日記が続いております。ジャーナリスト宣伝、違う宣言。
というわけで…どういうわけかよく分かりませんがもう一幕、お付き合いください。
…さて「国の借金」とか「年金危機」の問題になると、こういう発言をよく聞きます。
「昔の連中がバカやったツケを俺達に負わせるな!!」
はい確かに。特に年金なんて我々の世代は払うだけ無駄。絶対戻ってきません。昔の連中の愚行のツケを我々が負うのは、ま、確かになんつーかバカバカしい。やってられません。ちゃぶ台でも華麗に引っくり返したい気分ですが、しかし。
私としては、ムカツク気持ちも勿論ありますが、我々がそれを背負うのは
この国に住まう者として、当然のことだと思っています。
えー愛国心とかそーゆーんじゃありません、念のため。
…いや広義ではそうかな?
どういうことか。
今、私達は日本に暮らしています。日常生活を送るにあたって、食べる物があり、着る物があり、住む所があり、国中どころか世界に向っても移動の手段があり、病を患ったら病院があり、更に医療補助があり、教育機関があり、夜中一人で歩いていても強盗にあうなんてことはまずありません。
…まぁ何というか健康で文化的な最低限度の生活を送るにあたって何不自由なく暮らしていけるわけですね。
いや違う、自分で働いてそれを賄っているんだ、税金納めてるから社会福祉を得るのは当然だと言うかもしれません。確かにその通りです、が。
…じゃあ、あの戦争の後、焦土と化し全てが破綻した日本を、確かに様々な問題はあるにせよ、経済、社会、教育、各種インフラ、社会保障、治安その他諸々全てを、このレベルにまで高めてくれたのは一体どこの誰か??
言うまでもありません。
今、我々が邪魔者扱いしてる「昔の連中」ですよ。
いまじゃもうモウロクしたじいちゃんばあちゃんたちです。
今、この国に生きる我々は、今、この時代にたまたまこの国に生まれたというだけで、この世界の大部分を占めている貧困に喘ぐ国々から比べれば奇跡のような暮らしを、何の努力もなしに享受しているわけです。
払った年金のモトが取れない?
それがどーしたバカ野郎。
我々が払う、たかだか月に1万や2万の年金で、この幸運を買ったと思えば、途方も無く安い支払いだと思いませんか??
少なくとも私はそう思いますね。…それ故に年金絡みの鬱陶しい不正には殺意を覚えますが。
さて先日の増税の話で「親が借金で首回んないのにバカを言うどら息子」という例えを使いました。
もう一度、国の話を個人レベルに置き換えてみますと
我々は、上記した様々なインフラとそれによる恩恵といった「資産」を「相続」したわけです。
しかしこの親には一方で「でかい借金」もありました。
さて相続とは「資産も負債も双方を受け継ぐ」ということです。
勿論「負債は要らん」と叫ぶこともできますが、その時は「相続放棄」となり「資産」も全部没収です。当たり前の話ですね。
しかし我々は上記したように、この国に生まれ、今この歳まで生きてきた過程で、もうイヤと言うほど「資産」の恩恵に与っているわけですから、今更「相続放棄」は成立しません。
そんなことは許されない。
或いは、俺はこんな国は出て、どこぞの国で楽しく過ごすというのもあるかもしれません。ただ、どうでしょう。美味しい物を食べるだけ食べて、金を払わず店を出るってのは犯罪ですよね。
私が「若い世代が負債を負うのは当然」と考えるのは、こういう理屈です。
そうそうスジが外れた主張ではないと思いますが、如何でしょうか。
…ま、ただ、バブルのツケは、これは微妙ですがね。
またもちろん、親が死ぬ時に子供を巻き込むのはただの無理心中ですから、そーなるのはどーかと思いますので、我々は自分自身の福祉の為にも、それ相応の準備はしておくべきでしょう。
「責任を果たすこと」と「強かさ」
今、この国に住む若い世代にはそういったモノが必要ではないでしょうか。
……でもホンネは適当にバブってみたいですよねぇそして次の世代に更にでかい爆弾を(ぉ