その事実を知ってから、私の朝が始まりません。
佐藤弘樹氏、死去。
誰にでも「ルーティーン」と言う物があろうかと思います。私で言えば、朝、車を使って出社する際、必ずFM京都(α-station)を聞くというのがそれ。
思い起こせば新社会人だった頃、もう今から17年(!?)も昔になりますが、その時からずっと、関東に赴任していた4年間を除いた全ての期間、それが私のルーティーンでした。
朝のα-stationの番組。「α-morning kyoto」
それは京都人にとって、知らない者は居ない、不動の番組です。
そしてその番組でずっとDJを務められてきた佐藤さんが、先日亡くなられました。享年62。
ー5月22日より体調不良でお休みに入られ、その期間が長くなるにつれ、もしや重い病かと。思えば最近、明らかにいつもと様子が異なる様がスピーカー越しにも伺えた訳ですが、まさか、亡くなられるとは
全く想定外でした。
http://fm-kyoto.jp/information/info-75369/
公式リリースにあるとおり、本当に、最期の最期まで、マイクの前にいらっしゃった訳です。
…まだ信じられない。
朝、スピーカーから、あの低い声が響くことはもう二度と無い。その事実が、未だ認められません。
……いや、やっぱり有り得ない。これを書いていても、どうしても信じられない。信じたくもない。
残念、などという言葉では足りません。痛恨の極み。慙愧に堪えない。いや、それも違う。適当な言葉が、私の語彙の中にはありません。
有難うございましたとも、お疲れ様でしたとも、まだ言いたくない。言えば認める事になる。
やるせないです。本当に。朝が、始まりません。