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これまで

カレラ号は、実は韓国タイヤを履いてました。
いや、カレラ号を買った時にね、お店がサービスでつけてくれたもんで、全く気に入らなかったですが替えるタイミングを逸したまま今日まで来たわけです。NEXEN?のN3000とかいうタイヤでした。鬼のように安いドリフター御用達のタイヤですね。ウェット性能は一流でした。この5年でカレラ号の走行距離はおよそ15000km。タイヤの溝はまだまだ売るほどありますが、ひび割れが出始めゴムは完全に硬化してます。硬化したウンコタイヤを911で履くのは軽く自殺行為ですので、流石の私もカメラは後回しにして、主治医に相談。
POTENZA S001かPirelli P-ZERO ROSSOを勧められ、ピレリはすぐバーストしそうなので(偏見)BSを選択。
で、この土曜日、ミゾレまじりの雨の中、タイヤ交換に向かいました。

アップロードファイル 685-1.jpg
5年落ちのアジアンタイヤと、ブリヂストンの現行フラグシップを比較するのは余りにもフェアではありません。しかもド新品の慣らしも何も終わってない状態ですので、正確な評価など出来ようはずもありませんが、まぁファーストインプレッションということで。

履き替えて走り出して、店から道に降りる、その段差のいなし方からもう完璧に別物。また、これまでアスファルトの細かな凹凸を拾ってましたが、まるでベルベットの上を走るかのような滑らかなフィールです。タイヤどころか、足回り一式全て新品に変えたかのような激変っぷり。
走りの質感の次元が数段上がった印象。またロードノイズの低減も隔世の感です。ラジオが聞き取りやすくて仕方ない。
さて、高速に乗ります。といってもこの天候ですし、またド新品ですから全く踏めません。100kmプラスαでゆっくり走ります。この位の低速域では一般道と印象は大きく変わりません。滑らかなフィール。低いロードノイズ。轍を物ともしない高い直進安定性。このフィールと直安をどういう技術で
両立させたのか甚だ謎です。
テストの意味で一瞬だけ50くらいまで踏んでみましたが、特にフィールは変わりません。この程度の速度ではウェット性能に不安を覚えることは微塵もありませんね。同様に料金所からの2速フル加速も試しましたがホイルスピンもなければ、ぶれることもありません。完璧です。
というわけで、いいことずくめのようですが、ネット上のインプレにもあるように、この滑らかすぎるフィールがステアリングインフォメーションを若干スポイルするきらいがあります。特にステアの切り始め部分。コーナリングフォースの立ち上がりが、掌に返ってこない。とは言え、車の反応自体はリニアで且つ極めてシャープです。直進安定性との両立は見事と言えます。またこの症状は、ネット上の情報によるとタイヤ製造から4、5ヶ月の間に多いとのこと。私のタイヤの製造表示は0114つまり今年の第1週目ですからもう完全に出来たてほやほや。タイヤ自体の熟成が済んでいない可能性が高いです。
また、これまで私のカレラ号のフロントタイヤは何故か215/50/17で、今回純正サイズの205/50/17に戻しました。215から205に変えたことにより、相対的に扁平率が高くなった(ように感じる)事が私の感覚に作用している可能性もあります。
まぁいずれにせよ、高いコンフォート性とウェット耐性、直進安定性、低ロードノイズと全ての要件を高いレベルで満足させていることは間違いありません。POTENZA S001。流石はフラグシップタイヤです。
とりあえずは100kmくらい走って慣らしたのち、ドライでの諸々の印象、あとは少し山道も走ってみましょう。今回は全く試せなかったグリップ性能を見て、ちゃんとしたインプレとさせて頂きたいと思います。

あと話は変わりますが
面白い絵が撮れましたので少し。

アップロードファイル 685-2.jpg
アップロードファイル 685-3.jpg

たまたま入庫していた996のGT2とのストローク比較。
カレラ号のスポーツカーとしては異常なほどのストロークの深さと、GT2の驚異的なショートストローク。
同じポルシェでもこんなにも違う。面白いメーカーです。

って、何年ぶりに車の話をしたでしょうかねw

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