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以前

ここで私が、あれは0系新幹線の引退の日でしたでしょうか。新幹線の話を書いた記憶があります。結論として「私は新幹線が好きです」という話だったと思いますが、さて。

もう皆さんよくご存知だと思いますが、中国のパクリ新幹線のお話。

川崎重工が技術提供して作ったのに、中国はそれを独自技術だと主張し、世界各国で特許申請をかけ、大した慣熟走行もせずに共産党の結党だかなんだかの記念にあわせるために無理矢理開業し、開業してからの一週間で4回も緊急停止し
そして、やはりと言うべきか、先日。
本来は前を走行しているべき車両が、どういう奇術を使用してか、一本後ろの車両にオカマ掘って大惨事と。

まぁここまでは、正直、私にも予想の範囲でした。いつか大事故を起こすと。これほど早いとは思いませんでしたが。

しかしここからが凄かった。

まだ事故車両の中に遺体も、そして恐らく生存者も居る状況で、車両を高架から叩き落したもんですから、車両の裂け目から、遺体(?)がボロボロと。さらに落とした車両をブルドーザーで、色々な物ごとバラバラにして穴掘って埋めると。

埋めるて。その発想はなかった。

で、事故調査も原因追及も何もしない間に、いきなり業務運転を再開し、再開した当日からまた車両トラブルで緊急停止。

それに対し中国政府

「日本の新幹線も、隠蔽されているだけで、実は大きな事故、故障を数多くしている」

ねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーよ。

また、死者数40名以内の謎の件は、まぁもう皆さんご存知でしょうからいいでしょう。

一昔前までなら、ここで終わってたはずですが、最近の中国は、人民の命はゴミ以下の扱いしかしませんが、人民の機嫌取りは一応するみたいですので、首相が現場に行って、思ってもいない謝罪を行い、一度は埋めた車両をもう一回掘り起こし、事故原因の調査をするふりをしています。大変ですね。頑張ってください。

と、ここまでは、驚きはしましたが、私の想像の、上限ギリギリではありますが、範囲内でした。

しかし、それを超えた事件。

ブルドーザーで車両を埋めた場所。当然作業中は一般人は入れませんが、作業を終えたら、封鎖は解かれますよね。
で、封鎖が解けて、そこの住人が行った行動。

献花台を設けて、花を添える。

ではなく

埋まってる鉄屑、アルミ屑、遺品その他諸々を、子供連れで皆で掘り起こし、売り捌いてます。
http://news4vip.livedoor.biz/archives/51813363.html

テレビでは、事故現場で泣き崩れる遺族の姿しか写しませんが、その横で行われているのは、このような目を覆わんばかりの鬼畜にも劣る蛮行です。

これは、さすがに、思いつかなかった。本当にその発想はありませんでした。

外国の話ですから、少しイメージが付きにくいですが、身近な例に当てはめるとその異常さがよく分かります。
日本の過去の凄惨な鉄道事故。古くは餘部鉄橋の落下事故、信楽高原鉄道の衝突事故、そして福知山線脱線事故。
その現場で、こういうおぞましい事が起こりますか?起こるわけがない。

私は今まで、何度も、中国の悪辣さを批判してきましたが、これはもう何と言うか、批判とか、そういうのを超えてます。コメントのつけようがない。

いずれにせよ。

日本はこれから、こういう国家とこういう国民を相手に、経済活動をしていかないといけないわけです。

暗澹たる気持ちになりますが、仕方ありません。

今回の件は、中国国内にとって、大きな問題提起となりそうです。場合によっては、これが切欠になるかどうかは分かりませんが、いずれ、天安門のような破局が訪れることは間違いないでしょう。

また、日本にとっても、今回の件は看過し得ません。

国家規模の話であれば、例えば、中国の新幹線特許の問題。このレベルの特許となれば、申請を出すにも莫大な金が必要になります。川崎重工が取ってないのは、まさに金の問題があるからです。しかし、中国という国は非常に残念な事ながら、国家戦略に関して日本の100倍くらいしっかりしてますから、国を挙げて、強引に後押しします。
日本も、手をこまねいていては、庇を貸して母屋を盗られる事になるのをよく理解して、厳正に対処すべきです。
また民間レベルでは、人道だろうが、コンプライアンスだろうが、場合によっては現地人の健康だろうが無視するくらいの悪辣さを持って、企業活動に当たらないといけない、という心構えが必要でしょう。

しかし、まぁ何と言うか。

そういうことをしないと持続的成長ができないグローバル経済って、一体、何なのでしょう?

その昔、国家を怪物だとした思想家が居ましたが、今や、その怪物さえも凌駕する魔物が世界を飲み込もうとしています。

我々は、果たして、何と契約すべきなんでしょうか。少なくとも魔物との契約は避けたいものですね。

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