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意外と

身近(?)なところに、凄い技術を持った方が居ることを知り、無理矢理撮影の同行をお願いし、先週末行ってきました御手洗(みたらし)祭り。
賀茂御祖神社(下鴨神社)で土用の丑の日周辺で行われる神事です。御手洗池に足を浸すことで罪咎穢れを祓う。要するに禊ですね。
さて、昼過ぎに祇園四条でhaseさんと合流。思い起こせば遥か昔のオフ会以来ですから11年振りかそのくらいです。しかし不思議なことに久しぶり感がまるでありません。ネットの面白いところですね。
合流を果たしたものの、夕方から御手洗祭りに行くという以外は基本的にノープランです。取り敢えず東に進むかということで、八坂神社へ。
私は今回、基本に立ち返るため50mmの単焦点を可能な限り使おうと、ツァイスとライカを持って撮影に臨みましたが、最初のスポットの八坂神社で全く思った写真が撮れず早々に単焦点を断念。
いつもの28-70mmF2.8にシフトします。
八坂神社を後にして知恩院に向かい、あの巨大な門?をくぐり、バリアフリーなんて異国の概念に全く囚われない巨大な蹴上の石階段を死にそうになりながら登った私たちを出迎えたのは、知恩院本堂の全てを覆い尽くす改修工事の巨大鉄骨足場。浄土宗の総本山は今やまさしく黒金の城です。
なるほど異常に観光客が少なかったのはこういう理由かさもありなん。残念な雰囲気が漂う中とりあえず色々撮る。
アップロードファイル 651-1.jpg
何かの池の写真。たぶん物凄い謂れがあるんでしょうが、残念ながら全く知りません。すいません。
写真には全く表れませんが、真夏の京都ですから、それはもう筆舌に尽くしがたいほど糞暑く。いい加減死を覚悟しましたので知恩院を後にし、青蓮院に向かいます。
アップロードファイル 651-2.jpg
親鸞さんが植えたとか植えないとか。
青蓮院。ここもまぁ各自wiki先生に確認して欲しいんですが、いちいち書くのも面倒なくらい歴史があるお寺です。このクラスの寺とか神社がそこここに乱立するのが京都の京都たる所以。
涼みながら相阿弥か小堀遠州が作り上げ、歴代の庭師たちが守り抜いた見事な庭を眺めます。
アップロードファイル 651-3.jpg
ライカのズミクロン50mm。このレンズは1964年製の最初期型ですから約半世紀前のレンズです。
しかし開放(F2.0)からこの描写。派手な周辺減光以外、隅々まで解像し破綻がありません。寧ろこの減光が良い雰囲気を出します。あとライカ特有のこの渋い色。ライカの面目躍如ですね。
その後、撞き放題の鐘を鳴らし満足して青蓮院を後にします。平安神宮方面に北上しコンビニでクーラーという現代科学の恩恵に預かり、しかしもう余りにも暑苦しいので、ビールを購入。一服します。
真夏に屋外で飲むビールの美味さは異常。気力を取り戻し、しかも時間が中途半端ですので更に東に進路を取ります。向かうは南禅寺。
アップロードファイル 651-4.jpg
手前のインクラインを背景に一枚。ツァイスを開放で。まるでソフトフォーカスを用いたような柔らかい描写と、しかしインクライン奥で遊ぶ子供を完璧に解像するシャープさが同居します。
特に着物の子たちの淡い雰囲気が夏の印象を強くし、個人的には気にいった写真。
さて、臨済宗の人に言ったら殺されるでしょうが南禅寺と言えば南禅寺本体よりやはり
アップロードファイル 651-5.jpg
この水路閣のイメージが強いのではないでしょうか。これもツァイスで何の捻りも無い写真。

というわけで、すさまじくベタな京都東山観光を終え、時間もいい感じなのでバスに乗り途中で強制下車させられたりしながらも、出町柳に到着。今日の目標である御手洗祭りに立ち向かうわけですが、5枚になったので、後半へ続きます。

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