見たいと連呼していた「硫黄島からの手紙」と「プラダを着た悪魔」ですが映画館に行こうにも相手が居ないヒキコモリオタリーマンとしては、レンタル開始を待っていたわけですが何か?
…で、先日レンタル店に並びましたので、速攻で借りて見ました。
もちろん順番は、硫黄島→プラダ。
ここでもしプラダ→硫黄島にしてしまったら、トトロ→火垂の惨劇を再現することになりますので、何としても避けねばなりません。
さて「硫黄島からの手紙」
結論から申しますと、イーストウッドは偉大だと言わざるを得ません。
アメリカが描く日本像にありがちな偏見やら間違いが、一切無いとまでは言いませんが殆ど無い。ほぼゼロです。ここまで公平且つ真摯に描かれた映画は未だ嘗てありません。
また真面目な戦争映画として評価できるのは、ちゃんと人が「無駄に死ぬ」ことです。「カッコいい死」なんてものが無い。
また各種史実と映画的装飾のバランス感覚が極めて良いです。
以前「ヒトラー最期の12日間」を取り上げて激賞したことがありましたが
日本とアメリカ、またドイツは、先の大戦を「歴史」として客観視できるようになり始めたと言えるのではないでしょうか。この映画を見て、しみじみそう思いました。
60年も経過してなお未だに「反日」をナショナリズムのコアとする為に露骨で低俗なプロパガンダを続けるバカどもに是非見習って欲しいですね。
「父親たちの星条旗」ももうすぐレンタル開始ですが、そちらも見てみようと思います。
さてうってかわって、「プラダを着た悪魔」です。
えーっと結論から申しますと、アン・ハサウェイは俺の嫁。
かわいいです。美しいです。流石は私の「最も美しい外人さんランキングナンバー1」です。
しかし正直内容はそんなに目新しい物ではありません。
よく有りがちな女性のサクセス成長ストーリーです。
最もどーかと思うのは、アン・ハサウェイの彼氏役の男が、どうにも女性にとって都合が良すぎる存在であるところでしょうか。一番酷かったのは
二人に距離が出来てしまい「お互い冷却期間を持とう」と、パリに飛んだアン・ハサウェイが、以前からアプローチを受けていたイケメンチャラ男なフリーライターと夜のパリの街をバックに
「もう言い訳が品切れ」
とか言ってやるだけやっといて、しかし帰国したらあっさり元の鞘に収まるってのはどーよ!?
よっぽどヘタだったのか?と下衆な勘繰りをした私は死ねばいいと思います。
…まぁ厳密には浮気じゃないのかもしれませんが、男側としては何だか微妙な後味ですね。
しかし、この映画の真の主役はメリル・ストリープではないでしょうか。
この存在感は素晴らしいですね。メリル・ストリープの演技に唸ったのはクレイマークレイマー以来でしょうか。って古
というわけで、やはり硫黄島→プラダの順は正解だったということで
That`s all !!