また今度、と文末を締めた話題で、本当にその続きが書かれたことはないジンクスを今日こそ破りますこんちは。
というわけで、飛空士シリーズ最新巻のお話です。
てか、ここ読んでる人の中で飛空士シリーズを読んだ事がある人が、どの位いらっしゃるのでしょうか。
多分ごく少数でしょうが、まぁいいや。一部の人にしか分からないネタが8割を占めるここ馬の屍は今日も通常営業です。
前置きが長くなりました、そもそも「とある飛空士への恋歌」とは何ぞやという話ですが、私が絶賛して止まない「とある飛空士への追憶」の続編?との触れ込みで始まったシリーズで
フランス革命チックな革命でその座を追われたヘタレ王子様が、ジャンヌ・ダルクチックに革命の旗印にされた少女を逆恨みしてストーカーしあまつさえその命を狙うという酷い話です。
……かなり語弊はありますが、あながち間違ってないです、たぶん。
あと1巻では「続編?」2巻で「続編!?」3巻で「続編!!」となってファン狂喜とも言う。
ますます意味が分かりませんね。すいません。話を進めましょう。
ストーリーの根本は上記した復讐劇ですが、まぁそれを冒険活劇兼学園ラブコメ及びオタ臭で飾り付けたのが2巻まででした。正直、ここまでは、ファンの評価も辛い物が多かったですし、私も正直おなかいっぱいで、後の悲劇を盛り上げる準備も大概にして早く話を先に進めろと思ってましたが、先日発売された3巻で、一気に化けました。
少し詳しくいきましょう。
主人公である復讐を誓うヘタレ王子カルエルは、幼馴染のアリエルと共に「世界の果て」を目指す空飛ぶ島「イスラ」に、飛空士学校の生徒として乗り組んでいまして、まぁそこであれやこれやの学園ラブコメ。
憎き仇であるところのニナ・ヴィエントがその装飾を解いた姿で「クレア」として同校に在籍してる訳ですが、まぁもちろんヘタレ王子と惹かれ合うのがお約束ですね。ええ。そういう感じの学園ラブコメ。
カルエルやクレアの過去話と学園ラブコメが描かれたのが1巻及び2巻でした。長かった。
で、3巻に入り、物語は一気に動き出します。
敵ですね、敵。ここにきてようやく敵登場です。非常に好戦的、というか、問答無用で殺しに掛かってくる「空の一族」が登場します。名前はアレですが装備は近代的。さぁ飛空士シリーズの真骨頂空戦が始まる
訳ですが、これが、もう。
熱い!!
何がって??
照明弾ですよ!!照明弾!!!!
もう泣けます。絶対に。これで涙しない奴は人間じゃない。
3巻は、トピックが本当に色々ありました。
「追憶」読者としては、もちろん大騒ぎした部分がもっと後にありますがしかし、何と言っても、照明弾に勝るものはありません。
痺れた。本当に痺れました。
読まれていない人にはさっぱり意味が分からないと思いますが、是非、読んでやってください。
多くの人間に読んでもらわないと、照明弾が報われません(意味不明)
1巻2巻と苦行にも似た読書を強いられるかもしれませんが、しかしこの3巻はヤバイ。照明弾が本当にもう!!(落ち着け)
追憶を既読の方は是非。追憶を読まれていない人は、是非追憶を読んでから。
追憶既読の方が、3巻終盤以降の盛り上がりが当社比13倍くらい違います。
是非!!