コアサーバーV2プランご契約でドメイン更新費用が永久無料

記事一覧

あの

鈴鹿の感動から、もう5ヶ月が経ちまして、F1グランプリが始まる季節となりました。
さて今年のF1は大きくレギュレーションが変わりました。

1、エンジンが2400ccV8に小型化
2、タイヤ交換の復活
3、予選方式の変更

などです。
何よりも大きいのは「1」これにより900馬力オーバーだったF1エンジンが750馬力
前後にまで落ち込みます。これだと圧倒的にスピードが落ちるのですが、しかし。
エンジンサイズが小さくなるということが、ラジエーターの小型分散化を生み、その結果
サイドポンツーンの形状を大きく変え、そしてそれによりリアの空力特性を大幅にアップ
させるという効果を齎しました。
更に「2」です。これまで1レース1セットだったものが交換可能になりました。つまり、
今までの1/3以下の寿命でよくなったわけですから、相当攻めた設計ができるわけでして、
ボディワークにより向上した空力と足し合わせて、コーナリングスピードは随分速いことに
なるわけです。
つまり、結局F1はそんなに遅くなりませんでした。
相変わらずF1のエンジニア達は有り得ない仕事をします。

さて。

開幕戦バーレーンです。お約束のオーストラリアは何ぞ会議か何かでダメになったらしく
バーレーンが開幕戦の栄誉を賜ったわけですが、さて。
バーレーンのコース特性は、基本的にストップアンドゴー。つまりエンジン勝負になります。
それを踏まえて、今回の各マシンの状況を見ていきますと

ルノー
ちょっと手がつけられそうにありません。レースディスタンスでの継続的な速さは異次元。
アロンソはミスをするドライバーではありませんから、何か致命的なトラブルが発生するか
他チームが革命的な空力付加物(そんなものない)を開発でもしない限り、勝つでしょう。

マクラーレン
ダメ吉だったイルモアエンジンが、ちょっとはマシになってきたらしく、ここの所のテスト
結果を見ると調子は上向きですが、灼熱のバーレーンを攻めきれるかは極めて謎。
少なくとも1台は火を噴いて止まりそう。頑張れライコネン、負けるなライコネン。

フェラーリ
テスト中は、どうにもこうにもパッとしませんでしたが、バーレーンのフリーを見てみますと
意外にもミハエルがイイ位置につけてますね。去年ほど悲惨なパッケージングではなさそう
ですので、ミハエルがドライブする限り、まぁまぁいい結果を残せそうです。

ホンダ
顔文字を切り捨てて「ホンダ」となったわけですが、テスト結果を見る限り、ルノーに
次ぐ速さを示しています。エンジンパワーに関しては、今現在トップはコスワースですが
それに次ぐ位置。またバーレーンでのテストを重ねている強みもありますから
この開幕戦は大注目です。逆にいえば、このバーレーンで結果を出せないと、2004年と
同じように、いい所まで行くけど勝てないという情けない事になりかねません。
バトンにとっても正念場です。この一年が彼にとって「チャンプになれるドライバーか否か」
試されるシーズンでしょう。ここで結果(少なくとも2,3勝)を上げられないようじゃ
残念ながら、彼は「そうではない」ということになります。
バリチェロ、やはり今まで完全オーダーメイドのブリヂストンに慣れきっていたのが抜けて
ませんね。バトンより若干ラップタイムが落ちているのはミシュランを使い切れていない所が
大きいでしょう。まぁ数戦走ってレースディスタンスを経験すればその辺も分かるでしょう
から、彼に関しては特に心配してません。

トヨタ
また来年。

…にならないように頑張ってBスペックを開発してください。
今年結果を出せないと会社的にそろそろ不味いでしょうから。

アグリ
取り合えず出走できただけでおめでとう。完走できれば大成功ですね。


というわけでいよいよ開幕です。よく分からない予選が始まるのはあと6時間とちょっと
さぁお立会い。皆で刮目して見ましょう。

Keywords:開幕戦を制するチームはシーズンを制す

コメント一覧