なりますと、ベートーヴェンの交響曲第9番がそこここから聞こえてきますねこんにちは。
さて以前、第9の名盤としてご紹介したフルトヴェングラー指揮の「バイロイトの第9」ですが、確か今年の初夏でしたでしょうか、そのバイロイトの第9に「別の音源」があるとフルトヴェングラー協会が発表し、そのCDを会員のみに販売しました。朝日新聞なんかにも取り上げられていたので、ご存知の方もいるかもしれません。
それが発端で、じゃあ今までのEMI版と今回のとどちらが「本当のライブ録音なのか?」が論争になりまして、今主流なのは、EMI版はゲネプロ(本番前の通し練習)と本番を繋ぎ合わせた物で、新しいのがどうやら本番そのまま、という説です。
ただ、諸説ありまして何が真説かは分かりません。
そんなこんなで世界中(の一部)を騒がせた新音源。
それが約半年経った今、ようやく一般に販売されることになったわけです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2660451
タワレコやHMVを筆頭に、クラシック売り場がある店には絶対置いてあると思います。てか、これが置いてないならモグリw
私も聴いてみました。
確かに、こっちのほうが「ライブ特有の雑音(咳やら諸々)」が余りにもリアルです。こっちのが本物のライブのままじゃないかと私は思いますが、まぁどっちにしろ「フルトヴェングラー感」(意味不明)が溢れまくってる超絶名演なんで文句ありません。
またリマスタリングも大変優秀でいい音です。
というわけで、そんな曰く付きの名盤が今なら2000円ほど。
この年末年始は是非、世界(の一部)を大いに盛り上げた真バイロイトの第9を聴いてみてください。大変お勧めです。