コンビニでヤンマガを立ち読みしている所を、会社の女性に見つかるという初歩的なミスを犯したものの
「かのんさんってマンガとか読むんですか?」
「読みますよーでも流石にこの歳でマンガは買えないんで、立ち読みですませるんですw」
「へー意外です。小説とかしか読まないと思ってましたw」
「はははwww」
こういう時は、一切の動揺を見せてはいけません。
少しの恥じらいを見せながら、素直に認める事が肝要です。
会話の一部に若干の嘘が混ざってますがそれは気にするな。
あと間違っても「コミックス」などという単語を用いてはいけません。オタなら混同しようが無い言葉を敢えて混同し誤用する事が白マントを疑う同族からの猜疑すら退けます。それにプラスして、出来る限り平易な単語で会話する事も欠かせません。小難しい言い回し、そうまさにここで私が使うような単語はオタ臭さが酷いですから、使用は厳禁です。
…かように白マントの鉄壁さを再確認しつつも、しかし唐突に、ふと、ある疑問が浮かびました。
-もしかすると、この白マントがダメなんじゃないか?-
-この白マントが「隙の無さ」の元凶ではないのか?-
確かに。白マントは、スイーツとの円滑な人間関係を構築するのには欠かせませんが、しかし一方で喪女腐女子を退けてしまいます。
では、私はプライベートでスイーツと付き合えるのか?
無理ですね。不可能です。有り得ません。
どちらかと言うと、喪女や腐女子の方が圧倒的に性に合います。
にも関わらず、それを退けてどーするよ?
……お、おぉ
しかしかと言って白マントを脱ぐわけにもいきませんからね。どうすればいいのか。
私を理解して頂くのに一番手っ取り早いのは「ここ」を見せる事ですが、それは幾らなんでも危険が危ないw
てか、そう言えば今まで付き合ってきた相手にすら一度も見せた事がないですね。
………なんか、ダメだ。そりゃダメな気がする。
自然体でいきましょう。そうだそうしよう。来年のテーマはそれで。うん来年から本気出す。