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またもや

知らない間に一週間が過ぎました。しかも8月とか。もう加速について行けませんので久々に車のお話でも。

仕事上、車に常に乗るわけですが、うちの会社とリース会社が変な契約をしてるのか、営業マンごとに車が違うというカオスな状況です。普通なら統一するもんなんだけどなぁ。まぁそのお陰で、カローラ、ヴィッツ、イスト、パッソ、アルトなどに乗る機会がありました。
ではまず、私の営業車のアルトから。

アップロードファイル 420-1.jpg
以前、軽自動車のお話を書いた時、その直進安定性の良さと突飛なコーナリング特性というチグハグさは、ホイールベースとトレッドと全高の極度なアンバランスに由来する物だと指摘し、且つ、そういう作りだと距離伸びてヘタったら酷いことになると予想しましたが、まさにそれを地で行く結果となりました。
私のアルトはまだ3km万弱ですが、もう酷い。
ボディの前と後ろで酷く捻れる感触がひしひしと伝わってきます。タイヤは大丈夫だし、サスも元来プアとは言えまだ半死くらいですから、ボディそのものか?たった3万で?流石に営業車として乱暴に扱われるとこういうことになるのか。ていうか、そもそもこんなロングホイールベースで2BOXのがらんどうなボディにしたらやっぱりそりゃ無理ですね。
ただし、直進安定性は最高です。新しい高速道路のトンネルのような、路面がフラットで横風の影響がなく、且つその貧弱な轟音に耳を塞ぐという条件付ですが、これはアルピナ号にも匹敵する直安です。リミッターに当たるまで踏んでも一切不安ありません。
ただ、横風に吹かれた瞬間に死を覚悟しますがw
あと立ち上がりが急激過ぎるロール特性ですが、その後は案外粘ります。FFという基本と、まだ生きてるタイヤだからでしょうか。踏んでる限り安定してます。
流石、軽自動車は客層を理解した車作りですね。誰が乗っても大丈夫。まさにそれ。
…昔はアルトと言えばアルトワークスっていう大馬鹿車がありまして、大変変態な車で面白かったんですがねぇ

さて、トヨタが誇るコンパクトカー筆頭のヴィッツと兄弟車イスト
アップロードファイル 420-2.jpg アップロードファイル 420-3.jpg
ヴィッツは新車。イストは10万kmオーバーという極端ですが面白い条件です。
両車共通するのは、極端なトルコンのストール比とスロットルの非線形開度という、定番お約束の騙し技術が極端。
…意味が分かりにくいと思いますので普通の日本語に直しますと
発進時アクセルちょっと踏むとグワッとパワーが立ち上がり、非常にキビキビ走る。いい車!
と、思わせる騙しのことです。ネタは簡単。ただ単にトルクを増強して、アクセルの踏み込みより多くのガソリンぶち込むだけの話しなんですが、これが効きます。簡単に「おっ走るじゃん」と騙される。
ただし、極端に言うと常にアクセル全開で走るようなもんですから、当然燃費が悪い。環境環境言う割りにリッター12くらいしか走らんのはどういうわけでしょう。こういうわけなんですね。

☆騙しを簡単に見抜く方法☆
1、アクセル半分くらいで加速してみる
2、アクセル全開で加速してみる
普通1より2の方が加速するはずですが、騙し車は1、2で全く変わらない加速だったりします。
笑えるので是非やってみてください。

さて、乗り味のほうですが、もう普通にトヨタ車。良くもなく悪くも無く。ただ10万走ったイストがガタガタミシミシ言うしサスも完全に死んでますが、それでも一応ちゃんとしてるのには驚きました。
トヨタやるなぁ流石だなぁ。
あ、でも一つ致命的な欠点。車体の小ささの割に、案外取り回しが悪いです。

パッソ
アップロードファイル 420-4.jpg
ヴィッツ系の末弟にあたる車です。パッソプチプチプチトヨタのアレ。新車に乗りました。
ゴミ。
…それだけだといくらなんでもなんなんで。まぁとにかく走らない、止まらない、有り得ない。
アクセル踏んでも無反応。1000ccだからでしょうか。もう何しても全く反応しない。前に出ない。動かない。
あと最悪なのはブレーキ。ペダルの踏み始めから8割まで全く反応なし。残り2割の部分で申し訳程度にジワーっとようやく効く。固体の問題かと疑いましたがもう一台乗っても同じなんで、そういう設定なんでしょう。
コーナリングは、まぁ軽自動車とよく似た感じ。ぐにゃーっとロールして、そこから粘る。普通の最近のFFです。
しっかし何をお考えになってトヨタの中の人はこんな車を作ったのでしょうか。軽自動車の方が100倍マシ。

番外編
ボルボのセダン名前知らね。
生まれて初めてボルボに乗りました。ごく最近のモデルです。うん、まぁなんだ。パッソまではいきませんが
これで500万とか取るのは…
とにかく居住性が最悪です。見た目と中途半端な空力を追ったせいでしょうか。Aピラーが極端に寝てサイドを丸くまとめたもんだから、もう圧迫感が酷すぎる。レクサスISより酷い。
そして更に不味いのは内装の立て付けの悪さ。常にガタガタミシミシ。決して剛性が低いわけじゃないのに「剛性感」最悪です。
あんまり業績がよくないというお話しですが、将来が心配です。

カローラ
アップロードファイル 420-5.jpg
真打登場。トヨタが誇る偉大なセダン(本当に真面目に偉大です。煽りじゃないです)
7万kmほど走った車ですが、ちゃんとまだ生きてました。まさしくトヨタ的車の代名詞。とにかくソツが無い。
味が全く無いのが味なんだと。無個性なのが個性なんだと。トヨタの開き直りを感じさせる一品。
いやだから煽りではありません。褒め言葉です。
でもほんと凄いと思いました。車として凄くよく出来てます。本当にレベル高い。ヘタな高級車やヘタな外車なんか乗るなら絶対にカローラです。車に興味ない人はレッツカローラ。コストパフォーマンス最高。

さてまとめ。
ヴィッツ系は、まぁなんつーか。何時ものトヨタのお約束「初代最高あと劣化」の通りです。
パッソだけは。あれだけは。
軽自動車系。税金も維持費も安いし、車に興味ないならいいと思います。
カローラ。是非お勧め。ほんといい車。車に「味」とか「面白さ」とかそういう変態的なモノを求めない正常な人は是非乗ってください。

変態な人は、まぁ一緒に昔の欧州車に乗りましょう。

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