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ライブドア

のお話ですが。
散々騒がれてますね。
何時もの事ですが、昨日まで時代の寵児のように堀江を扱ってきたマスコミがこうなる
や否や、一瞬で掌を返し批判を繰り広げる姿が、非常に醜いです。
しかし特捜部が動くと同時に、これだけの報道が開始されるということは、かなり以前
からライブドアに関する様々な情報をマスコミは把握していたということでしょう。
情報を持ち、その非社会性を認識しながらも、非を鳴らす事をしない。
この国のジャーナリズムは、一体どうなっているのでしょうか。

しかし、人はどうも「当たり前の事」を忘れがちなものでして。
ライブドアやヒューザーやその他様々な業種業界企業、全部に言えることですが
「短期間に圧倒的な飛躍」を果たす企業というものは全て、違法かそこまでいかなく
ても脱法行為。まぁ要するに「危ない橋」を渡っているわけです。
当然ですよね。地道な努力なんてものは、地味な成長しか齎しません。
地道な開発の積み重ねが、ある日、画期的な新製品(或いは新サービス)に結びつき
飛躍的に業績を伸ばす事はあるかもしれませんが、一発逆転ホームランなんてものは
ないのが普通です。
成り上がりの社長なんてものは、叩けば幾らでも埃が出る人種です。これは絶対。
ですので、今更、驚くに足らないわけですが。
マスコミは空虚な批判を繰り返します。
「実体を伴わないライブドアのような拡大は何れ破綻をきたすんですよ」
実体を伴う金融取引があれば是非お聞かせ願いたいものです。
「結局、真面目に頑張って地道に成長するしかないんですよ」
小学生でも言えそうなコメントをよく臆面もなく。

と、まぁマスコミ批判はこの辺にして
私が気になったのは、特捜部が今、ライブドアに鉄槌を下すに至った背景です。
というのも、単なる警察とは違い「東京地検特捜部」が動く事による社会的な意義は
非常に大きな物です。では、様々な物を象徴するライブドアを追い詰める事による
社会的意義とは、どういったものなのでしょうか。

真先に頭に浮かんだのは、ライブドアのような新進の企業がこれ以上巨大化すること
を望まない政財界の領袖達の暗躍、という物ですが、特捜部は、そういった存在から
はフリーであって欲しいですし、またライブドアが遅かれ早かれ頭打ちになることは
見えていたでしょうからそういった動きを取る理由も乏しいのでこの考えは却下。

または、ライブドアは特にフジテレビとの抗争で表立ちましたが、ルールの抜け穴
を突くようなことが非常に多いわけで、そういった挑戦的な姿勢が、特捜部始め、
法の世界に住まう方々の反感を買ったのでしょうか。
これは勿論あるでしょうが「堀江ムカツク」という次元で動いて欲しくないので
却下。

或いはライブドアが肥大化し、また肥大化し尽くした後に、破綻することの社会的
ダメージより、今、この時点で杭を打っておくことが、最もダメージを抑えられる
と踏み、且つ、どのような企業であれ、法を弄ぶのは許されないという意思表示なの
でしょうか。
これは、ありそうですね。

まぁともかく、これから面白そうです。
堀江さんは、この危機を乗り切れるでしょうか?非常に興味深いです。
それもさることならがら
私の敬愛置くあたわざる希代の占星術師細木数子女史が、交流ある堀江貴文氏の危機
をまるで予見できなかったのが、奇妙でなりません。
今度、彼女が出る番組が楽しみです。

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