのも面白いです。
例えばベートーヴェンのピアノソナタに「月光」とか「悲愴」ってありますよね。誰でも絶対に耳にしたことがあると思います。
テレビなんかで大変よく使われますからね。素晴らしい曲ですが、それ故に慣れてしまって感動しにくいもんですが、しかし。
バックハウスやギレリスの演奏を聴いてみてください。
「月光」とは、「悲愴」とは、こんなにも凄まじいピアノの名曲だったのかと。そりゃビューローをして「ピアノ曲の新約聖書」と言わしめるだけはあると。本当に心から感動できます。絶対です。これで感動できなきゃ何聞いても無駄です(ぉ
それ以外にもピアノと言えばショパンですが、ショパンならリヒテルもいいですしアルゲリッチもスンバラシイです。
24の前奏曲なんて、もう!!(落ち着け

ほんの少しだけ知ろうとする。

努力とも苦労とも呼べない簡単な作業と、あとは1000円ほどの出費で、こんなにも素晴らしい物に触れられるわけですから、こんなに素晴らしいことはありません。

本物を感じ、知ることは大変幸せなことだと思います。


……さて本物といえば今日あたり例のものが届く(ゲフッ


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