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昨日は

K1とフィギュアNHK杯女子フリーという、余りにも対照的なスポーツ二つでしたねおはようございます。
私は勿論、K1を見てピーター・アーツの2ラウンド目のラッシュに興奮したあと、録画しておいたフィギュアを見ました。寝たの2時。

さて、K1は私さっぱりわからん人なんで置いておいて
フィギュアです。
金曜のショートが終わった時点で浅田真央は圧倒的な1位だったわけで、GPファイナルへの確実性を考えるなら、3アクセル跳んでミスってリズムを崩したアメリカの轍を踏まないためにも無難に2アクセルくらいにおさえておくという戦略も大いに有りだったのですが、さてしかし。

ステッピングアウト(着氷後バランス崩して一歩踏み出しちゃうこと)になったものの3アクセル跳びましたよこの子。いや私は驚いた。成功したこと自体ではなく、その姿勢に驚いた。

繰り返しますがぶっちゃけ「勝つ」ことだけを考えた場合、ここで3アクセル跳ぶ必要はなかったんです。
しかし挑戦しました。…その姿勢が素晴らしい。
えー目先の精神論の話ではありません。
というのもスルツカヤが引退した今、浅田を超える選手は居ないわけです。
今のままで十二分に世界最強なわけです。
でもですね「未来の“浅田”」が今後生まれる可能性は十分あります。バンクーバーまでにね。
じゃあそういう新たな才能から追われる立場となった時にですね、そのプレッシャーに負けるようじゃ話にならないわけですよ。どれだけ技術があろうが、どこかの国のシルバーコレクターのようになってしまうわけですよ。そうならない為には「プレッシャーがかかった状態で結果を出す」場数を踏まなければなりません。

今シーズンの浅田真央にとっての大きな課題は上記と「身体の変化への対応」だったわけですが、その両方を極めて高いレベルでクリアしたと言う事になります。
NHK杯初優勝、199.52点というとんでもない点数も素晴らしいですがそれより大きな意味があの3アクセルにあったと言えるでしょう。

あとは本人も言うように技術面の課題であるスパイラルとスピン及び表現力の向上が残ってます。
しかしそれが身につけばもう本当に誰も追いつけない。本当に圧倒的な存在になりますね。
怪我、故障だけはしないで欲しいものです。

さぁというわけでGPファイナルが見物ですね。安藤VS浅田再び。


…あ、そうそう昨日のK1見ててですね
例え世界最強のK1ファイターが相手だろうと
「キン○マ蹴れば勝てる」
という定理を発見しました。今度、学会に発表します。

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