超広角レンズ購入記念で、昨日は代休を取り、上賀茂神社(賀茂別雷神社)にドライブに行ってきました。
御祭神は雷の神様です。
もちろん、世界遺産
京都三大祭りのひとつ「葵祭」の舞台となるのもここ上賀茂神社。
日本人なら誰しも聞いたことがある「葵祭」ですが、しかしこのお祭りには色々と逸話があるんです。
さて「京都三大祭」とは「葵祭」「祇園祭」「時代祭」です。が、しかし。
「時代祭」なんぞ所詮、たかが100年ちょっと。京都的には全く以って歴史が浅く格式が低いこと甚だしく、葵祭、祇園祭の関係者は口には出しませんが絶対に「三大祭」なんて一括りにしてくれるなと思ってます。
で、祇園祭。
日本に名を轟かす祭りのひとつですが、これとて歴史は1200年ほど。疫病対策に始まったものでして、京都的には、更に古い歴史と伝統を持ち格式高い祭りがあります。
それこそが「葵祭」
京都御所から上賀茂祭神社に、天皇の代理「斎王」或いは「斎王代」が、神に拝謁するために行う行列および、上賀茂、下鴨神社(賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ))の諸々の神事を統一して「葵祭」と一般には呼びますが、これが大間違い。
本来、斎王の行幸のみが「葵祭」で、上賀茂、下鴨の諸神事はそんなことより遥か昔、平安遷都より更に昔から連綿と執り行われている、京都随一の歴史と格式を誇る神事です。
その名も「賀茂祭(かもさい)」
ですから、関係者は、間違っても「葵祭」という表現は使いません。絶対に、頑なに「賀茂祭」と言います。
平安遷都より更に昔。賀茂川水域を支配していた有力豪族「賀茂一族」が、疫病と飢饉にさらされた折に占いを行い、そのご託宣に従い、神の前で馬を競い走らせたのが始まりとされます。それが後に(といっても平安初期ですが)上賀茂神社の境内で執り行われる神事の形を取ったのが
「競馬会神事(くらべうまえしんじ)」
或いは下鴨神社で実施される、下鴨神社に程近い「御影神社」に光臨された神を、下鴨神社にお迎えする
「御影祭」
起源は平安どころか奈良時代、飛鳥時代すらも超越し神武天皇の時代と言いますから流石にそれはどうかと思いますが、いずれにせよ「早くても」奈良時代には既にこれら祭りは厳として執り行われており、当時から既に朝廷より特別の扱いを受けていたわけでして、加茂祭恐るべし。
ここをご覧の皆様は、冒頭の「時代祭なんて云々」という一文を見て、あぁまた京都的な傲慢かw
と思われたかもしれませんが、このように圧倒的な歴史と格式を誇る祭りとそうでない物を一括りにするのは無理があると私は思う次第です。時代祭があと1000年くらい続けば、同列にしてもいいかもしれませんが。
…なんかただのドライブ話と写真話にしようと思ったのに、全然話がずれました。
本道に戻します。
上賀茂神社の巨木とカレラ号。
こういうのも超広角レンズならではです。
夜のカレラ号の車内。
何気ない写真ですが、こういうのも超広角でないと絶対に撮れません。
いやー超広角レンズってほんといいものですね。
※葵祭云々で偉そうに色々書きましたが、上記は、1年くらい昔にやってたNHKスペシャルをベースにした私の怪しい記憶によるものですので、信憑性に欠けるかもしれません。
ご興味持たれた方は、各々ググッてください、申し訳ありません。よろしくお願いします。