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ここの所

カメラの話しかしてませんねこんばんは。
しかしかと言って他にネタが有るのかと言えば有ろう筈もなく。今日も今日とてカメラの話ですすいません。
さて。今まで私はCanonの一眼レフのエントリーモデルであるEOS Kiss X4を使ってきました。これがまた大変良く出来たカメラでして。動き物や暗所以外であれば、上位機種に全く引けを取らない素晴らしい性能を
誇るわけですが。しかし、私も2年使いましてやっぱり色々とそれら弱点に対して不満が出てきた次第です。
また、やはり「フルサイズ」を使いたいと。(フルサイズとAPS-Cの規格話はまたいずれ)

で、今年。2012年はオリンピックイヤーです。オリンピックとカメラに何か関係があるのか?
これが実は大有りなんです。

オリンピックの競技会場を思い浮かべてください。そこには、大砲のようなレンズを構えた数多のプロカメラマン達が居ますよね?
彼らの使用するカメラとレンズがどこのメーカーか?
…分かる訳無いように思えるでしょうが、さに非ず。実は誰でも一瞬で分かります。Canonの大砲は白色です。Nikonなら黒。他も色々メーカーは有りますが、まぁ大概はこの2社と思って間違いありません。
従って、オリンピックでは全世界に対して、どちらのメーカーがより多くのプロに選ばれているかが、白日の下に晒される訳です。
当然、両社とも、フラグシップモデルのモデルチェンジを大体ここに持ってきます。
Canonなら1DX
NikonならD4
60万くらいする化け物カメラ。特に1DXは、プロに配るのを先に回して、一般ユーザーには全く出回りません。この辺りCanonが嫌われる原因の一つですが、まぁそれは余談。
そんなフラグシップモデルもさることながら、今年はその一つ下のモデル(と言っても、半分プロ用)も両社リニューアルしました。
Canonの5D Mark3
NikonのD800
です。特にNikonのそれは積年の恨みを晴らすべく3600万画素と言う驚天動地の超弩級解像カメラとしてデビューを果たし、一方Canonは、希代の名機だった前作5D2を極限までブラッシュアップしたモデルとして売り出しました。
この二つのカメラに関するネット上の醜悪な宗教戦争は置くとして
いずれにしても断言できるのは、両方のカメラともに素人が使うには勿体ないくらいの超絶カメラだということ。これはガチです。
また当然の事ながら、プロも使用するレベルのカメラですから非常に高価です。というわけで色々と私も逡巡していましたが、私には、子供が生まれる9月までに、新カメラの使い勝手を完全に把握しなければならないという使命がありまして。
これ以上待っても値下がりは余り期待できないし、もし下がっても数万程度だろうと踏み、ついに購入しました。

アップロードファイル 648-1.jpg
Canon EOS 5D Mark3

値段は、まぁなんだ。そうですね。何に例えるのが妥当かな。車の免許くらい?
こないだ買ったレンズと合わせると、諭吉がAKB48を結成できるくらいでしょうか。意味が分かりません。一般的な社会の常識に照らし合わせると、気が狂ってるとしか思えません。嫁には絶対に言えません。

…気を取り直して。さてでは最新のフルサイズカメラの性能とやらはどんなものでしょうか。
取り敢えず、この週末、雨が上がったのを見計らって散歩がてら家の近所の紫陽花やらを撮ってみました。
アップロードファイル 648-2.jpg
アップロードファイル 648-3.jpg
撮って、カメラ背面のディスプレイで確認した時、思わず息を飲みましたね。
何ですかこの立体感。この質感。この色合い。
ここで使ったレンズは、EF70-200mm F2.8L IS2と言う望遠ズームレンズです。絞り優先AEでF4と余裕を持たせ、露出は完全カメラ任せ。しかもJPG撮って出し。
一般人には意味がさっぱり分からない説明ですが、要するに、殆どカメラ任せの撮影でも、このレベルの絵が出てくると。
アップロードファイル 648-4.jpg
消防署に停まってた消防車。素晴らしく鮮烈な赤。この写真はサイズダウンしてますが、等倍で見たら凄いです。
ホントにまるでそこに有るかのような質感。
アップロードファイル 648-5.jpg
近くで開店したスタバの開店祝いのお花。
こちらは先ほどのレンズではなく、EF28-70mm F2.8Lという標準域のズームレンズです。90年代初頭の設計ですから、最新の70-200のような目が覚めるようなシャープさはないですが、しかし、独特の柔らかさと色合いが美しい往年の名レンズです。

というわけで。

凄いです。流石はAKB48(違)

まぁ何にせよ、これでカメラ機材だけは、多くのプロと同等になりました。これでもう一切の言い訳はできません。いい写真が撮れなかったら全て自己責任。私の腕がゴミだということに他なりません。ぼちぼち慣れていきましょうこの超絶カメラに。
ほんと凄いです。これであと10年は戦えます。
ここをご覧の皆さんで、もし写真に興味がある方がいらっしゃったら、ミラーレスだとか言ってないで、フルサイズの世界にどうぞ。
結局、そこに行き着きます。迷ったら高い方。先人の至言ですね。