と言って首が飛んだ防衛相の久間さん。
私も見出しを読んだ瞬間は、防衛大臣の顕職にありながら何トチ狂ったことぬかすかこの売国奴。と思ったわけですが、しかし、発言の前後を読んでみると、どちらかと言えば
原爆投下を正当化はできないが
嫌々ながらも仕方がないと思うようにしている。
と受け取るほうが正しいような気もします。
まぁそれにしても真意が伝わり難すぎて誉められた発言じゃありませんがね。
そもそもこのような発言が出た背景に何があるのかと考えてみると
どうにも、アメリカの「慰安婦問題を公式に謝罪しろ」との例の決議があるように思えます。本当にアメリカは何様のつもりなんでしょうかね。
そして、それに対して久間さんは
「日本は原爆のことで文句言ってないんだからテメェらとやかく言うなボケ」
という意図を含んで発言をしたのでは?
だって今まで散々アメリカに喧嘩売ってきた彼が、ここに来ていきなり原爆は仕方ないなんて言うのはおかしいでしょう。アメリカへの牽制と見るのが妥当です。
しかしまぁ当然のごとく、野党マスコミ含めてまたギャーギャー騒いだもんでして辞任に追い込まれちゃいました。残念。
さてこういう大騒ぎになると
「日本は原爆のことをまだ許しているわけでない」
というアナウンスになるわけですが、アメリカはどう捉えるんでしょうか?と思ってると、核不拡散の特使とやらが
「原爆が結果的に数百万の日本人を救った」
とかほざいてましてその役職と発言の乖離っぷりに驚き、原子炉に放り込んでやろうかと思いますが。
まぁしかしそれがアメリカの本音であり「正義」なんでしょう。因みにその論理でいくとイスラム同士の戦争を未然に防ぐためとか言ってイランに核ミサイルぶち込んでも正義になりますね。凄い正義。さすがアメリカ。自由すぎます。ビバ・デモクラシー。
さてではそもそも何故、慰安婦の問題をアメリカが言い出したのか?
…まぁ実は昔から何度かその手の議案が上がって、そのたびに没になってたんですね。先導且つ扇動したのは下院のマイク・ホンダとかいう、超が付くほどの日本嫌いで有名な日系何世かの議員。よほど暇なのか或いは妄執に駆られたのか、飽きもせず騒ぎ続けてきたと。
本当に一体何なんでしょうね。自らの出自が日系人であることに極度に歪んだコンプレックスを抱いているとしか思えませんが、もしかすると「日系」と名乗ってはいますが実は「k(ry
…また去年、韓国の自称慰安婦の人たちが自作映画とともに下院に乗り込んで盛んにアプローチしてましたね。
ちなみにその自称慰安婦の方の証言によると、日本軍は20万人もの妙齢の女性を慰安婦として働かせていたそうです。20万人。凄いなー日本軍。
そういえば南京大虐殺の死者数がついに40万人を突破しましたね。銃剣で40万人も殺して死体の一つも残さない。凄いなー日本軍。まぁそれは余談。
…と、そういう痛々しい努力の結果この度晴れて議決に至ったと。
さて。もうげんなりですが。
というわけで日米の関係がよく分からないことになっていきそうでして。
麻生さんなんかはそれを懸念してますが、仮に日米関係がぎくしゃくしたら得をするのはどこか?まぁ筆頭は特アの連中ですね。
特に最近ようやくイージスを導入していきがってるあの国辺りとしては、日本の軍事力(特に空軍力)の増強はよろしくないでしょうから、件のF22導入にもう一回、水をさしときたいってのもあるかもしれません。
さて、とは言え冒頭で述べたとおり、この一件が結構大きな問題になりましたので十分なアナウンス効果が期待できます。
「お互いグチャグチャ言うのは止めよう」
というあんばいでいい落としどころがみつかるかもしれません。
まぁとにかく、あの正義馬鹿どもにとやかく言われる筋合いは1mgもありません。ローゼン閣下の手腕を期待しましょう。
何にせよ、他の国の連中の思い通りになるのは極めて馬鹿馬鹿しいですので
もう少し大所高所から見た国益に沿った議論なり報道なりを是非して頂きたいところですが、目先の選挙しか頭にない永田町の人たちに期待しても仕方がない、という当たり前のことを再確認させてくれた一件でした。
どちらもしょうがないでは済まないんですがね。げんなり。