自動運転というものが、車の世界で実用化され始めてます。
私のような「運転そのものが好き」という奇特な人間にとって、その楽しみを根こそぎ奪うオートパイロット技術なんて、欲しいとも必要だとも微塵も思わないのですが、世の中そうではないようです。
ただ、完全自動運転を実現するには、凄まじく高度なAIでも積まない限り
不可能ですし、これまではごく一部の機能(クルーズドコントロールなど)に用いられるだけでした。
そんな中、最近よく見かけるのは「車庫入れ」を自動で行うという機能です。CMもたくさんやってますよね。
私に言わせれば、車庫入れも満足に出来ないような人間に免許出すな、ということになりますが、それは出来る人間の驕りです。
出来ない人の手助けのための技術というのも確かに意義深いもので、否定する事はできないでしょう。
が、しかし。これにはどーにも気になる問題があります。
それは「オートパイロット」という技術が絶対にぶち当たる問題です。
即ち「もし事故が起こったらどーなるのか?」ということです。
その時、誰が責任持つのかでしょうか。ドライバー?自動車メーカー??
縦列駐車で物にぶつけた程度なら、まぁどーにかなる話ですが
もし、車庫入れの途中に小さな子供が特攻してきて巻き込んで死んだりしたらどうなるんでしょう??
誰に「業務上過失致死」とその「賠償責任」は帰属するのでしょう。
絶対に訴訟沙汰になる気がするのは私だけでしょうか。
…自動車メーカーはそこまでリスクを背負うのでしょうか。
それとも、販売の段階で事故の責任は運転者に帰する旨、一筆入れさせるのでしょうか。
全く分かりませんし、恐ろしい話です。
「楽」しようと思っても、それにはリスクもあり責任も伴う、という怖いお話ですね。