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レッツ

地デジ。女子アナからデジアナへ。などと意味不明な触れ込みで展開中の
アナログ放送終了→デジタル放送強制移行ですが。

著作権の問題、国費投入の是非など様々な問題を指摘されてもおりますが
私としましては、これは近年稀に見る大英断だと思います。

というのは
経済効果として、インフラ整備の為の巨額公共投資による各業種の特需
更に、テレビ製造販売業に齎される超ド級空前絶後の大特需
テレビ関連機器の付随的な特需などなどが期待されますね。
あと600m超のすみだタワー(w

まぁ、しかし、そんなことは正直どうでもよくてですね(ぉ

私が注目するのは「デジタル放送=インターネット」だということです。
つまり要するに、テレビシステムの強制変更は、強制的なインターネット編入ということになり、日本人全員が高速インターネット網に遍く組み込まれるというわけでして、これは途方も無いことです。

私はこの「アナログ放送終了デジタル放送完全移行」こそが真の意味でのIT革命だと思っております。Web2.0の本格始動ですね。メディアの革新が本当に現実味を帯びてくるわけです。
…いかに日本において、昨今のブロードバンドの普及によってインターネット人口が増えたとは言え、まだまだネット環境に触れられない人々が大多数です。また仮にネットに触れていても私達のように、ディープに関っている層はそれほど多くはない。パソコンや携帯という物を媒介にする以上、この辺の普及率が限界と言えるでしょう。

しかしテレビとなれば話は別です。

PCでテレビを利用する人間を除いて、テレビが今時、家に無いなんて人は探す方が難しいでしょう。デジタル放送移行によってほぼ全ての人間が強制的にネットに繋がれるわけです。これは凄い。
話はメディアの変革に止まりません。マーケティングから広告宣伝、販売形式など全ての経済活動にも変革の波は及びます。また更にユビキタスと言うSFチックな話がこれをもって、一気に現実味を帯びてきます。

これを革命と呼ばずして何と呼ぶか。

しかし問題もあります。情報リテラシーが高い人間と、低い人間との間に、今まで以上の決定的なデジタルデバイドが生じる恐れがあります。
全てが繋がり、全てができる、ということは、それを使えなければ全てできない、ということにもなりかねません。
セーフティネットが必要ですが、逆にそういう人たち相手に容易にサービスを受けられるようなコンテンツ提案という逆転の発想もアリでしょう。

という状況を踏まえ、5年10年後を考えると、今から準備を始めても遅いくらいなのですが、あいかわらずうちの会社は(ry
まぁそもそも5年10年後にうちの会社があるのかは甚だ疑問ですが(ぉ
しかしうちの会社がどうなろうとも、私はおそらく5年後も10年後も生きているでしょうから、今からそーゆーのに携わるのは大変意義があるでしょう。
というわけで、私は相変わらず自分のために頑張ります。


※因みに件のすみだタワー
    ↓
http://www.sumida-tower.jp/

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