読書のお話をした時、「本買って読む行為」にはそもそもバイアスがかかってるから、意識的に自分の価値観と異なる物でも読まないと、物を見る目は広がらないというお話を書いたかと思います。
http://pasture.s59.xrea.com/cgi-bin/cdiary/diary-tb.cgi/119
とは言え、なかなか800円支払うのは躊躇いが多いので、私なんかはネットで読売、産経、朝日、毎日、日経の各社説を毎日読むようにしてます(仕事しろ)
これが手軽で大変面白い。
先日の「インドともっと仲良くしよう外交」のお話でも、各紙の反応は
読売=大きく評価、推進すべし
産経=読売以上に評価、推進すべし
毎日=一定の評価を与えつつも箇所箇所で苦言
日経=事実を淡々と紹介、推進すべし
朝日=電波
となっています。読売、産経、日経の記事は予想通りでしたが、意外にも毎日の指摘は鋭く、左右のバランスが取れ読むべき点がありました。朝日は予想の斜め上の成層圏。
さて、この件に関する個人的見解は
「中国の価値を相対的に低くする事が、結果的に日中外交の主導権争いに有利に働き、国益に適う」
と言うものですが、そこまで露骨に書いてる新聞はなかったですね。
まぁ何にせよ色々な見方をこんなに手軽に知れる時代ですので、それを利用しない手はないと思いますから、暇な人は是非どうぞ
読売
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/
産経
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/ronsetsu.htm
毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/
日経
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/
電波
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
…電波といえば、今日の朝日も凄いですよ。
「内閣改造を前に―首相へ贈る「五つの反省」」と題し
>ならば仕方ない。僭越(せんえつ)ながら、私どもが考えた「五つの反省」を安倍首相に進呈したい。
と物凄い上から目線で書き始めた内容は
一、人事の重さを知る
一、危機管理の能力を
一、言葉に責任を持つ
一、基本路線を見直す
一、おごりを捨てる
…もう「お前が言うな」と。何様だと。つっこみどころがありすぎます。
最近の朝日は以前にも増してクオリティ高すぎ。毎朝笑わせてくれる。しかも無料。
いやほんと朝日のお陰で今日もネタができました本当にありがとうございますw