今年のIYH報告の中で抜けている物がありました。
Hector7.3cm F1.8
及び、ビリンガムのカメラバック
以上、お詫びし訂正いたします。
さて。
前回の紅葉撮影ツアーの際、年末年始には雪を求めて京都の北か湖北に行こうと誓いを立てたわけですが、この30日。行ってきました余呉湖と大原。
今回のツアー。清水の舞台からのフリーダイブの産物であるLeica M9-Pの初陣です。
見せて貰おうか、フルサイズライカの性能とやらを。
いつものように出町柳に集合し、何時ぞやのように大原からの湖西道路、余呉湖に昼前到着です。道中、先週の大雪は殆ど消滅しており、雪景色の撮影は諦めかけたわけですが、余呉湖周辺にはまだ何とか残雪が。
SUMMILUX-M 35mm ASPH
ゆる鉄、というか寒鉄。
Hector 7.3cm F1.8
もちもちの木。否。羽衣伝説の木です。
このHectorは約70年前のレンズです。当時世界最大口径の望遠レンズで、かの木村伊兵衛が特に好んで使った一本。
ライカにはソフトフォーカスのタンバールというレンズがありますが、このヘクトールも滲みレンズとして有名です。ちょうど一年前、曇天の金閣を撮った際、Planarの開放の滲みを利用し水墨画的な描写を求めましたが我が事ならず。ヘクトールが欲しいと漏らした記憶がありますが、やはり、このレンズは良いですね。こういう描写が欲しかった。
さて余呉湖です。余呉湖ですが、一周回って様々撮りましたが、どれもこれもパッとせず。冒頭の雪原と伝説の木を超えるものは何一つ撮れず、寒さも極まり早々に退散。とにかく暖かい物が食べたいと、滋賀県北部のメインストリートである国道8号を走りますが全く飲食店が見当たらず。ようやく見つけたちゃんぽん屋に転がり込み、待合中に前に座ったおじいさんが、何やら昔M6を使っていたとの事で声をかけられたりしつつ、熱々のちゃんぽんを食して満足し湖北を離れ京都に戻ります。
ここで私がHaseさんのCX-5を運転させてもらい、21世紀のディーゼルターボの実力に心底舌を巻いたわけですがそれはまた別の物語。
で、大原です。
SUMMARIT 5cm F1.5
これも60年前のレンズ。やはり標準レンズは標準の画角で使いたいものです。このレンズはボケ玉として有名ですが、私のそれはかの山崎磨き。F2まで絞ればご覧のようにバッチリガッチリ解像します。
SUMMILUX-M 35mm ASPH
このレンズの真骨頂。この立体感。
SUMMILUX-M 35mm ASPH
構図的には全く見るべき点はありませんが、ただただこの得も言われぬ描写と質感。
と、レンズテストのような写真ばかり撮ってないでまともな写真も撮れということで後半に続きます。