増税の反面で法人相手の優遇はおかしいと、マスコミと野党の騒ぎがうるさいですねこんにちは。
…ま、もちろん私も増税はイヤですが、この件に関しては仕方ないのかな、というスタンスです。
何故か?
いきなりですが、突飛なたとえ話を出します。
(…有名な話ですのでご存知の方も多いかと思いますが)
あるサラリーマン家庭があったとしましょう。
ではこの家庭の年間のお金の出入りを見てきます。
この家庭ではお父さんの年収とお母さんのパートを合わせて約500万円の収入があります。
しかし年間の支出がかなり大変。
生活費やら子供の教育費やらの諸々の支出が年間470万円。
しかも田舎の両親に仕送りも必要でそれが年間140万円。
もちろんローンもあります。その返済が年間180万円。
というわけで年間の支出は合計で790万円。
収入は500万、出てくの790万。…290万円の赤字を賄うためにどーするか?サラ金から290万円借りて、なんとか収支がバランスしてます。…バランス??
えー、しかもこの家族、あろうことか住宅ローンやら何やらの借金が実は総額で8000万円近くあります。
…さてこの一家。誰の目から見ても、もう自己破産しかないですが。
この数字をそのまま1000万倍していただくと、この国の歳入歳出及び借金になります。
………ま、まぁもちろん、国の借金800兆円と言っても、日本が所有する米国債などの優良金融資産やその他諸々の資産。歳入だけでなくGDPベースで考えた場合のバランスシートなどを検討すると
必ずしも「絶対破綻する」とは言い切れない……かもしれません、が。
癌にかかっても「絶対死ぬ」とは言い切れない、ってのと同じかそれ以上に楽天的な見方でしょう。
ま、要するに、かなりヤバイと。
私が「20年、30年後の「円」なんて危なっかしくて(ry」という論拠はこれです。
というわけで、勿論、歳出を押さえる事が大前提ですが、もはや減税などということは有り得ないんです。無理。絶対に不可能。
例えば、一緒に暮らしてる親が借金で首回んなくなって死にかかってるのに、家に入れる金を今より増やすのはイヤ!!と叫ぶどら息子を想像してください。有り得ないでしょう?
消費税のアップも不可避。絶対。しかし仮に20%くらいにしても年間の借金支払い分がなんとかギリギリ賄えそうかな?…そんなレベルです。
国家レベルの金銭単位になると実態が掴めず、反射的に「増税反対!!」と叫びたくなるのは分かりますが、しかし、家計に例えると、もうそんなことを言ってられる状況じゃなってことがよく分かると思います。
…では、そういう背景を踏まえ、消費税アップの前段階として国がとりあえず取る税制の方向性は??
景気の回復基調が続いているのにここで法人を相手に締め付けを行ってまた企業の活力を低下させるより、何だかんだ文句垂れながらも、ちゃんと消費活動は続けるバカで従順な羊達からふんだくった方が得策。所得税関係を緩めるのは、消費税アップに合わせて。アメとムチ。生かさず殺さず。
……こうなるのは当然でしょう。私でもそうしますよ。
と、客観的な指摘を私がする背景には、所得が低すぎてもともと税金なんて微々たるものだから多少増税されようが痛くも痒くもねぇという、逆に痛い話があったりなかったり。
さて何れにせよ、私達の20年30年後はどーなってしまうんでしょうか。
しかし、それより本当に2週間か3週間後にちゃんとボーナスは出るんでしょうか。出ないと(ry